咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

面白くなってきた

2025-01-28 21:16:00 | レビュー

[ポチッとお願いします]

 この正月からスタートの大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」、一昨夜放送の『雛(ひな)形若菜』の甘い罠(わな)、いよいよいいところで、思わぬ落とし穴にはまってしまった蔦重(横浜流星)、一体これからどのような歩み方をするのか。
 一筋縄ではいかない連中ばかりがまかり通っている吉原界隈、正に魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界である。

 忘八の寄り合い、人にあらずを旨とする吉原を取り仕切る個性豊かな面々。
 育ての親・駿河屋市右衛門(高橋克実)を筆頭に扇屋宇右衛門(山路和弘)、松葉屋半左衛門(正名僕蔵)、大文字屋市兵衛(伊藤淳史)、りつ(安達祐実)などの多くの顔ぶれが蠢いている。

 その寄り合いで蔦重に花魁の錦絵を作成するよう厳命、費用は花魁たちの入銀で・・・と。
 思案の挙句、平賀源内(安田 顕)から資金調達の方策の手がかりを得た蔦重、いよいよ呉服屋を取り込んで・・・と思いついた矢先、西村屋(西村まさ彦)がやって来て共にやろうとなった。
 呉服屋の入銀で錦絵の制作を順調に進める。
 
 錦絵が完成するまでに思いもよらないことが起きる。
 礒田湖龍斎(鉄拳)が書き上げた原画を預かっていたが、ふとしたことから濡らす羽目に。
 ところが、この原画を下に写しをものの見事に書き上げたのは、ほかならぬ孤児の唐丸(渡邉斗翔)だった。
 ビックリ仰天の蔦重・・・。
 この子が歌麿か、写楽か・・・と、ネット上で話題に。

 一方、錦絵作者の湖龍斎を演じる鉄拳の素顔が・・・。
 これまた、ネット上で話題になっていた。
 そのような出来事を挟みながら完成した錦絵、やはりそれ相応の出来栄えだった。
 いよいよ、お披露目となり版元となるはずの蔦重(耕書堂)だったが、そこに鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)と鶴屋喜右衛門(風間俊介)が現れ、出版界の掟で新参者は版元に慣れないと厳しい口調で言い放った。

 おいおい、甘い蜜に群がる蟻の群れ・・・か。
 悪役のお二方登場なのか。
 このドラマを見ている多くの視聴者、腹立たしい思いだったかも。
 こちらも、思わず蔦重にのめり込んで見入ったもので。
 その時代も、今の時代も代わり映えのしない人間の世界が垣間見られる。

 次回以降がさらに面白い展開になりそうな予感で終わった。
 一方、城中では、後の老中・松平定信(田安賢丸・寺田 心 )と田沼意次(渡辺謙)の確執も芽生え始めており興味津々。

 期待感も膨らむ、いいね!!(夫)



下記のバナーへのクリックをお願いします。ご協力、ありがとうございます



映画「アドヴィタム」

2025-01-22 20:16:00 | レビュー

[ポチッとお願いします]

 フランスとベルギー合作の標記の映画、98分間と手ごろな長さのものだった。
 サスペンスアクション映画の部類。
 ちなみに「アドヴィタム」とは、映画上の翻訳では「命ある限り」とのこと。
 映画を見終えるとその翻訳名が分かってくる。

 高層ビルの壁際の点検中、一人が不可抗力なのか一気に下方へ落ちていき何とかストップ。
 それは元特殊部隊GIGN(国家憲兵隊治安介入部隊)の隊員だった男・フランク。
 ある任務に失敗しGIGNをクビになり、今は身重の妻とつつましく暮らしている。
 
 ある日、突如覆面の男たちが自宅に乱入し、妻と二人抵抗するも妻が人質に獲られフランクも捕まってしまった。
 フランクがあの失敗した事件の真相を解明すべき証拠品を保管している鍵、その証拠品が狙いの男たちと分かる。
 当該証拠品と妻の交換を条件に乱入した男たちは立ち去って行く。
 
 ここから物語は過去へと遡る。
 フランクが失敗した任務とは、乱入してきた男たちは何者なのか。
 物語が過去に遡ることで徐々に分かってくる。
 
 また、妻も元特殊部隊GIGN(国家憲兵隊治安介入部隊)の隊員であった。
 そのため、身重ながら抵抗する冒頭のアクションに・・・おや、と思わせられる。
 
 過去の物語から現代へと戻ったところで、主人公のフランクが妻を取り返すためにあの正体不明の男たちに挑む反撃がはじまる。
 その際に同じくあの事件で負傷しGIGNを辞任している元隊員の協力の下、妻奪還のバイオレンスシーンが展開・・・。
 
 と、その前に正体不明の男たちの首領格の男は、さる男を殺害しその銃にフランクの指紋をつけることで、フランクは殺人犯としてフランス警察から追われる身でもあった。
 対警察の追跡を交わしながら、妻を取り返すために壮絶なアクションシーンが次々と展開する。

