2週続けて畑に出かけましたが、畑での私の楽しみのひとつが読書。
今では自宅でも静かな環境で読書を楽しめるようになりましたが、畑の家でのんびりと・・・他にすることがないと言えばそれまでなんだけれど、本を読むのは
環境の違いもあっていい感じです。
このところ持参するのはムックと呼ばれる大型の本や雑誌と単行本、そして文庫本の3種類がほとんどですが、3冊とも目を通すのは稀。
新しく買ったものがあればそれを持って行きますが、そうでない場合はそのとき読み返したいものをチョイスしています。
今月の半ばに出かけたときに、5年前に買った雑誌を持って行きました。
「うかたま」というタイトルの雑誌をご存知でしょうか。あまりメジャーな名前ではないので、ご存知ない方も多いのではないかと思います。私も
数年前までは知りませんでした。
最初に目にしたのは、農協のスーパーで相方が読んでみたいと言うので買った「現代農業」という雑誌の中の広告でした。
その「現代農業」と同じ出版社、農文協というところから出版されている季刊誌が「うかたま」です。
5年前のこの号は出版から10年ということで、それまで紹介したレシピの中から実際に作っておいしかったものという特集で、今回久しぶりに見てみると
前に見た時より食べてみたいなと思うものが増えた気がしましたね。好みの変化かもしれません。
久しぶりに読んで面白かったので、最新号はどんなんかな?と調べてみると、豆料理の特集が組まれていました。
豆料理というと、甘い煮豆がほとんど。私はその甘い煮豆があまり好きではないので、甘くない豆料理のレパートリーを増やしたいと以前から考えていました。
豆って体によさそうな雰囲気があるじゃないですか。食物繊維も豊富だし。
ということで、帰宅した次の日だったかな、買い物ついでに書店で購入。
豆料理も興味あるけれど、相方にも見せたかった記事が箒の作り方。
ちょうどコキア(ほうき草)を植えていることもあって、相方も興味深そうに読んでいました。
この「うかたま」に載っているレシピなどは、料理家さんのものももちろんありますが、農家さんのそれもたくさん載っているのが他と違うところ。
出版社の名前に「農」の字がつくだけのことはありますね。
あの、「暮しの手帖」みたいに全く広告がない、というわけではないですが、その数は本当に少ないです。これでよく15年も続けられるな~と妙なところに
感心したり。
「現代農業」にしても、毎月よくネタがあるなと思います。こちらも広告は少なめ。
至って地味~な出版社だと思います。最近よくある、豪華な付録がメインのような雑誌を出しているところとは一線どころか十線くらい隔しているんじゃないかなと
思えるほど。質実剛健・・・と言うには少し緩いところもなくはないけれど、何についても声高過ぎないところも私には好ましい。押しつけがましくないのよね。
そんな地味~で、かつ真面目な感じがなんだか好きで、雑誌をほとんど買わない私としてはかなり珍しくこうしてたまに買っているわけです。
ちょうど乾物ゾーンに一昨年収穫された黒豆が残っていたので、早速載っていた通りにさっと洗って鉄のフライパンで炒り豆を作りました。シニアの歯には
少々固くて心配だったので酢と醤油少々にひたるくらいに浸けてみました。夏に酸っぱいものを摂っていたので、以前よりかなり強めの酸っぱさも平気になり、
香ばしさもあっておいしく食べています。次はチリコンカンもどき?でも作ってみようかな。