坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

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住宅の省エネルギー:これからのインテリアの課題の一つ

2015-10-04 | インテリア
インテリア コーディネーターというと、綺麗なものを並べる印象があると思います。
完成した見た目が きれいなのは当然ですが、
プロとしては、実はとても地味な部分で沢山のことを検討しています。
建築士の方、大工さん、電気屋さん、設備屋さん
色々な方と調整しながら 仕事を進めていきます。

例えば、照明器具で、ペンダントやクリスタルのシャンデリアなど吊るタイプを選んだ場合、
明るさや家具との位置は当然ですが、動線の検討とスイッチの機能の選択、
空調の吹き出し口の位置(風で器具が揺れると、テーブルや床面の光が揺れます)
図面だけでは、表記されていなかったことなどは現場で、業者さんや職人さんと打ち合わせたりします。

エネルギー問題に・・・ 特に 3.11 以降 ・・・
住まいを省エネにする建材、省エネの器具 それに伴う設置方法も新しくなっています。

『せっかく、良いソファを入れても、日射焼けする』というお話に、
サッシ、遮熱ガラス、UVカットのカーテン・・・提案する案が増えます。

そんな理由もあって、住宅省エネルギー技術 設計者講習 受けました。


熱損失量とか熱還流率とか、建築士の試験以来、久々の計算で、
初めに練習問題を見たときには、帰ろうかと思いました。
近くの座席の建築士の方に聞いたところ、『実務でも入力したら、プログラムが計算するので、
ここでは 理屈がわかれば良いですよ』とのこと。
演習問題で説明を聞いたので、試験も通りました。 ホッ('_')。

建築基準法など法律や政策もどんどん変わっていきます。

リフォームのセミナーをす開く時にも参考にし 新しい情報でお話します。