咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

思わぬ展開へ・・・

2024-07-16 20:21:02 | レビュー

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 毎週見ている大河ドラマ「光る君へ」・・・。
 一昨日も忙しくてゆっくりと見ることができなかったもので、昨日録画をじっくりと見入った。
 「宿縁の命」とのサブタイトル。
 どのような意味合いのタイトルであろうか、さほど思いも寄せないで見入っていた。
 
 石山寺で思わず再開したまひろ(吉高由里子)と道長(柄本佑)、二人して懐かしみ思い出話に浸っていた。
 そのうちまひろが、供のものを待たせているからと二人は別れる。
 しばらく、二人は別れを惜しむような雰囲気にあるも、道長は行ってしまった。
 
 すると、まひろが道長の去った方に目をやっているとふらふらと足元のおぼつかない様子で道長が引き返してきた。
 二人は見つめ合いながら抱擁するシーン。
 
 なるほど、このシーンはまひろの夢想に違いないと思いつつ見ていた。
 ところが、物語の方は意外な方向へ展開。
 夢想ではなかった。
 現実の出来事であったのか・・・と、思わず見入ってしまった。

 それから時が流れ、道長の娘・彰子(見上愛)が入内。
 そのわずか後、定子(高畑充希)は皇子を出産する。
 一条天皇(塩野瑛久)は、彰子とは形ばかりで定子と皇子にのめり込んでいく。
 
 道長は何とかしなければと晴明(ユースケ・サンタマリア)に相談すると、思いもよらない提案を受けることとなる。
 一方、まひろは懐妊する。
 その年の暮れに娘が誕生するが、それは道長の子であることが分かる。
 夫の宣孝(佐々木蔵之介)は、大ように構えて自らの出世のためにと考え、まひろと共にその娘を育てると言い出す。

 まひろの産んだ娘、道長は分かる時が来るものか。
 彰子はうまく切り盛りできるものか。
 
 前半の物語も終わり、後半へと入っている「光る君へ」。
 源氏物語はどのようにして書かれるようになるものか、ちょっと興味津々のドラマ展開となっている。
 視聴者の目を奪い続ける展開へ・・・。(夫)



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映画「引っ越し大名」(2019)

2024-07-02 21:03:00 | レビュー

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 昨日は梅雨前線停滞で大雨警報も出ていた。
 夜半から明け方にかけて強い雨のところもあったようである。
 小雨の中、買物へ出向きその足で書店と併合しているTSUTAYAに寄ってみた。
 すると、閉店のお知らせが出ていた。
 実に久しぶりに立ち寄ったもので、まさか閉店しているとは思いもよらなかった。
 また、その近所の玩具店、手広く営業していた店舗であったけどこちらも既に閉店し、がら空きのようであった。
 前の通りは車で再三走るけど、そのようなことは全く知らなかった。
 以前は、賑やかな通りでもあったけど、いささか寂しさも残った・・・。
 時代の流れであろうか。

 帰宅後、新聞の番組欄を何気なく眺めていると、NHKBSにおいて映画「引っ越し大名」が午後から放送と出ており、昼食を終えるとじっくりと見入っていた。
 昔、参勤交代を扱った時代劇映画を見たことがあるけど、それに似せたようなことかなと思い込んで見ていた。
 見終わってから、チェックすると正に「『超高速!参勤交代』シリーズを手がけた土橋章宏の時代小説『引っ越し大名三千里』」と明記されていた。
 思わず納得した。
 
 実在する元は越前松平藩(藩主:松平直矩)が、今では姫路藩に国替えとなっている。
 すると、今度はいきなりの国替えの沙汰が幕府から申し渡された。
 それも15万石から減封(げんぽう)され、7万石で豊後(大分県)の日田藩へ国替えであったから、天地がひっくり返るような騒動になる。
 
 それでも幕府の沙汰を守らなければ、藩の取りつぶしになるから、武士たるもの苦難の出来事でもある。
 誰を引っ越し奉行に据えるのか、やるものがいるのか重役陣が思案・・・。
 
 前任の引っ越し奉行は、再三の国替えで疲労困憊し亡くなっていた。
 そこに命じられたのは、姫路城の書庫番をさせられていた片桐春之介(星野源)だった。
 推挙したのは、藩内一の武芸の達人で春之介の幼馴染の鷹村源右衛門(高橋一生)だった。
 書庫番であり博識と踏んでの推挙だった。
 まるで雲を掴むような話に春之介も困惑、果たしてどのような策でどのような展開があるものか・・・。
 
 中々に面白い内容であり、徳川幕藩体制を維持するため、諸大名の参勤交代や国替えなどで諸大名の力を削ぐという過酷な武士社会が活写されていた。
 ちょっと、コミカルな面も取り込んだ面白い作品となっていた。
 
 後段の殺陣のシーンも中々に良かった。
 最後まで、飽きずに見入ってしまった・・・Good。(夫)

