食と世界

食と世界についての雑記 菜食・断食の勧め

 ◆豊かな暮らしと精神力 2

2007-04-18 07:53:32 | 日本人






ここ20年の間の人間の変移を見るだけでも
人間の精神(心)の変質し易さが浮かび上がる。


人間の精神力は生活習慣に大きく依存し例えばにがうり、ピーマン、ジョギングは心身を健康にするかもしれず、逆にロールケーキを食べたり運動不足に陥れば不味い野菜は食べられず、努力に耐える忍耐力のない心身共に病弱な人間に育つ可能性がある。













宇宙のルールを熟知していた過去の日本人

この変動し易い人間の精神力が鍛えられる喜びのゆえに、
昔の人々は苦いいわしや野菜に群がったのだろう。


七難八苦を求めるとは言っても誰も苦しみながら生きたい訳はなく、彼らには辛苦からの見返りの大きさと、一方で煩悩に従う事で得る巨大な損失が見えていたのだろう…その損失の例は・・・・









感謝できない
もし巨万の富を手にしても満足感が得られず、新しい時代のTVゲームをしても楽しいと思う心がなく、健康である事に感謝を持てず、美食を平らげて美味しいとも感じず、物に囲まれて幸せだと思う事ができなかったとしたらどうだろう。その人間にとってこの世は生き地獄と化してもおかしくない。

どれだけの住居物品に恵まれていても自殺をするはずだろう。



危機を回避できない
「おい、砲弾が来たぞ!」と教えてもあくびをしながら避けようともせず被弾して死ぬ人がいる。その為に戦況は悪化し、機敏に危機を察知して今直ぐ取るべき行動は全て先送りとされ、遂に間に合わなくなって死よりも恐ろしい破滅の未来を大勢が生きる事になる。殆ど相手を「巻き添え」にする自爆テロ犯同然の人達である。


自己中心になる
悲しい事に「世の為、人の為、世界・地球の為」がもう
私達の心の中心にはなくなった。












これだけ哀れな姿となるくらいなら、彼らは
精神的能力を抹殺される道を行く訳にはいかなかったのだろう。


一つとして楽を呼ばない苦がなく、苦しみを呼ばない快楽もない事

鍛えやすくも腐りやすい人間の精神の性質を、
今人類全体が知って行かなければならない。


























コメント
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