 最後まで・・・どうなる、どうなる。
 なじみのない俳優陣、そのために返ってサスペンスアクションとしての面白さが倍増するようであった。
 と、そのように思いつつエンディングまで見入ってしまった。

 当方には、面白い作品と思ったものである。(夫)
 

下記のバナーへのクリックをお願いします。ご協力、ありがとうございます



「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」はじまった

2025-01-08 22:25:00 | レビュー

[ポチッとお願いします]

 2025大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」もいいね。
 千年前の時代絵巻の物語から一転、今回は江戸時代半ばの100万都市江戸吉原を舞台にした物語が展開。
 出演者もとても多くて、どの俳優さんがどのような役柄とひと言では言い表せない面白さが第1回から展開していた。
 
 物語の始まりは、“火事と喧嘩は江戸の華”とまで言われた江戸の大火からスタート。
 江戸三大大火の一つ明和の大火とのこと。
 実際に火事用のセットを燃やし、そこにCGを被せながらこの大火の中で、江戸の人々が逃げ惑うシーン。
 その火事は遊郭の吉原を焼き尽くし、そこに主人公の蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)が、吉原の女郎や子供を助けるシーンからスタート。 
 明和の大火の様子が上手く描かれていたと思われる。
 冒頭からうならせるシーンがスタート。

 それから1年半後、本格的に物語が動き始める。
 茶屋で働きながら、貸本業を営んでいる蔦重が日々忙しくしている。
 子供の頃、幼馴染の花魁(おいらん)・花の井(小芝風花)と共に朝顔(愛希れいか)に可愛がってもらっていた。
 その朝顔は病に倒れ、食べるもののろくに与えられず亡くなってしまった。
 
 亡くなった何人もの女郎たちは、埋葬前に身ぐるみ剝がされて何も身に付けないで埋められるシーン。
 そこに涙ながら蔦重がやって来て、朝顔に衣類を被せ昔お世話になったことを回顧する悲しいシーン。
 
 それぞれの店のため懸命に働きながら、病などになると食べ物もろくに与えられない不条理に耐えかねた蔦重が一念発起する。
 どうしたら、吉原にお客が戻り繁盛するようになるのか。
 
 引手茶屋・駿河屋の主人市右衛門(高橋克実)をはじめ女郎屋の主人・松葉屋
半左衛門(正名僕蔵)らの大勢いる寄合所に訴え出る蔦重、だが全員から一笑に付される。
 それでも訴えると、義父の駿河屋市右衛門の怒りを買って、階段から蹴落とされるがそれでも何とか手立てを考えつこうと奔走する。

 最後は時の老中・田沼意次(渡辺謙)に拝謁することを得る中で、意次からお思いもよらない知恵を授かる。
 もっとも、この時代一庶民が老中に拝謁できるわけもないが、今回の物語上では悪名高い意次の人間的な温かみのある人物像を描くのであろう。
 そのための意次と蔦重の対面を持ってきたかも・・・。
 
 もっとも、最近の新たな知見では、意次は中々の人物であったとの評価が上がり見直されつつあるらしい。
 それを増幅するため、渡辺謙さんの抜擢なのかな・・・。

 蔦重は何度も苦渋を飲みながらも、持って生まれた度胸とやさしさ、人間味豊かな性格で大きく成長する様子が徐々に描かれるものと思っている。
 毎週、毎週のこの時間帯が楽しみになって来る。
 
 何しろ。吉原のバックヤードまで描かれる今回の大河ドラマ、それだけでも面白そうであると思っている。
 Good!!(夫)


下記のバナーへのクリックをお願いします。ご協力、ありがとうございます



雲霧仁左衛門ファイナル

2024-12-29 15:38:38 | レビュー

[ポチッとお願いします]

 年明けの5日(日)NHKBSにおいて、午後7時から「雲霧仁左衛門ファイナル」がはじまるとのこと。
 昨日の土スタに主役の雲霧仁左衛門を演じる中井貴一さんがゲストで出演。
 同名ドラマの裏話や共演者からのコメントも・・・。
 それぞれ、楽しく見入ることが出来た。
 池波正太郎原作の雲霧仁左衛門が、NHKBSで京都松竹撮影所とタイアップし制作されたのが2013年だったらしい。
 原作も前編・後編となっており、2つのシリーズで終了となったが、本格的時代劇復活となって同番組も人気を博したとのこと。
 
 中井貴一さんらがここで時代劇の灯を消すわけにはいかない、本格的時代劇を続けるためにも是非シリーズ化できないだろうか、とスタッフ一同と協議。
 その結果、故池波正太郎先生の親族の方の許可を得て、原案ということでシリーズが始まったらしい。
 
 10年以上も続いた本格的時代劇「雲霧仁左衛門」も一旦完結と云うことで今回ファイナルというサブタイトルで制作されたようである。

 雲霧仁左衛門VS火付盗賊改・安部式部の構図がとてもいい。
 安部式部を演じる國村隼さんも毎回、毎回楽しみであるとか。
 敵対関係にありながら、仁左衛門が元武士でありその生き様にやや共感する部分もあって、捕縛しなければならないが・・・。
 
