坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

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如庵:起し絵

2013-08-29 | Weblog
インテリア産業協会のイベントでは 久しぶりの手作業です。

切ったり貼ったりは毎日の作業ですが、いつもと勝手が違うことをするのは
始める前はちょっと緊張でもあり、楽しみでもあります。

犬山に在る国宝の茶室、如庵はお茶会や建築関係で数年に一度は
目にしているので中の様子はわかります。

それはわかっていますが・・・
説明の通り 折曲げたり、切ったり、貼ったり・・・
しないと やり直しになってしまいます。
何事にも 順番がありますね。

背面の一面のみ張り合わせ、床の間も上がり部分、炉を切った部分すべて
平らに畳むことができます。
この写真は全部平面状になって 後ろを少しだけ起こしたところです。 


組み立てたところ にじり口も 炉もちゃんとあります。

唯一 くっついていないのは 床柱だけです。
最後に上から通してあります。


組み立ててみての感想は!

設計図面の無い[如庵]を 平面から 立体に組み立て、平面状で保存できるように、
どこでどれをを留めると形になるのかを考えるのはすごいことです。

これを 作図された 日本インテリア総合研究所の山崎先生が素晴しいです。