感謝できない
精神力低下による盲目症状の一つ
この国の自殺志願者に
「あなたは日本語が話せるから素晴らしい」 「数字が数えられるから素晴らしい」
こう言っても何の事だか分からないだろう。
ゼロの視点から自分を見つめた時自分の価値ある所有物の多さに気付く事ができるかもしれない。しかしそれらを宝物に見せないのが“盲目”。自殺志願者に限らない。この国の人間は「自分には○○がない」、「こいつには△△がない」など人間の悪い所しか見えなくなっている。
要するに評価ができない、在るものの素晴らしさが分からないのである。
満ちる心のないこと 20年前の小学生に見せれば「スゲー」と思われる今のTVゲームにも、私達は凄いと思う事もなく、むしろ悪い部分ばかりを見ます。終戦直後の人間が見たら羨ましがるような美味しい食料品を100円で買えるが、感激する心はない。
それは評価する視点、感謝する心、美味しいと感じる神経を持ち合わせていないので物理的に不可能なのです。
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