 まさに池波小説そのものの神髄でもある。

 一方、新春5日(日)午後8時から総合で新たな大河ドラマがはじまる。
 江戸を舞台に描かれる「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」もちょっと魅かれそうな物語のようである。
 ここには、火付盗賊改・長谷川平蔵が出て来るらしい。
 池波小説の人気シリーズの「鬼平犯科帳」の主人公でもあるが、大河ドラマに出て来る長谷川平蔵はどのように描かれるであろうか。
 
 脇役としての登場であるが、興味津々でもある。

閑話休題
 ところで、昨日の2024年最後のG1レース「ホープフルS」では、イチオシの6番クロワデュノールが素晴らしい強い勝ち方を見せてくれた。
 来年のクラシック三冠レースにも大きな希望が垣間見られた。
 それほどの逸材のようでもあった、あのコントレイルと同じ道を歩んでおり、大いに楽しみなPOGで応援する競走馬である。
 
 レース結果は、3着にブービー人気の11番ファウストラーゼンが向正面から動き、最後まで渋太く粘り込んでおり・・・。
 当方、馬券にはならなかった。

 それでもクロワデュノールの今後の活躍が楽しみになるから嬉しくなった。(夫)
 

下記のバナーへのクリックをお願いします。ご協力、ありがとうございます


映画「セキュリティチェック」(2024)

2024-12-25 20:37:10 | レビュー

[ポチッとお願いします]

 ネットフリックスで今月半ばごろから新たに配信されている標記の映画。
 ちょっと面白そうなので見ることに・・・。
 映画の冒頭、怪しき人物が死の商人らしき人物とある危険な物質の取引をするが、取引後にその怪しき人物(シャドウで顔が見えない)は、死の商人と配下の男を暗殺し火を放って消えて行った。
 何、なに・・・。
 札束に仕掛けられた毒物で死の商人が即死するから、一瞬何が起こったのかと思ってしまった。
 
 これからどうなっていくのかと、思いを巡らせつつ見ていた。
 すると、仲の良い男女に赤ちゃんが出来たとの話で盛り上がるシーンへ。
 この二人の男女は、主人公とヒロインと後ほど判明。
 二人ともロサンゼルス空港の職員。

 男性の方はイーサン(タロン・エジャトン)、警察官を目指していたが土壇場で不合格になったものの運よくロサンゼルス空港職員になっていたらしい。
 赤ちゃんができることで、上を目指そうと相当に張り切っている。
 ある日、セキュリティチェックの担当を行うこととなった。
 
 ここから本筋の物語が動き始める。
 空港内の監視カメラ映像に侵入した(ハッキング)怪しき人物。
 監視カメラ映像を乗っ取られる怖さも垣間見られる。

 この日のセキュリティチェックの担当が、これまでの担当者からイーサンに変わったことで、イーサンの身辺を仲間に探らせて弱みを見出した。
 つまり、その弱みとはおなじ空港内で働く恋人(ソフィア・カーソン)と判明。
 恋人の命と引き換えにある旅行者と手荷物を黙って通過させるよう怪しき人物がイーサンへ指示をする。

 ここから、犯人側とイーサンやロス市警の刑事たちとの静かな攻防戦から、アクション編へと展開するサスペンスアクションドラマとなっていく。
 次はどうなるのか、空港内に怪しき動きの犯人側の仲間がいた。
 その男と対峙することとなるイーサン・・・。

 次々と展開も早くなって・・・。
 最後は・・・!!
 思わず面白かったとの感想が出てくる。
 主人公のタロン・エジャトン、どこかで見たことのある俳優さん、後ほど調べると「キングスマン」に出演していた。
 なるほど!!(夫)

[追 記]~あらすじ~
 アメリカ運輸保安局の職員イーサン(タロン・エジャトン(別名エガートン))は、謎の人物から脅迫を受ける。謎の人物の指示は危険物をセキュリティチェックで通過させて、クリスマスイブに飛び立つ航空機に載せろというものだった。イーサンは脅迫犯の計画を阻止しようとする。(シネマトゥデイ抜粋)


下記のバナーへのクリックをお願いします。ご協力、ありがとうございます


ストレートに表現され

2024-12-10 20:28:05 | レビュー

[ポチッとお願いします]

 『あなたと殿はいつからなの? 私が気づいていないとでも思っていた?