[追 記]~解説~
 「超高速!参勤交代」シリーズを手がけた土橋章宏の時代小説「引っ越し大名三千里」を、星野源主演、高橋一生、高畑充希の共演、「のぼうの城」の犬童一心監督のメガホンで映画化。姫路藩書庫番の片桐春之介は人と接するのが苦手で、いつも書庫にこもり書物にあたっていた。幕府から豊後(大分県)の日田への国替を言い渡された藩主の松平直矩は、度重なる国替からの借金と、これまでにない遠方への引越し、さらに減棒と、国の存亡が危うくなるほどのピンチに頭をかかえていた。
 この国難を乗り切れるかは、国替えを仕切る引っ越し奉行の腕にかかっていたが、前任者は激務が原因ですでに亡くなり、国替のノウハウも失われていた。そんな中で、書物好きなら博識だろうという理由から、春之介が引っ越し奉行に任命されてしまう。星野が春之介役を演じ、春之介の幼なじみで武芸の達人である鷹村源右衛門役を高橋、前任の引っ越し奉行の娘・於蘭役を高畑が演じる。 (映画com抜粋)

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マザコンなの・・・藤原伊周

2024-06-04 21:24:00 | レビュー

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 NHKにて、毎週日曜日の夜放送の大河ドラマ「光る君へ」。
 平安の世、時代背景が分かりづらい中、比較的分かりやすく描かれており毎週楽しみに見入っている。
 一昨夜は、藤原為時(岸谷五朗)、まひろ(吉高由里子)親子が越前国司として赴任したことが描かれていた。
 宋の国から流れ着いた総勢70人、これらの居住区に赴き我が国にやって来た目的などを確認する国司・為時・・・。
 船が壊れて流れ着いたとのこと。
 
 その後、国司の館に向かった後、越前介・源光雅(玉置孝匡)、越前大掾・大野国勝(徳井優)の二人の役人が、為時を懐柔するも拒んだことから国司の為時に数々の難題を押し付けるなど嫌がらせを始める。
 名わき役の徳井優さん、元気な姿で出演しえらい出で立ちであるから楽しく見ることができる。

 一方、都ではとんでもないことが起きていた。
 大宰府に左遷されていた藤原伊周(三浦翔平)が、母の貴子(板谷由夏)臨終との知らせで許可なく都に舞い戻るという騒動勃発。
 この伊周という人物。
 マザコンの最たるものとして描かれている。
 
 幼き頃から母の教えを守り、父の後を継いで摂政の座に就く旨教えられながら育った。
 出世のみが務めであるよう、今で言う教育ママの教えを受けてきた。
 幼き頃から有名大学を目指し、官僚への道を進むよう日夜ママの教えを守って育っている現代っ子のような教育に見えてくる。
 
 このような教育を叩きこまれ、母親が居ないとなにもできない子として育った伊周、当然のこと挫折など味わったこともない。
 そのため、長徳の変で伊周が左遷されると、行きたくないと駄々をこねるシーン。
 挙句の果てには、母が共に参ると云うとやっと大宰府に行く決心をする伊周、ところが母親と共に行けるわけもない。

 二人が引き離される涙の別れのシーン。
 藤原伊周とは、このような我儘に育っていたマザコンだったのか。
 まぁ、相当に誇張されて描かれていると思うけど、当たらずとも遠からずなのかも知れない。
 
 その伊周を演じている三浦翔平さん、傲慢さの面とマザコンの部分をウマく演じている。
 定子(高畑充希)に早く一条天皇(塩野瑛久)の子を産め、産め・・・と、鬼気として迫るシーン。
 大宰府に行きたくないとそっくり返って駄々をこねるシーン。
 
 傲慢さに腹立たしく、駄々をこねるところ、母子の別れにちょっぴり同情してしまうから、演技力に魅了されたのかも・・・。

 まぁ、このようにしながら毎週楽しく見ている「光る君へ」・・・。(夫)

[追 記]~グラウンド・ゴルフより~
 昨日午後、いつものグラウンド・ゴルフ場へ向かった。
 9人が集合、4ラウンドを回った。
 すると、当方にホールインワン4本、13打、18打、25打、17打・・・。
 Sakさんが3本、残り7人は0本だから、とても珍しい結果だった。


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道兼、道長の時代へ

2024-05-06 20:38:00 | レビュー

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 毎週見ている大河ドラマ「光る君へ」、中々に面白い展開になってきた。
 関白・藤原道隆(井浦新)が疫病で逝ってしまった前回、死の間際まで嫡男の伊周(三浦翔平)を関白に、関白に任命するよう一条天皇(塩野瑛久)に懇願しつつ逝ってしまった。
 その執念たるや並々ならぬものとして描かれていた。
 
 昨夜の第18話「岐路」では、関白は自分であろうと思っていた伊周であったが、一条天皇は道兼(玉置玲央)を関白に命じた。
 道兼、道長(柄本佑)兄弟の喜びも束の間のことだった。
 民のための政をなすと決意の道兼、何と関白就任の日に倒れてしまった。
 わずか、7日の間にこの世を去ってしまった。
 
 いつも汚れ仕事を父・兼家(段田安則)から命じられていた道兼、長兄・道隆が関白になった際に自暴自棄になっていたが、道長の懸命の支えで立ち直りこの度やっと関白の座に就く栄誉を授かった。
 弟・道長に感謝しながら、民のための政を推し進めると勇んでいた矢先の病。
 それも命取りとなる疫病に侵されていた。
 
