因果が見えない 精神力低下による盲目症状の一つ 「我に七難八苦を合わせて賜り候え」 山中鹿之助 (戦国時代の尼子氏の武将 1545~1578) 苦境(病気・怪我など)を何故祈り求めたのか それは艱難がいかに己の精神力を磨き上げるか 見返りの大きさを知っていたからでしょう。 少しの事で自暴自棄や不機嫌になったり、事を諦めたり、病気になれば自殺を考える私達とは比べようもない、強靭な精神力と忍耐力と余裕を感じます。 我慢が人を強くする 簡単な因果を知っていた日本人は苦い物が大好きだった。 日本人は我慢が好きだった。 痩せ我慢も好きだった。 「因果」は宇宙の法則。日本人は元来宇宙の法則に通じていた民族、20代と言えば今では“若造”に過ぎないが昔の日本人は20代で人道や真理を悟り立派に生き、弟子や門下を多く従えていたものだった。 だらしないけど砂糖がやめられな~いという日本人も「本来の姿」へ帰れば因果を知り生き方を変え始めると思います。 憂きことのなほこの上につもりかし 限りある身の力ためさむ 山中鹿之助 (今は憂うべき状況ではあるが、さらに難事が起きてほしい。我が力に限界はあるだろうが、この力を限界まで試してみたい。) 「人類は生き方を変えねばならなかったのではないか?」 20年30年前から考えて来なければならなかったこの題目に目を伏せ、後戻りする事のできる地点を過ぎてなお「原因不明」を続ける人類(大人)。楽が苦へ通ずる事も分からず、日本人の自慢の脳も、余程悪性の物に侵食を受けてしまったらしい。 |