 いよいよ、最終回を迎える2024大河ドラマ「光る君へ」。
 千年の時を経て紡がれる源氏物語の原点。
 縦軸に流れる道長(柄本佑)とまひろ(吉高由里子)のほのぼのとした恋物語。
 横軸に流れる藤原一族と朝廷、それを取り巻く人間模様。
 
 戦国時代のような合戦シーンもほとんどなく、宮中を中心とした雅な平安時代が活写されているが、物語を巧みに展開させる大石静さんの脚本の素晴らしさで最後まで魅せられている。
 もちろん、その脚本をさらに色付けしてくれる俳優陣の演技力。
 きっと、最終回も目を皿のようにしながら見いることであろう。

 と、その最終回を楽しみにさせるような、どうしても視聴者に最終回をご覧あれと云わんばかりの脚本となっていた前回の展開。
 
 大宰府迄の旅に赴いたまひろ、その大宰府で経験したことのない人生最大の危機に遭遇し大きな悲しみにも出会った。
 焦燥しきって京の都に帰って来たまひろ。
 旅のお土産話をすることもできないくらいの心身の疲れ。

 太皇太后彰子(見上愛)の下へ参謁したまひろは、「旅の話を聞かせておくれ」と催促される。
 ところが、あまりの出来事を経験しており、とても言い出せないので柔らかくお断りをしていた。
 参謁を終えると道長の正室・倫子(黒木華)の下へ来るよう案内があって、その足でまひろは倫子の下へ参上した。
 
 倫子の昔話の折りにまひろは、驚愕するような倫子のストレートな表現を受けてしまった。
 「それで…あなたと殿はいつからなの? 私が気づいていないとでも思っていた?」。

 度肝を抜かれ、目を丸くしたまひろ!!
 そのシーンでエンディングとなった。
 
 現代社会であれば、女のバトル、修羅場を見ることとなるところ・・・。
 一方、千年も昔の時代背景、まさか修羅場にはならないと思うけど。
 男尊女卑の厳しい時代背景、一夫多妻は当たり前の貴族社会。
 
 ならば、如何様な解決策になるものか。
 正に脚本家の出番。
 その意味合いでも、是非にも見ておきたい最終回になってきた。

 この一年、なんだかんだと云って楽しませてもらった大河ドラマ「光る君へ」、とても素晴らしい物語になっていたと思う。
 
 来年の大河ドラマは、400年くらい前の江戸時代の華やかな物語のようである。
 これは、これで楽しみにしている。(夫)


下記のバナーへのクリックをお願いします。ご協力、ありがとうございます


刀伊の入寇(といのにゅうこう)

2024-11-28 21:24:00 | レビュー

[ポチッとお願いします]

 残すところ3回となった大河ドラマ「光る君へ」、来る12月1日(日)では平安時代最大の対外危機と呼ばれた「刀伊の入寇」が描かれるらしい。
 壱岐、対馬を侵略した極悪非道の異民族、海賊の如き輩で刀伊とも呼ばれたらしい。
 その後、博多湾へ攻め込み九州上陸を目指したとのこと。
 
 その頃、大宰府に大宰権帥(だざいのごんのそち)として赴任していた藤原道長(柄本佑)の兄の子、つまり甥の隆家(竜星涼)は、その刀伊と対峙することとなったようである。
 
 この時既に道長は出家をしており、その翌年の出来事らしい。
 「刀伊の入寇」は有名な話らしいけど、今回の大河ドラマにおいては、どのような取り上げ方がされるものかと思っていた。
 いつものパターンのナレーションだけで終わるのかとも思っていた。
 いくら平安時代の対外危機であっても、取りあえずは京から遠く離れた遠国の出来事、そのため詳細には描かれないであろうと・・・。

 すると、脚本家の大石氏は、さすがである、いつもながらこの「光る君へ」の描き方には、様々な趣向を凝らしながら巧みに描かれている。
 感動も交えながらのドラマ展開に誘われている。
 
 今回、その平安時代の大きな問題を描くのに主人公・まひろ(藤式部・吉高由里子)を道長と別れさせて旅に赴かせる趣向・・・。
 それも最後の旅は、大宰府だった。
 夫・藤原宣孝(佐々木蔵之介)の赴任地を見知っておきたいとの思いからであった。
 これにより、主人公が現地にいることから、「刀伊の入寇」を描くための物語の広がりも描かれるものと思われる。
 
 もっとも、予告編をちらりと見たのみであるから、どのようなストーリー展開になるものか分からないけど・・・。
 
 いずれにしても歴史に残る藤原隆家の活躍が、心地よく紡がれるものと思っている。
 ちょっと、楽しみに待っていたいものである。(夫)

(下記のバナーへのクリックをお願いします。ご協力、ありがとうございます






映画「CIA特殊ユニット スローアウェイズ」(2015)

2024-11-20 19:44:44 | レビュー

[ポチッとお願いします]

 相変わらずネットフリックスにて映画を見ている。
 標記の題名の映画で、コメディータッチのB級映画の部類に入るものとか。
 まぁ、そのようなことはどうでもいいと思いつつ見ていた。
 
 ハッカーとして凄腕の男・ドリュー・レイノルズ(サム・ハンティントン)は、長年CIAから目をつけられていたらしい。
 ついに捕まってしまい、CIAに協力するか、刑務所で50年間暮らすかと迫られる。
 その任務は「軍事国家に雇われた謎の凄腕ハッカーによって盗まれた世界を破滅に導く機密情報のキーの奪還と、その計画阻止」とのこと。
 
