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毎週見入っている大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」。
二人の主役とも云えるくらいの一人、花魁瀬川(小芝風花)が鳥山検校(市原隼人)に身請けされたことで、本主役の蔦重(横浜流星)はやや気落ちしている。
そうも落ち込んでいられない蔦重は、愛しの瀬川を盛大に送り出した後でも吉原が盛り上がるよう考えをめぐらす。
そして、最後の花魁姿の瀬川を冒頭に組んだ錦絵の発行を思いつく。
ただ、地本問屋から見放されている現在、妙手を考えるため平賀源内(安田顕)の知恵を拝借。
上様献上本との策を思いつき、田沼意次(渡辺謙)を通して上様に献上することとなる。
そのようにして出来上がった『青楼美人合姿鏡』を瀬川へのはなむけとして蔦重が手渡すと、それを眺めた瀬川の目に涙が浮かんでくる。
二人の想い出の大切な品の一遍にもなっている。
そして、いよいよ瀬川が吉原の大門を堂々と潜り抜けるための、最後の艶やかな花魁道中が繰り広げられ、一昨夜のクライマックスともなっていた。
正にもう一人の主役とも云える瀬川の最後の花魁道中。
ちなみに瀬川(花ノ井)を演じきった小芝風花さん、お色気タップリの花魁を初回から演じており、ここまで見事に演じきったことに感激している。
以前からこの女優さんの演技を見ているけど、まさかこのような花魁を演じることが出来るとは思いもよらなかった。
それだけ、素晴らしい演技に毎回魅了されていた。
また、花魁道中という所作、動作を寸分の狂いもなく演じており、これにもビックリだった。
身体の芯が一本通っており、高下駄を八の字に動作する中、ブレが全くないのに驚きである。
かなり練習もされたのであろう。
実に美しい動きだった、何度見ても・・・。
彼女による花魁道中が見納めになるのかと、蔦重どころではない視聴者の方までもが惜しいなと思ってしまった。
Good!!
そして、いよいよ吉原の大門をくぐる際に蔦重に向けて・・・。
「おさらばへ」。
感動のシーンの一遍でもある。
大門に向って二人が交差する美しいシーン。
視聴者も、蔦重も忘れられないことであろう。
と、云うことで、もう一人の主役とも云える小芝風花さん退場なのだろうか。
いえいえ、その3年後には鳥山検校は、高利貸しの一件で幕府に財産を没収され無一文になるとの史実。
果たして、脚本の森下佳子さんが如何なる味付けにするのか興味津々である。
一方、地本問屋の鶴屋喜右衛門(風間俊介)の蔦重ら吉原忘八たちへの巻き返しは如何様に描かれるのか。
腹立たしくも見入っている。
次回以降のドラマ展開に楽しみが沸いてくる。(夫)
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(NHK公式HP抜粋)