坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

    インテリアのご相談は HP『 インテリアの教室 坂野民枝 』へ

佐川美術館:滋賀県

2009-11-25 | 美術館
美術館というと、展示品を見に行くことが、当然中心ですが、
ここは、建築とアプローチ そのものも一見の価値があります。

本降りの雨なので、エントランスからずっと濡れている様にみえますが、
違う!

水がデザインされています。雨がさらに波紋を造っています。
 

琵琶湖をイメージしているのでしょう、葦が設えてあります。
地下に展示室(楽吉左衛門美術館)があり、その採光を
このトップライトから採っています。
1枚目の写真、葦の裏側になります。


石の立ち上げで水をストップしています。
雨なので排水溝に流れています。グレーチングが内側にあります。


内部は撮影禁止です・・・
・平山郁夫さんの展示は、リトグラフではなく、本物なので、筆遣いの凹凸、
 色彩もリアルです。
 名古屋のデパートで見た記憶がある作品 シルクロードの夜景に使われている
 ブルーが、エキゾテッィク感を表します。 絵も全国を旅しているようです。
・楽吉左衛門さんの展示は、インドネシアの木の彫刻像とのコラボです。
 純粋なものの持つ強さがあります。
・佐藤忠良館、彫刻・・金属の硬さに人の柔らかい表情を与えられるのは、
 技術だけでなく、作り手の思いやり、やさしさを感じます。