「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2013年6月16日(日) 女川町竹浦(弁天島~アゴ島)

2013-06-16 22:46:12 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天候:くもり

海況:南東の風弱く ベタ凪

気温:18℃  水温: 水面12.8℃  水底 11.8℃

透明度:水面 3~4m  水底 5~7m

 今日の竹浦は、凪がよくスーパーマクロでの撮影には、ベストコンディションだ。弁天島で観察中のダンゴウオの抱卵は2ヵ所とも卵の様子を撮影することができた。(穴径1.6cm)

←観察中のNo2の卵、成長の速い卵は、あと2~3日でハッチアウトする。

今日の観察の結果、No2とNo3のダンゴウオは、今度の週末にはハッチアウトが観察できるでしょう。

←今日は卵を見せてくれたNo1の抱卵(ハッチアウトまであと10日以上かも)(穴径1cm)

今月の竹浦は、ダンゴウオの稚魚や幼魚など数十個体とオコゼカジカが複数個体が観察できる。

 紅藻類の海藻に吸付くダンゴウオの稚魚 

 海藻と同色になり身を守る幼魚   稚魚から幼魚に成長

 吸盤で海藻に吸付くクサウオ系の稚魚(体長6mm)

 おながわピカチュウこと「ミズタマウミウシ」

その他、エダウミウシ・エムラミノウミウシ・ヤリイカの卵・アキギンポなど観察。

       

 


2013年6月15日(土) 女川町竹浦 海洋実習

2013-06-16 06:21:46 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天候:雨

海況:風なく穏やか

気温:20℃  水温:水面 13℃  水底 10.5℃

透明度:水面 3~4m  水底 6~7m

 今日は雨降りの中、久しぶりの海洋実習です。1本目は弁天島の水深10m前後でのスキルUP。講習生のY氏は、初のドライスーツで最初は苦戦していたようだが、岩肌にいるダンゴウオの稚魚を観察しているうちに徐々に慣れてすべてクリアーした。

 2本目は、アゴ島へ。マボヤの群落を見ながらダンゴウオの抱卵(2ヵ所)を観察。抱卵の小さな穴の中を水中ライトで照らしながら覗いては見るが、親がガードを張って卵はちょっとしか見えないようだ。

その他、定位置のオコゼカジカ(オレンジ色のメス)のところへ、白いオコゼカジカが10cmの距離をおいて、じっとしていた。