 人生の最後、とてもいい漢に生まれ変わって新たな希望を持ちながら、自らの思うところの政をと勢い込んでいたその姿、いささか悲しくなるような展開となっていた。
 道兼、道長の時代到来の矢先の出来事だった。
 
 ドラマの終盤、関白は伊周なのか、はたまた道長なのか。
 そこに道長の姉で一条天皇の母でもある藤原詮子(吉田羊)が、一条天皇に直訴することで道長を関白へと再検討することとなった。
 
 ところが、道長は関白になると自在に動けないとかで、右大臣に就任し一条天皇を支えながら政に携わることとなった。
 遂に道長が権力のトップの座に就くのだった。

 道長は、かつてまひろ(吉高由里子)と約束していた民のことを重んじる政を行おうと心に決めていた。
 ついにまひろが源氏物語という壮大な物語を創作する題材も整いつつあるけど、そのことについてどの時点で動き出すのであろうか。

 我田引水を目論み、思いのほか我儘で気の荒い伊周と道長の確執、今後どのように展開するであろうか。
 
 道長が権力を掌握する座に就いたことで、まひろの父・藤原為時(岸谷五朗)をはじめ一家の生活も変わって来るのだろうか。
 まひろが紫式部を名乗るのは、どのあたりからであろうか。

 今後の展開に興味津々である。(夫)



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権力を得ると・・・

2024-04-23 21:05:05 | レビュー

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 毎週日曜日、競馬やプロ野球を見終えて一喜一憂しながら、夜のNHK大河ドラマを見入っている。
 競馬的中と日ハム勝利の日は、気分よくドラマを見ることができる。
 その真逆は、ドラマを見るのもどこかうつろな面もあるけど・・・。
 
 さて、藤原兼家(段田安則)が権力の座に上り詰め、すべきことを全てなし終えたあと、他界している。
 そのあとをとった長男・道隆(井浦新)が、権力を自らの下に集中させて独善的な政治を司り、身内に甘く他人に厳しい手法で謳歌している。
 これまでは、父に従順で父のなす様に文句ひとつ言わないで、一見やさしそうに見えていた。
 ところが、いざ権力の座につくとやさしそうだった仮面を脱ぎ捨てて、横暴で独善的なやり方で好き放題にやりはじめた。
 人が変わったようになっており、古今東西の権力者の姿を象徴するかのような所業が目立つようになっている。
 自分の意見に反するものを遠ざけて、イエスマンで周りを固める手法。
 現代社会に通じるものがある。

 一方、次男・道兼(玉置玲央)は、汚れ役を担い父に尽くしたけど、父のあとを取れなかったことで自暴自棄になっていたが、三男・道長(柄本佑)が色々と語りかけて立ち直らせる。
 
 今週の第16話「華の影」では、都に疫病が流行っていることがテーマとなっていた。
 道長が疫病を抑え込むためにも、民を守るべく手厚い手立てを道隆に進言するも、高貴な我々には罹らない病だからほっておけばよいと云うような返答で、全く意に介しない対応だった。
 
 すると、市中の現状視察やどのような措置をすべきか、視察するために道兼が道長に「そのような汚れ役は己の役目である」と云うような言葉を掛けた。
 その言葉を聞いた道長も、現状を確認するため病の民が集められている悲田院に赴くと、そこには疫病に感染したまひろが居た。

 ところで、あの傍若無人の道兼が、心を入れ替えたのかえらくいい漢になっており、道隆と真逆の人間に成長している姿が垣間見られる。

 一方、感染したまひろを連れ帰った道長は、まひろの館で一晩中看病するものだから、父・藤原為時(岸谷五朗)や乳母のいと(信川清順)らは目が点になっていた。
 不思議でたまらなかったのであろう。
 
 翌朝、帰宅した道長を見た嫡妻・倫子(黒木華)は、「殿のお心の中には別のおなごがいる」との第六感を働かせながら、ほくそ笑む・・・。
 これからの展開を面白くさせてくれそうでもある。

 また、独善的な支配を進める道隆にも、疫病の影が付きまとい遂に病の侵される日も近いであろう。
 “驕る者久しからず”の格言も生きてきそうである。

 次回以降が楽しみな回であった。(夫)

(悲田院で子供を看病し自らも感染する)

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大河のラブシーンに・・・

2024-03-12 21:25:12 | レビュー

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 10日(日)午後8時放送の大河ドラマ「光る君へ」、ネット上では直秀ロスと騒がれていた。
 その直秀(毎熊克哉)たちが惨殺されたことで、まひろ(吉高由里子)と道長(柄本佑)それぞれの本当の心根が垣間見られた。
 あの死を通して先日のドラマ展開には、大きなキーが隠されていたということが分かった。
 
 藤原兼家(段田安則)と安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)が仕掛けたとてつもない陰謀が、いよいよ実行に移されつつあった。
 兼家はこの陰謀が成就しなかった場合のことも考え、一族の命運がかかっていると長男・道隆(井浦新)たち兄姉を説き伏せた。
 晴明の指示する日のおおよそ2時間の間に花山天皇(本郷奏多)を出家させるという大胆不敵な行動を決起する。

