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先日、いつものウインズにて「さらばオルフェーヴル」(週刊ギャロップ臨時増刊号)をついに手に入れた。
当方の住んでいる中国地方、さらに四国地方を含めて産経新聞社発行の「週刊ギャロップ」が販売中止になって何年か経っている。
発刊当時から、月曜日発行の同誌を愛読していた・・・こちらの地域では火曜日。
内容が豊富で、前日、前々日のJRAのレースの模様が克明に綴られている。
その雑誌も後年の不景気風に吹き飛ばされたのか、中四国地方における販売が中止になって久しい。
関東・関西方面に出かけた際、運よく手に入れることもある。
今回の臨時増刊号、サンスポなどから情報を得ていた。
是非にもほしいと思っていた。
(漆黒の表紙にオルフェーヴルの顔)
豪華な表紙にオルフェーヴルの気品ある顔。
最高の出来栄えの装丁。
これまでの同馬の戦歴と共に数々の写真、主戦であった池添謙一騎手の同馬に対する思いのこもったロングインタビュー。
池江泰寿調教師へのインタビューなど、同馬に関するさまざまなことが網羅されている。
もっとも驚きの写真が掲載されていた。
同馬の後姿。
その鬣(たてがみ)が、右にすべてたなびいて、黄金の輝きを発していた。
尾も美しく、黄金色に光っている。
栗毛の体も最高に輝いている。
その度肝を抜く写真が、両面にわたって挿入されていた。
このような、金色の輝きを放っている同馬の写真は見たことがない。
このページを見るだけで、満足感に浸っている。
プロのカメラマンの視点、シャッターチャンスに敬意を表したい。
さて、同馬は史上7頭目のクラシック三冠馬の仲間入りを果たしている。
とてもヤンチャで、レース後主戦の池添謙一騎手を再三振り落したとの話は有名。
全成績は、12-6-1-2。
2度の大敗はデビュー3戦目、鞍上と喧嘩したとの「京王杯2歳S」(10着)、それに「第145回天皇賞(春)」(11着)。
天皇賞(春)の前哨戦「第60回阪神大賞典」の逸走、それから再度コースに戻って、2着に追い上げた怪物と呼ばれたレース。
現場にいた観衆も、競馬関係者も、テレビ画面で応援していた者の度肝を抜いた。
ある意味、想い出のレースである。
その疲れから、第145回天皇賞(春)の敗戦があったのであろう。
2着6回の内の2回は、まことに惜しい凱旋門賞の2着2回である。
逸走した第60回阪神大賞典、ジェンティルドンナとの死闘の第32回ジャパンカップも悔しい2着。
東北大震災のあったその年の皐月賞、中山競馬場から東京競馬場に替えられて開催。
その皐月賞を3馬身差で快勝。
雨をついた不良馬場の第78回日本ダービーを1馬身4分の3差で快勝。
3000メートルの京都芝外回りの第72回菊花賞を2馬身2分の1差で三冠達成。
皐月賞が中山コースで開催されていなかった。
デビュー2戦目の中山競馬「芙蓉S」では、惜敗ながら2着に敗れていた。
そのため、中山で皐月賞が行われていたら、三冠馬となったものか・・・。
などと、少し疑ってかかっていた。
ところが、その年の有馬記念で前年度のダービー馬エイシンフラッシュを抑えて四冠を獲った。
これで、当方の疑念は一気に払しょくされた。
それにしても、ラストランとなった第58回有馬記念、直線早め先頭から後続を一気に突き放し・・・8馬身差の圧勝劇。
大観衆ならずとも、大いに称えるべき同馬のラストラン。
思わず感動を受けた。
当方が感動を受けたナリタブライアン以来の大きな、大きな感動。
ただ、惜しいかな、主戦の池添謙一騎手に凱旋門賞で一度でいいから騎乗してほしかった。
勝負の世界の非情さも垣間見たオルフェーヴル、全競争の3年半であった。
本当にお疲れさまでした。
いい仔をたくさん世に送り出してほしい。
競馬界の至宝を・・・。(夫)
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