 ドリュー・レイノルズを指揮するCIA捜査官は、ジェームズ・カーンが演ずる役柄だった。
 最初、画面に登場するもどこかで見たことのあるような、相当に老けており直ぐには分からなかった。
 物語が進むうちにジェームズ・カーンと分かってきた。
 実に懐かしいと思いつつ見ていた。

 ドリュー・レイノルズの相棒には、CIAの優秀な人材が用いられるも、彼は自分でユニット組むメンバーを探すことを許される。
 選んだ3人は、落ちこぼれの捜査官たちだったが、3人とも何かに秀でた面々であった。
 
 捜査に使う車は、運転手役の男が乗りこなすオンボロ車だったから、のっけから奇妙なものと思いつつ見ていた。
 機密情報のキーの行くへを巡って、様々な人物が登場するも、ドラマ展開するうちに徐々に分かってくる。
 殺人マシーンのようなロシアの女スパイ。
 
 クライマックスでは、ドリュー・レイノルズが好意を寄せているユニットの女性の捜査官とロシアの女スパイとの格闘シーンも織り込まれているが・・・。
 まぁ、B級映画だからこんなものかなと思いつつ見ていた。
 
 運転手と暴れ者の捜査官二人で敵方の軍隊を翻弄し、最後は敵方の将軍が戦車で応戦するものの、奇策をもってその戦車もろとも破壊する荒唐無稽なシーンもある。
 ドリュー・レイノルズが敵方のハッカーから、キーを奪うも高所から落下させて苦肉の策で世界を救うというエンディングも・・・。
 どこか滑稽なところもあるから、やはりコメディータッチなのだと思ってしまう。
 
 それでもほとんど知らない役者さんたちの奮戦ぶりを最後まで見入ってしまった。
 時間つぶしにはいいものであったが、続編が出来そうな雰囲気で終わりを迎えていた。
 ちなみに刑務所か、CIAに協力するかと云われたハッカーのドリュー・レイノルズが、正式にCIA捜査官となって、例の3人組とユニットを組むところで終わった。
 ちなみにドラマの終盤にオンボロ車は、破壊してしまっており新車が与えられていた。
 
 思わず笑ってしまった。(夫)

[追 記]~あらすじ~
 世界に悪名をとどろかす名うてのハッカーのドリュー・レイノルズは、長年目を付けられていたCIAにとうとう捕まる。CIAは自由と引き換えに、ある仕事をドリューに命令する。それは軍事国家に雇われた謎の凄腕ハッカーによって盗まれた世界を破滅に導く機密情報のキーの奪還と、その計画阻止だった。ドリューは自分で選んだメンバーでチームを編成することを条件にその仕事を引き受けるが…。
(ソニーピクチャーズ抜粋)


(下記のバナーへのクリックをお願いします。ご協力、ありがとうございます


完結が近い大河ドラマ「光る君へ」

2024-11-05 20:22:22 | レビュー

[ポチッとお願いします]

 『おまえは…俺より先に死んではならぬ』
 『死ぬな』

 2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」、平安絵巻の雅な物語もいよいよ完結へ向かっている。
 残すところ5話か、6話と思われる。
 
 先週の「川辺の誓い」(第42回)では、三条天皇(木村達成)が道長(柄本佑)の力を削ごうと懸命になる。
 三条天皇は、道長の娘・妍子(倉沢杏菜)を東宮とし、東宮妃・すけ子(朝倉あき)を皇后にすると道長に告げた。
 これに対し道長は自らの力の大きさを見せつけるため、ある図りごとをめぐらす。

 その後、道長は体調不良となり寝込んでしまう。
 病状も少し落ち着いたころ、宇治の別荘に滞在していた。
 すると百舌彦(本多力)が気を利かせて、密かに藤式部(吉高由里子)に面会し道長の病状を報告し別荘へ案内をする。

 川面の心地よい風を受けながら目を閉じている道長の下へ、藤式部が赴いて側近くに座していると道長がゆっくりと目を開ける。
 すると、眼前に藤式部が座しており一瞬驚く仕草をする。
 
 二人が会話を交わす中で、藤式部が二人だけで川辺を歩きたいと申し出る。
 杖を頼りに歩く道長と藤式部は川辺にて、心地よい風を受けながら語り合う。

 病に苦しむ道長のことを思い、藤式部は源氏物語も書き終えたからそろそろ自分も逝ってもいい、共に逝っても良いと云うようなことを言い出す。

 すると、道長は冒頭の言葉を発する。

 『おまえは…俺より先に死んではならぬ』
 『死ぬな』

 これに対して藤式部は・・・。
 『ならば道長様も生きてくださいませ』
 『道長様が生きておられれば私も生きられます』
 
 と、返す。
 愛する藤式部の心根を汲み取った道長、元気を取り戻すのではないだろうか。
 この川辺における二人の愛情深いやり取り、美しい風景の中でのシーン。
 視聴者の心を捉えるものだった。