 花山天皇の信任厚い道兼(玉置玲央)が、共に出家すると花山天皇に伝え夜半共に院を出立。
 段取りよく花山天皇の剃髪が終えられると、何と道兼は裏切ってその場を立ち去った。
 これにより、花山天皇が退位となって兼家の孫で、娘・詮子(吉田羊)の子・懐仁親王(高木波瑠)を次の天皇へ即位させることに成功する。
 藤原一族の恐ろしき陰謀が、成就するさまが描かれた。

 一方、道長は、ことが露見し陰謀が不手際に終わった場合には、父・兼家の取り計らった一切のことは全く知らなかったとしらを切り、藤原家存続を成し遂げるよう父から厳命されていた。

 常に冷静な目で見ている道長であったが、あまりにも権謀術数を操る父・兼家や従順なまでに従う二人の兄たちのことを心のどこかで嫌悪していたのか、それよりもまひろとの恋を成就させようと決断していた。
 
 まひろと文を交わし、いつも出会っていた場所にて二人が密会。
 直秀の云っていた遠い国へ、まひろと共に飛び出そうと道長はその思いを告げる。
 藤原の家も性も捨て、ひたすらまひろとの二人の恋を大切に新天地で生きたいと・・・。
 正に直秀の云っていた遠くの国で・・・。
 
 ところが、まひろも子供のころから三郎(道長の子供時代の名前)のことが好きだった、いまでも大好きである。
 共に行きたいと思うけど、道長様にはもっと違う生き方があるはず、それを成し遂げられるよういつまでも見守っていたい、とそのような返答をする。
 
 あの直秀の惨殺現場での道長の行動と本当の心の底を垣間見たまひろは、このお方ならきっと関白にまで上り詰めて、直秀のような庶民のことを思いやる政治を司るものと確信を得たようである。

 正に直秀の死は、無駄ではなかったと脚本家がストーリーを組み立てていたらしい。
 心憎い展開である。

 その夜、大河ドラマ的には思いもよらないラブシーンが展開、これが美しく描かれるとは・・・。
 将来、源氏物語を創作し終えるまひろ(紫式部)の糧としてのストーリー展開だったのかな・・・と、思いつつ見ていた。
 ネット上でも大きな反響が書き込まれていた。
 
 凄い演出、参りやした。(夫)


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直秀の役目が終わったの・・・

2024-03-05 22:51:40 | レビュー

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 第9回「遠くの国」、大河ドラマ「光る君へ」の話。
 藤原兼家(段田安則)と安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)が仕組んだ花山天皇(本郷奏多)ご退位への壮大な陰謀。
 やはり、そうであったのか。
 当方のブログでも1週間前にそんなことではと書き込んでいたけど。
 恐ろしき陰謀が視聴者の前に公開された話が3日(日)に放送された。
 
 ネット上でも大いに話題になっていた。
 詮子(吉田羊)に仕掛けられた・・・ドッキリと。
 道長(柄本佑)三兄弟、と姉・詮子の父・兼家の権力への強烈な執着心、恥も外聞もない生き様にはさすが、命がけの時代を生き抜く力と思い知らされる。
 
 長男・道隆(井浦新)の父への尊敬の念、さすが家督を継ぐものとしての心根が垣間見られる。
 次男・道兼(玉置玲央)は、父の命に応えようと自らの肉体を酷使してまでも、律儀なまでに父の言いつけを実行する生き様。
 一方、将来権力のトップに立つ道長(柄本佑)は、父の生き様や兄たちの行動などを常に冷静に見つめている。
 道長の心根が素直に見られたのは、ドラマの後段で散楽一座の直秀(毎熊克哉)らが、惨殺された現場にてむせび泣く姿だった。

 先のドラマ展開では、藤原兼家と安倍晴明らが共に次の時代を切り開こうとする序章となっていた。
 陰謀の渦中にて・・・。

 一方で脚本家・大石静さんが、作り上げた架空の人物・直秀たちの役割の終わりを告げるため、思いもよらない形、衝撃のラストを持ってきたことに・・・さすが、上手い作り方と思い知らされた。
 視聴者に直秀の今後の活躍を・・・と、思わせるどころか、真逆のストーリーに書き上げられていたとは驚きでもあった。
 
 直秀が鳥かごから放たれて遠くの国へ行くと意味深なことをまひろ(吉高由里子)に告げていたが、まさか遠くの国とは・・・そうであったのか。
 あの時代のこと、人を殺めない義賊であっても解き放つことはならなかったのか。
 盗賊が横行する時代背景、極刑にせざるを得なかったのか。
 
 今回の直秀たちの死に直面した道長が、将来どのような人物になるものか。
 父をも超える権謀術数を張り巡らすのか、民のことを思い政治を仕切るのか。
 
 まひろと共に将来の生きざまが、楽しみにもなってくる物語の展開だったと思う。
 視聴率が良くないらしいけど、中々に見ごたえのあるシーンが多くて結構楽しんでいるけど・・・。
 どうなのであろうか。

 後日、直秀の弟でも登場するようなことは・・・ないかな?
 道長の間者として働くような。(夫)


 (やはり、仮病だったとは・・・・)

