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去る28日午後9時、待望のNHKBSプレミアムドラマ「悪魔が来たりて笛を吹く」が放送された。
様々な用事を早めに済ませて、テレビ画面に向かった。
これまでも横溝正史原作の金田一耕助が活躍するサスペンスドラマは、映画やテレビなどで何度もドラマ化されている。
今回、NHKが満を持して制作した横溝正史ワールド。
悪魔とは・・・。
悪魔がどこからやって来たのか。
なぜ笛を吹くのか。
一体誰が笛を・・・。
旧華族の屋敷で起きる奇妙な事件、血族関係のおどろおどろしいドラマが展開する。
その複雑な事件を吉岡秀隆さんが演じる新たな金田一耕助、その探偵と警視庁・等々力警部が事件を解明していく。
冴えわたる金田一探偵のいつものような裏付けをとった明快な推理、ドラマの終焉にすべてが判明する。
そのシーンがグッド
今回の物語には、実際に起きた帝銀事件、その事件にはじめて採用されたらしいモンタージュ写真が引用されている。
宝石店・天銀堂に入った犯人が、従業員へ青酸カリの毒物を飲ませて殺害。
モンタージュから、旧華族・椿英輔(益岡徹)が犯人と酷似しており、警視庁への投げ込みから取り調べを受ける。
嫌疑不十分で釈放されるが、英輔は奇妙な遺書を残して自殺する。
英輔が自殺する前に作曲した「悪魔が来たりて笛を吹く」。
これは、右手の中指と薬指が欠損していても、フルートを吹くことができるようになっているとか。
つまり、その指を欠落している者が悪魔であると密かに言いたかったのかも・・・。
その後、英輔が生きていると、妻・秋子(筒井真理子)が不安におののく日々を送ることから、娘の美禰子(志田未来)が、金田一耕助(吉岡秀隆)に真実の解明を依頼。
椿邸を訪れた名探偵・金田一耕助の活躍が描かれる。
NHKドラマにしては、珍しく際どい近親相姦シーンなども描かれるが、横溝正史ワールドには欠かせないシーンでもあろう・・・。
NHK総合で放送よりも、やはりNHKBSプレミアムだから描かれる映画並みのドラマでもある。
推理を展開する金田一耕助を演じる吉岡秀隆さん、時に悩み、時に反省しながらも事件を解決する姿。
人間臭く、泥臭いちょっと地味な雰囲気にあるが、趣があってなかなかいい探偵ぶりでもあった。
NHKBS版の金田一耕助シリーズ、そのドラマ化を狙ったようなエンディングになっていた。
次回作『八つ墓村』がドラマ化されるような雰囲気。
期待してもいいかな・・・。(夫)
(出典:NHK公式HP 抜粋)
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