 返りみるに我が家では、認知症を患い要介護4となっている妻には、当方より先に死んではならぬとは言えない。
 当方が先に逝くわけにはいかない、先に逝くと残された妻のことが気がかりである。

 ドラマを見ながら、ふ~っとそのようなことが脳裏をかすめた。(夫)



(下記のバナーへのクリックをお願いします。ご協力、ありがとうございます


朝ドラ「ばけばけ」主人公決まる

2024-11-01 20:48:20 | レビュー

[ポチッとお願いします]

 『外国人の夫、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と共に、「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語です』(NHK公式HP抜粋)

 来秋のNHK連続テレビ小説は、松江が舞台となる上記の物語「ばけばけ」に決まっている。
 その報道があってから、当地では主人公小泉セツがモデルの松野トキを演じる女優さんは誰であろうと、あの人かな、この人かなと興味津々であった。
 大河ドラマ「光る君へ」に出演している黒木華さんが演じてくれるとお似合いかな・・・と、勝手に想像していたものである。
 
 そして、待ちに待ったその時が来た。
 一昨日のこと、主人公・松野トキを演じるのは、2892人のオーディション応募の中から「高石あかり」さんに決定したとの報道があった。
 その女優さん、当方は全く知らない方だった。
 
 その方の映像が流れていた。
 第一印象は、う~んどうであろうか。
 ただ今、放送中の「おむすび」の主人公を演じている橋本環奈さん、あの目の下のくまが気になっておりそこに目が行ってしまうから・・・困っている。
 
 すると、ばけばけの主人公を演じる高石あかりさんも同じようにくまが見える。
 ちょっと、そこのところに引っかかってしまった。
 まぁ、小泉セツがモデルの松野トキを演じるには、これ以上ないキャストとの触れ込みなもので、来秋の放送開始を期待するばかりである。
 
 当地の放送局では一昨日から大きく取り上げており、昨夕はご本人のインタビューが流れていた。
 さらにディレクターの高石あかりさんへの期待感も取り上げられていた。
 
 当地市役所では、市長をはじめ関係者の歓迎の報道も、このドラマへの協力と期待感が全面に出ている。
 1年後、当地が大いに盛り上がっていることであろう。
 あとは、小泉八雲の役は誰かな?
 と、当地では期待しながら待っている!!

 放送を楽しみに待ちたいものである。(夫)



(下記のバナーへのクリックをお願いします。ご協力、ありがとうございます


映画「ジャスティス」(2024)

2024-10-30 11:59:30 | レビュー

[ポチッとお願いします]

 先日、ちょっとゆっくりできる時間があって、ネットフリックスで映画を堪能。
 ポーランド製作のクライムサスペンス映画だった。
 
 ある銀行が三人組に襲われた。
 警備員、女性行員などが残虐に殺害されていた。
 某大臣は、事件を早々に解決するよう検事に命ずる。
 捜査に関して、元秘密警察の刑事で今は国家体制が替り失職している元刑事に若い女性刑事をつけて短期間で解決するよう厳命されていた。
 
 年齢を重ねた元刑事は、汚い手を使うけど敏腕でやり手の男だった。
 検事は若い女性刑事に対して、元刑事が暴走しないようその捜査状況を監視させる役目も負わされていた。
 
 ポーランド映画のため、役者陣の名前も分からない、初めて見るような役者陣であるが、結構面白そうなので最後まで見入ってしまった。
 115分とほぼ2時間の映画。

 元刑事と若い女性刑事のコンビで、銀行強盗の現場に向かった。
 いなくなった警備員が、女性行員たちを殺害しお金を強奪したようなトリックが仕組まれていたが、元刑事が推理を働かせながらいなくなった警備員の死体を発見する。
 
 銀行強盗のあった防犯カメラ映像が消えている。
 つまり、犯人の映像が録画されていたのであると元刑事は推測。
 犯行現場を細密に捜査すると犯人は数人と考える。
 
 タイムリミットまでに地道に捜査するうちに犯人たちが、映画の観客には分かってくるし掛けのドラマ展開。
 その後、捜査側と犯人側と、双方からドラマが展開する。
 
 元刑事の捜査が進展するとともに主犯格の男と思しき者がおぼろげに判明する。
 そして、元刑事はその男をとことん調べ上げる、時には秘密警察時代のような謀略的な手を使いながら・・・。
 俗に云う汚い手も使う。
 
 そして、主犯格の男には、昔から仲の良かった2人の男がいることも判明。
 いささか、暗い人間模様も展開。
 主犯格の男には、どうしてもお金が必要な重大な案件があった。
 それはとても悲しい話でもある。
 思わず、犯人に同情しそうにもなるけど。

 ドラマの後半、次々と犯人側、刑事側で大きく物語が動き出す。
 最後の結末は・・・。
 何とも、云い難いこととなった。
 
 心理的に暗いシーンもある。
 めったに見ることもないポーランド映画であるけど、実際にあった銀行強盗事件をベースに作られた映画だったらしい。
 
 そのためか、アメリカ映画のような派手さはないけど、ついつい引き込まれ最後まで見入ってしまった。(夫)


下記のバナーへのクリックをお願いします。ご協力、ありがとうございます




直秀の再来・・・?