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陰謀・・・大河ドラマ「光る君へ」

2024-02-26 21:32:23 | レビュー

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 25日(日)放送の大河ドラマ「光る君へ」、過労なのかついに倒れてしまった藤原兼家(段田安則)、安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)のお祓いが行われるが効果はない。
 平安時代の時代背景であるから祈祷師たちがお経を唱え始める。
 病とは病魔が体内に入って来たから、体内から悪霊を退散させないといけないということであろう。
 道長(柄本佑)ら兄弟が懸命に看病にあたるが回復は見られない。
 後日、道兼(玉置玲央)が父・兼家を看病していると、眼が開いたようである。
 奇妙なこともあるものと見ていた。

 その後、宮中で書物の整理をしている藤原為時(岸谷五朗)の前に道兼が現れて、自分が父に嫌われており病で伏しながら時おり正気に戻ると打ち据えられる。
 それは子供のころからそうであった。
 そのようなことを神妙に為時に話すと、為時はすっかり信じてしまった。 
 
 その勢いで道兼は、為時邸を訪れ持参した酒を酌み交わす。
 まひろ(吉高由里子)は、母の仇と思いつつも琵琶の音色でもてなす。
 「まじめな家だ・・・」と、道兼はつぶやいて去って行く。
 陰謀渦巻く我が一族と違って・・・と、思わずこぼれたひと言であろう。
 
 ある時、花山天皇(本郷奏多)に用務のため道兼が拝謁するも、右大臣藤原兼家一族を嫌っているため、顔も見たくないと早々に道兼を下がらせる。
 すると、正直者の為時は、花山天皇へ道兼様は右大臣にもっとも嫌われており、両の腕に打ち据えられた傷痕まであると進言。

 ほどなく、花山天皇は道兼を呼び戻し両の腕を撫でながら労わる。
 このようにして、やっと道兼は花山天皇の側へ近づけるようになった。
 
 その目的は、花山天皇を出家させるという、つまり退位させるという遠大な計画を実行するための足掛かりであろう。
 史実によると道兼は、后を亡くし憔悴している花山天皇と共に出家すると云いつつ、花山天皇を出家させながら道兼は密かに寺を脱したらしい。
 
 花山天皇の1日でも早い退位を望むため、兼家をはじめ関白・藤原頼忠(橋爪淳)、左大臣・源雅信(益岡徹)らが仕組んだ一芝居と思われる。
 あるいは、兼家と安倍晴明が仕組んだものか。

 今回のドラマでは、うっかりこちらまで「父に疎まれている」との道兼の言葉を信じてしまうところであった。
 一度掴んだ為時を利用することを兼家が、簡単に手放すはずもないから・・・。
 また、道兼は一族の汚れ役を全うするよう父から厳命されていること。

 つまり、脚本家・大石静さんの術中にはまるところだった。
 と、思いつつ見入っていた。(夫)



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ドラマ「忍びの家」

2024-02-23 22:26:35 | レビュー

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 ネットフリックスで去る15日(木)から配信された標記のドラマ。
 第1話の序章から第8話までのドラマ。
 「忍びの家」との題名だから、時代劇かなと思っているとこれが現代劇だった。
 徳川の伊賀者を束ねていた服部半蔵(本当は忍びではないけど)の末裔と北条に仕えていた風魔小太郎一族の末裔が、現代において争う物語。
 
 原案を考えたのは、賀来賢人さんらしい。
 
 服部家の末裔で当主の俵壮一(江口洋介)は、母・タキ(宮本信子)、妻・洋子(木村多江)、長男・晴(賀来賢人)、次男・岳(高良健吾)、長女・凪(蒔田彩珠)、三男・陸(番家天嵩)たちと普通に暮らしているように見えるが実は・・・。
 
 壮一は、表の顔として俵酒造の社長業で酒造会社を経営するも、裏家業を止めて普通の家族になりたいと裏の任務から遠のいており、経営は赤字で頼りの営業部長が早々に辞表を提出し退職してしまった。

 一方、晴は6年前の任務で優しさが出る失態を犯し、岳が殺められたことを後悔し忍びの任務から逃げようとしながら悶々とした日々を送っている。
 また、妹の凪は密かに忍びの技を楽しむかのように工芸美術品を盗み、数日後には返還するというお遊びをやっていた。
 祖母のタキは一見老婆風であるが、その忍びの技が時おり冴えわたり陸を再三驚かせる。
 ただ、壮一が普通の家族をと願っており、陸には忍びの家族であることを教えず、忍びの技の伝授も行っていない。
 そのため、陸は時おり自分は、皆とどこか違うと思い本当の兄姉ではないと思うこともある。

 国家機関に所属し忍びを操る男、浜島仁(田口トモロヲ)をトップに新人の沖正光(柄本時生)、実戦部隊の頭・久世浩作(嶋田久作)やその配下が闇を操る。
 浜島仁から、俵壮一らに任務が下される構図となっていた。

 一方、服部一族に敵対する風魔小太郎に山田孝之さん、その片腕のくノ一・あやめに仲万美さんが演じている。
 眉をそり落とした妖艶な忍びで、華麗なアクションをこなすことで注目の的になっている女優、本業はダンサーとのこと。
 