2024-10-22 20:17:50 | レビュー

[ポチッとお願いします]

 毎週楽しみに見入っている大河ドラマ「光る君へ」、先日は一条天皇(塩野瑛久)崩御と三条天皇(木村達成)誕生。
 さらに道長(柄本佑)が自分の目の黒いうちに自らの孫となる敦成親王(濱田碧生)を東宮とし、さらに次の天皇へするための画策を次々と放つ展開だった。
 
 藤原一族の摂関政治と云われたこの時代、道長は最高権力者に上り詰め自らの血のつながりで天皇家に脈々と継いでいくことを欲するらしい。
 左大臣の地位を得た日から、良きにつけ、悪しきにつけ最高権力者としての振る舞いをする道長・・・。
 
 それらを紡いでいく源氏物語の機微、一千年も昔の話であるけどいつの世にあっても古今東西の最高権力者のものの考え方はあまり変わらないもののように思える。
 そのようなところも垣間見られるから、自然と物語の中へ誘われるのであろう。

 ところで、先般のドラマ展開における終盤のこと、双寿丸(伊藤健太郎)という若武者が本格的に登場していた。
 このドラマの始まったころ、散楽の一員でありながら、裏の顔が盗賊であった直秀(毎熊克哉)が、まひろ(吉高由里子)や道長の若い時に関わっていた。
 架空の人物として描かれていながら、なぜか盗賊でありながら魅かれる人物でもあった。
 悲惨な最期を遂げており、いささか残念と思っていた。
 視聴者からは、再登場のリクエストもあったらしい。

 すると、今回はまひろの娘・賢子(南沙良)の危難を救う直秀の如きの双寿丸が登場していた。
 今回は散楽の一員でも、盗賊でもないれっきとした武者、若武者という設定のキャラクターとして描かれている。
 その双寿丸なる人物も架空の人物とのこと。

 しかも、まひろの若い頃の直秀の如く、娘の賢子と関わる設定のようで・・・。
 まひろ(紫式部・藤式部)と道長、道長と摂関政治の動きの中で、賢子と双寿丸の関係性が如何様に描かれるものか・・・。
 
 ある意味、興味津々ともなりそうなこと、これはこれで年末まで面白く見いることができるかも知れない。
 そのようなことも思わせる第40回「君を置きて」の展開であった。(夫)

下記のバナーへのクリックをお願いします。ご協力、ありがとうございます





NHK100カメ・・・

2024-09-13 20:55:05 | レビュー

[ポチッとお願いします]

 「100カメは、気になる場所に100台の固定カメラを設置して人々の生態を観察するドキュメンタリー。カメラを意識しない姿・会話の記録から、思わぬ実像が見えてくる」

 オードリーの二人が進行する当該番組、毎月1回程度の放送とのこと。
 100台の固定カメラが捉える何ともユニークなシーンも多い、本音が飛び交うからさらに魅力的な番組でもある。
 以前から、とても面白い番組なものでちょこちょこと見てきたけど、昨夜は大河ドラマ「光る君へ」の舞台裏が記録されており、とても興味深く見入ることができた。

 視聴者などには、見ることはできない舞台裏。
 先週放送の「目覚め」の中における曲水の宴を任された若手演出家の奮闘。
 先輩や後輩の集まっている中における会議。
 先輩の助言にタジタジすることもある中、最後は素敵なシーンを作り上げていた。

 一つのシーンを撮るため、各持ち場のスタッフの奮闘ぶり、餅は餅屋のスタッフ陣。
 何もないスタジオに次々と雅な平安の世界が、忠実に再現される様子を見るだけでも満足であった。
 あるいは、衣装一つにしても大変なこと、何と十二単は10㌔もあるとか。
 着ている女優さんもその重さに大変な苦労が垣間見られる。

 まひろ役の吉高由里子さんが書をしたためるシーン、書道指導の先生もべた褒めの筆遣いの素晴らしさが活写される。
 元々左利きであったものを、訓練して右利きに直しての筆遣い、その役者魂に感服してしまう。

 道長役の柄本佑さんら役者陣の競演。
 そして役柄とは違って、一段落した役者陣が普段の顔を見せてくれる。
 
 先週放送の「目覚め」、その中の曲水の宴は短いシーン展開であったが、わずかそれくらいのシーンを撮影するため、膨大な作業が行われるから凄いなと思い知らされた。
 1話を作り上げるには、膨大な労力が必要になるから、制作スタッフから役者、エキストラに広がる面々の苦労が分かるような気がする。
 
 ちょっと、いい番組を見ることができて・・・Good!!(夫)