 豪華客船の乗船者などが殺害された事件を追って、浜島仁は俵壮一に調査任務を命令するが、壮一はかたくなに断り続ける。
 もはや、忍び稼業から引退し普通の生活がしたいと・・・。
 その妻・洋子が時おり万引きをしており、その行為を浜島に見つけられ捕まるが、当該調査を引き受けるなら、警察に引き渡さないと言いくるめる。
 洋子は、夫に内密に調査を決行。

 一方、肉食を禁じられている晴は、牛丼屋に通いそこで雑誌記者の伊藤可憐(吉岡里帆)と出会い、忍びとしての秘密を守るため禁じられている恋に走るようになる。
 
 主演の賀来賢人さんをはじめ、それぞれが忍びの技を披露するなど多彩なアクションが毎回見られる。
 多少、中だるみもあるけど、第8話まで次々と見入ってしまう魔力が秘められている。(笑)
 ついつい見たくなって、引き込まれてしまう。
 
 三男の子役で陸を演じている番家天嵩くん、中段以降の忍びの技を祖母から伝授される中で見せたバク転には驚かされた。
 何でも特技は、バク転、逆立ち、レスリングとか。
 5人きょうだいの3番目で兄・姉・妹・弟がいるとか、5人そろって東海ジュニアレスリングクラブに所属しているとのこと。

 この子役の天嵩くんが可愛い存在だった。
 第6話以降に驚きの展開も隠されており、忍びの話として楽しく見せられた。
 続編ができるのでは・・・と、思われる。(夫)


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まひろのライバル登場

2024-02-14 22:12:12 | レビュー

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 大河ドラマ「光る君へ」、次々と面白みが深まるような展開に感服。
 まひろ(吉高由里子)と道長(柄本佑)の淡い恋。
 母を殺害した道兼(玉置玲央)と兄弟と知ったことで、道長と距離を置こうとするまひろの心の葛藤が描かれている。
 
 道長もまひろのことが脳裏から離れない、大仰な字で文をしたためる道長。
 身分の格差も去来する中、めでたし、めでたしとはいかない話。
 であるが、如何なることになるものか。
 いささか興味を引かれる。

 ところで、先週のドラマでは、まひろ(紫式部)のライバルききょう(清少納言)(ファーストサマーウイカ)が登場。
 ネット上では、清少納言のキャストに最高の女優さんが出演、一番ハマっていると好評を博していた。
 
 当方、枕草子の作者程度の知識、その人となりとか生きざまについて知らなさすぎるため、最上の女優さんの抜擢と云うことが良く分からない。
 
 ところで、清少納言の読み方について・・・「せいしょうなごん」と云ってきた。
 しかし、語り手の方によると・・・「せい   しょうなごん」と、「せい」を強めに発生し、間をおいて「しょうなごん」と発生されていた。

 「せい」と読み間もおかないで「しょうなごん」、つまり「せいしょうなごん」とこれまで読んでいただけに、「せい」の後、間を置く読み方に最初は違和感があった・・・。
 その読み方が正解なのであろうと思うようになると、「せい    しょうなごん」と発生されても違和感がなくなってきた。

 新たな知見となった。
 目から鱗が落ちるの如し。

 いずれにしても、大河ドラマ「光る君へ」の登場人物も新たな陣容となって、益々物語に深みが増すものと期待できる。
 先週の話では、ききょう(清少納言)の登場が一番の出来事であろう。
 サブタイトルも「二人の才女」であったから。

 次週も楽しめるであろう・・・。(夫)



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映画「マン・フロム・トロント」(2022)

2024-02-07 15:55:35 | レビュー

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 一昨日のこと、朝から強い雨が降っており、格別用事もないからパソコンを相手の作業を終えた後、ネットフリックスで配信中の映画を観ていた。
 随分前から配信されていたが、何気なく観てしまった。
すると主演は、先般見入ったアクションコメディ「リフト/LIFT」のケヴィン・ハートだった。
 
 冒頭、主人公のテディ(ケヴィン・ハート)が、動画配信でさまざまなものの販売に関するPRをするも、失敗続きのシーンが続く。
 一方、捕らわれの男が中々口を割らない、そこへ殺し屋のマン・フロム・トロント(通称トロントから来た男)(ウッディ・ハレルソン)が雇われてやって来て、殺しのテクニックを披露すると、捕らわれの男がアッサリ口を割り一件落着。
 
 ある時、恋人と山小屋を借りて一晩楽しむこととしていたテディ、ところが借りた山小屋の近くの街中で恋人に散策をさせている間に借用手続きなどを済ませるため一人で山小屋に向かった。
 が、しかし、FAXのトナーが薄く借りた先の番地を間違えて入った山小屋は、人相の悪い男たちが一人の男を捉えて、マン・フロム・トロントを待ちかねていたところだった。
 殺し屋に間違えられたテディ、このあたりから何とも間抜けな騒動が始まる。
 その場所は、FBIが周囲を囲ってマン・フロム・トロントを逮捕する手はずになっていた。
 
 殺し屋と間違えられたテディが捕まり・・・。
 面白い展開になる。
 
 また、本物の殺し屋のマン・フロム・トロントと殺し屋に間違えられたテディが意気投合し、とんでもないことが次々と勃発しながら物語が展開する。
 また、昨夜のNHK総合の午後10時から放送の「正直不動産2」の主演:山下智久さん、彼が短い時間だったけど殺し屋として出演していた。
 112分の映画だった。
 
 これはこれで面白いけど、先般観た「リフト/LIFT」の方がより面白かった。
 ネットフリックスで沢山の映画を観てきたが、もう一度観たいと思うものはそれほど多くはない。
 でも、時間つぶしにはいいと思っている。(夫)

[追 記]~~
 凄腕の殺し屋と間違えられた男が思わぬ騒動に巻き込まれていく姿を描いたアクションコメディ。
 何をやっても失敗ばかりの冴えない男テディは、妻の誕生日を貸別荘で祝うことに。準備のため先に貸別荘へ向かうテディだったが、住所を間違え、同じ日にそこを訪れるはずの殺し屋「マン・フロム・トロント」と勘違いされてしまう。突入してきたFBIに捕まったテディは、そのまま殺し屋のふりをして捜査に協力する羽目に。ところが、ひょんなことから殺し屋本人と一緒に行動することになってしまい・・・。
 主人公テディを「ジュマンジ」シリーズのケヴィン・ハート、殺し屋を「ゾンビランド」シリーズのウッディ・ハレルソンが演じ、日本から山下智久も出演。「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」のパトリック・ヒューズが監督を務めた。
(映画com抜粋)


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俄然面白くなってきて・・・

2024-02-06 22:54:33 | レビュー

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 昨日は、風雨の結構強い天気で用事のための外出も大変だった。
 まぁ、それでも妻を車に乗せるときは、さほどのこともなく良かったが、帰宅後ガレージから玄関へ入れるまでがえらかった。
 雨の日の介助はとても大変。
 珈琲を飲みながら、“越後樽焼”というおかきを口にしながらパソコンへ向かっている。
 
 ところで、4日(日)放送の大河ドラマ「光る君へ~告白~」は中々の出来栄えであったと思う。
 さすが、手練れの脚本家・大石静さん。
 視聴者をうならせるよう物語の展開をなさっており、思わず感情移入させられることとなった。
 まだ第5回であるから、序盤の展開ながら視聴率云々はどうでもいいこと、視聴者をうならせるよう次々と感情移入アリ、楽しみアリ、五感へ訴えかけられるような筋立てがこれからも起きるものと期待するところである。

 これまで未知だった三郎・道長(柄本佑)が、実は右大臣藤原兼家(段田安則)の三男であること、しかも母の仇の道兼(玉置玲央)の実弟と分かったまひろ(吉高由里子)の心中は穏やかではなかった。
 余りのことに心身を痛め寝込んでしまうほどの辛い心境。

 道長は自分が貴族の子息であったことを偽っていたことで寝込んだものと思い、真実を伝えようとまひろに文をしたためる。
 ここに登場の直秀(毎熊克哉)が、二人の仲を取り持ってある場所で合わせる手はずを整える。
 身軽な直秀の動きが一瞬描かれており、今後の関わり方が楽しめそうでもある。

 まひろから母親が、道長の実兄・道兼に暗殺されたことを涙ながらに話すシーン。
 この第5回「告白」が一気に盛り上がったシーンであり、とてもいい出来栄えであり、演ずる吉高由里子さん・・・上手いなと思いつつ見入った。
 
 まひろに謝罪した道長が、屋敷に戻るや父の面前で次兄・道兼に感情を爆発させ、殴り倒すシーン。
 これを見ていた父・兼家は「道長に、このような熱い心があったとは知らなんだ。これなら、わが一族の行く末は安泰じゃ。今日は良い日じゃ」と喜ぶ。
 さすが肝の据わった父・兼家と思わせられる。
 朝廷に次ぐ権力者、あるいはそれ以上の権力者へ上り詰めようとする藤原一族の統領、その威厳を表すしたたかなシーンでもあった。
 
 戦国時代絵巻と違って、戦のシーンはないけれども、権力志向の闇も描かれる壮大な平安絵巻になりつつある。
 目が離せなくなってくる。
 
 脚本家・大石静さんの術中にはまりつつあるのであろう。(夫)


  (心身喪失気味のまひろ)

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徐々に面白く・・・

2024-01-29 20:18:20 | レビュー

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 毎週日曜日に放送のNHK大河ドラマ「光る君へ」、これが徐々に面白くなって来ており、眼が離せなくなってしまった。
 
 三郎こと藤原道長(柄本佑)と後の紫式部のまひろ(吉高由里子)、二人の身分を超えた恋。
 淡い恋心。
 それもお互いの身分が徐々に分かって来て、エンディングを迎えそうな二人の恋。
 
 散楽一座の直秀(毎熊克哉)、身軽で戦国時代の忍びのような男、道長に「娘をもてあそぶのは止めよ」と忠告。
 この一座は、盗賊もやっており盗んだ金品を貧しい者たちに分け与えているらしい。
 表向きは、広場の散楽一座で権力者のやりようを風刺劇で民に伝えている。