下記のバナーへのクリックをお願いします。ご協力、ありがとうございます



映画「クロス・ミッション」(2024)

2024-09-04 19:20:19 | レビュー

[ポチッとお願いします]

 ネットフリックスにて何気なく観た映画「クロスミッション」、アジアンアクションという触れ込みでもあった。
 製作国は韓国だった。
 
 映画が始まると主夫となっている男が、刑事の妻の脱ぎ捨てられている衣類を次々と拾い集めて整理整頓している。
 最初、何をしているのであろうか、ちょっと不思議に思いつつも画面に引き込まれていた。
 多彩なシーンの展開に思わず目を奪われてしまった。
 
 朝食の準備も終わって、妻を起こしに寝室へ。
 ぐっすり寝込んでいる妻、枕もとの台の上に財布がおいてあり、主夫の夫が少々のお金をくすねようとしている。
 さすがに敏腕慶事の妻、「刑事からお金を取るとはいい度胸」とか言いながらも、いくらいくらならいいよと夫に声をかける。 
 朝食を終えた妻は、警察署へ向かい事件の捜査を指揮する。
 
 ある日、夫が用事で街中を歩いていると一瞬すれ違った女性に見覚えがあり、あとを追ってその女性と出会う・・・。
 かなり親しい関係にあるらしい。

 丁度その現場を目撃する妻の配下の刑事二人。
 主夫の男が浮気をしていると勘違い。
 署に戻り先輩の刑事に密かに話すも、妻が知るところとなる。

 話が少々ややこしくなってくる。
 すると、主夫の男の過去が明らかになってくる描写が展開。
 過去、凄腕の特殊要員であったことが判明。

 妻は全く知らない。
 その内、物語が展開する中で、妻が追っている大がかりな事件と元特殊要員の主夫とある女が探りを入れている事件が同じものと判明してくる。

 少々ややこしくなるも、妻の刑事と主夫の夫婦仲も二転三転しながら愛情が深まる構成になっている。
 さらに思わぬことが判明する。
 ボスと呼ばれた黒幕が物語の後段に登場すると・・・。
 1時間40分くらいの映画、ついつい面白くなって一気に観てしまった。

 韓国映画はめったに観ないけど、ネットフリックスのお陰で思わず楽しめたものである。(夫)

[追 記]~あらまし~
 特殊要員から主夫になった男と、夫の過去をまったく知らない刑事の妻。図らずも危険な任務に巻き込まれた2人は、夫婦のきずなが試される大きな試練に直面する。
  (ネットフリックスより抜粋)


 (ネットフリックスより抜粋)

下記のバナーへのクリックをお願いします。ご協力、ありがとうございます



映画「トクンボ」(2024)

2024-08-28 19:20:30 | レビュー

[ポチッとお願いします]

 当該映画は、ネットフリックス新着映画の一つとして配信されていた作品。
 製作はナイジェリアとなっており、通常では見ることもできないものである。
 ナイジェリアと言えば、ただ今売り出し中の日本ハムファイターズの外野手・水谷瞬選手の父親がナイジェリアとのこと。
 そのような関係もあって、ナイジェリア製作のこの映画を見ることとした。
 
 主人公の名前が題名となっているトクンボ。
 元自動車密輸業者の1人であったが、子供が生まれることになり最後の仕事を終えると、ボスに引退を進言し今ではタクシー運転手として生活している。
 
 ところが、折角生まれた子供は、心臓病という重い病に罹っていた。
 子供の手術代は途方もない額であり、今の生活では支払うこともできないものだった。
 お金の工面に奔走するもうまくいかない。
 ある時、思いもよらないことに遭遇し、ある品物を次々と配送することとなった。
 それこそは、裏の仕事でコカインの運び屋の仕事だった。
 
 裏家業に手を染める羽目になり、次はある政府高官の娘を某所へ運び入れることとなった。
 メールと電話による指示のまま、その娘を限られた3時間以内に国境近くに運ばざるを得なくなる。
 薬で眠らせ車内に寝かせながら目的地を目指すが、そのうちにその娘(12、3歳くらいかな)が賢くて言葉を交わすこととなるトクンボだった。
 
 意外にも面白くて、物語の展開のテンポもいいもので、ついつい夢中になって観てしまった。
 主人公のトクンボを演じる俳優(ギデオン・オケケ)さん、汗を吹き出しながらの演技にこちらまでその熱意が伝わるようになる。
 
 誘拐した娘との会話を通して、トクンボは心を通じ合うようになり黒幕から娘を守るよう行動するようになってくる。 
 ただ、妻と子供が捕らわれの身になっており、犯人たちの云うことを聞かざるを得ない立場にある。

 如何ようにして、トクンボが反撃を開始するものか・・・。
 サスペンス風であり、カーアクションなども盛り込まれているが、人情味あるシーンも・・・。

 中々に面白い作品に出合うことができて・・・満足。
 Good!!(夫)

(ネットフリックス 抜粋)

下記のバナーへのクリックをお願いします。ご協力、ありがとうございます