 一座の一員の直秀を演じている毎熊克哉さんの名前が、出演者名の中で独立して出ているから今後もこのドラマに関わる役どころなのであろう。

 まぁ、それはとも角、ドラマ展開が実に面白く引き込まれるよう展開している。
 
 平安時代から大河の中に出て来たかのような源倫子を演じる黒木華さん、最高に似合っているとネット上でも評判が高かい・・・。
 また、若きイケメン俳優陣も多彩。
 
 権力の座を不動のものとするよう懸命に画策する藤原兼家(段田安則)、その権謀術数を張り巡らす様は、正に現代の政治の世界といささかも変わらない。
 権力を手中に収めようとするものの生きざまは、古今東西いささかも変わらないのが人の世の常と思われる。

 ところで、昨夜のドラマにおける親戚筋の藤原宣孝(佐々木蔵之介)、その行動がまひろの将来の伴侶となることをほのめかすように描かれていた。
 
 花山天皇(本郷奏多)の前で披露する五節の舞、その舞姫に選ばれてまひろは、舞の最中に思い寄らない人物たちを見てしまった。

 今後のドラマ展開が・・・面白くなってくる。
 すっかり、ハマってしまったかも・・・。(夫)




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映画「Lift/リフト」(2024)

2024-01-23 22:00:00 | レビュー

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 ネットフリックスで思わず面白い映画を堪能。
 標題の映画(製作:米国)、Lift/リフトとは窃盗の意味で使われているらしい。

 この映画の主人公・サイラス(ケヴィン・ハート)を中心とする美術品を専門に盗み出す国際的な集団。
 思いもよらないことから、国際刑事警察機構(インターポール)から一定の条件の下、依頼されたとんでもないミッション。

 国際刑事警察機構(インターポール)もテロ組織の首謀者・ヨルゲンセン(ジャン・レノ)を証拠不十分で逮捕できないでいた。
 そこで、その組織の金塊を強奪することでテロ攻撃を未然に阻止し、さらに首謀者・ヨルゲンセンを逮捕するために飛行中の飛行機から金塊を強奪すると云う大胆不敵なミッションをサイラスらに請け負わせる・・・。

 グラッドウェル(ググ・バサ=ロー)捜査官も監視役として窃盗団と共に行動。
 もっとも、国際的な窃盗団と知らずにサイラスと恋仲になったこともあるグラッドウェルだった。
 触れ込みは、アクションコメディとなっているが、主人公を演じるケヴィン・ハートがコメディ俳優であるかららしい。
 
 106分の作品、いいテンポでドラマが展開するから、あっという間の時間でありCGを駆使しておると思われるも思わず引き込まれてしまう。
 年齢を重ねたジャン・レノがポイント、ポイントで悪役をキッチリと演じていた。

 また、美術品専門の国際的窃盗団と云うこともあって、サイラスを主軸の仲間たちは、個性豊かな男女でそれぞれ各分野のプロフェッショナルとして、魅力的に演じていた。
 車、ボート、飛行機の操縦を一手に引き受けるカミラ(ウルスラ・コルベロ)も魅力的な輝く目をして、生き生きとして演じており・・・Good。

 意外にも面白くて・・・二度見。(夫)


    (映画com 抜粋)

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2024大河ドラマ「光る君へ」

2024-01-10 20:46:20 | レビュー

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 千年の時を経ながら今なお親しまれている「源氏物語」、戦国武将の三英傑たちも読んでいたらしい。
 その原作者である紫式部の生涯が描かれる2024大河ドラマ「光る君へ」が始まった。
 昨年の「どうする家康」が余りにも歴史を逸脱し、不人気であったことから今回の煌びやかな平安絵巻の物語について、制作のNHKでは相当に気合も入っているようである。
 目が点になるほど美しい十二単の衣装。
 セットの方も豪華に仕上げてあるらしい。
 本物感を漂わせるセットに衣装。
 
 それらを着こなす豪華俳優陣。
 千年の都で繰り広げられる平安絵巻・・・。
 美しく、ゆったりと流れる時間の中で、煌びやかさが光り輝くだけの物語と思っていた。
 面白いのだろうか、どうであろう。
 そのようなことを思いつつ昨日やっと録画していたこのドラマを観賞。
 
 ところが、物語の実態は、権謀術数蠢くあからさまな権力闘争、虚栄心、妬み、人間の心の闇が活写されており、何だかゾクゾクしながら見入ってしまった。
 
 煌めく平安絵巻が描かれるかと思いきや、現代社会にも通じている人間そのものが描かれるようである。
 もっとも、千年も昔の話であるから、身分の上下関係ははっきりしており、そこには厳しい掟も存在する。
 
 まひろと三郎、将来の紫式部と将来の最高権力者・藤原道長の関係が冒頭から動き始める。
 次兄の道兼からいつもこっぴどく叩きのめされている三郎、長男道隆と次兄道兼、その狭間にいる三郎(道長)がどのようにして最高権力者にのし上がるものか。
 
 ちょっと興味が沸いてくる。
 さらにまひろ(紫式部)の面前で母・ちはやを第1回の終盤に暗殺した道兼、これからどのような生き様を見せるのか。
 
 主人公・まひろ(紫式部)は、どのようにして源氏物語などを書き始めるのか。
 初回に投げられた賽の目、今後の展開に魅かれ始めた。
 つまらない大河と思っていたが、意外にも面白いかもと思いつつある。(夫)



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