教科書にも載っている 400年前の建築。
インテリア、建築、デザインの本で、特集になったり、行って見たいと思っていた一つ【桂離宮】。
宮内庁への申込もネットで簡単になり、直前の空きとタイミングが合い短い一人旅です。
江戸時代初期、月を見るための別荘 二代に渡り増築、増設。で完成。
月を見るため、茶を楽しみ、又、直接月を見るだけでなく池に映る月を愛でる庭。
『こだわり』と『掛ける費用』。
ベルサイユ宮殿も狩りや社交の場、噴水を作り、水を楽しむ・・・美に対する意識が高い施主でこそなせるものは 洋の東西同じです。後世に残り、主が公になって、公開されるのも同じです。
梅・椿の終わり頃、そろそろ桜、冬と春の間『素の美しさ』を感じることができる時期と言えます。早朝は雪がうっすら積もっていたそうですが、陽も差してきたところです。一日の中に冬と春。寒くはありませんが、冷えていた空気が澄んで、絵葉書のような美しさです。
飛び石を歩き、石橋を渡りお庭を巡ります。
市松柄で有名な『松琴亭・一の間』は、本で見ると、濃い藍色ですが、いつも外光が入る状態ですので、淡い水色になっています。色が抜けたても上品な色です。座敷に上がることはできませんが、市松の貼り方が正面からはっきりとわかります。藍色の上に白地の重なり1センチほど透けて見えます。
一枚の紙の上と右に重なりがわかりますので、これらは左下から順に貼られたようです。床の間の見付けで均等になるように割り付けられ、一枚の縦方向は側面と襖までほぼ合わせてあるように見えます。
割り付けやデザインは側面方向にも気を付けたいです。
『二の間』は無地ですが、紙の貼り合わせです。濃い藍色のころはかなり斬新だったと想像します。二の間から一の間に部屋を移った時、又気持ちが新たになったことでしょう。
賞花亭は屋根の葺き替え工事中でしたが、やはり、気になり、一瞬だけ。材料を見ると、工事現場ですね。
スナップ写真程度はOKです。デジカメの恩恵でかなり写しました。
デザインで気になったところ、一部だけ・・・
・丸と四角
・編む、結ぶ
献上品の蘇鉄、京都の冬の間は厚着してます。結び目も美しく見せています。
・石の表情
(右に下るステップは、宮様が池から舟を降り 上がられる所です。各建物にそれぞれの意匠で作られています)
(外腰掛の待合、足を乗せる石もそれぞれに場に合わせ、大きさ・形があります)
(玉砂利と思ったら、漆喰で固めてあるそうです。歩きやすい)
石の配置にも 真・行・草があり、使い分けられています。
・優雅の極み
私が写すと、民家の古いウッドデッキのようですが、『月見台』です。
参観者は上がれません・・・
本や雑誌の特集で屋内からの写真を思い出しながら・・・
ここから空を見、池に映る月を見る
デッキ奥の床下の換気は割竹です。夏の暑さを柔らげたのでしょう。
・書院遠景と近景
10時スタートで、1時間巡っていると空も借景になってくれました。
初めに造られたのが東の古書院、川の氾濫もあったとかで、基礎から高くなっています。
ここは残念ながら、中を見ることはできません。桂棚もここです。
・自然の目隠し
外へ出て、右が桂川、左が桂離宮の敷地。生垣に見えるのは、敷地内の竹を葉が付いている状態で、外に曲げています。
上部が山のようになり、葉が下向きです。竹は『真っ直ぐ』とは限らない、発想に見とれながら満喫しました。
インテリア、建築、デザインの本で、特集になったり、行って見たいと思っていた一つ【桂離宮】。
宮内庁への申込もネットで簡単になり、直前の空きとタイミングが合い短い一人旅です。
江戸時代初期、月を見るための別荘 二代に渡り増築、増設。で完成。
月を見るため、茶を楽しみ、又、直接月を見るだけでなく池に映る月を愛でる庭。
『こだわり』と『掛ける費用』。
ベルサイユ宮殿も狩りや社交の場、噴水を作り、水を楽しむ・・・美に対する意識が高い施主でこそなせるものは 洋の東西同じです。後世に残り、主が公になって、公開されるのも同じです。
梅・椿の終わり頃、そろそろ桜、冬と春の間『素の美しさ』を感じることができる時期と言えます。早朝は雪がうっすら積もっていたそうですが、陽も差してきたところです。一日の中に冬と春。寒くはありませんが、冷えていた空気が澄んで、絵葉書のような美しさです。
飛び石を歩き、石橋を渡りお庭を巡ります。
市松柄で有名な『松琴亭・一の間』は、本で見ると、濃い藍色ですが、いつも外光が入る状態ですので、淡い水色になっています。色が抜けたても上品な色です。座敷に上がることはできませんが、市松の貼り方が正面からはっきりとわかります。藍色の上に白地の重なり1センチほど透けて見えます。
一枚の紙の上と右に重なりがわかりますので、これらは左下から順に貼られたようです。床の間の見付けで均等になるように割り付けられ、一枚の縦方向は側面と襖までほぼ合わせてあるように見えます。
割り付けやデザインは側面方向にも気を付けたいです。
『二の間』は無地ですが、紙の貼り合わせです。濃い藍色のころはかなり斬新だったと想像します。二の間から一の間に部屋を移った時、又気持ちが新たになったことでしょう。
賞花亭は屋根の葺き替え工事中でしたが、やはり、気になり、一瞬だけ。材料を見ると、工事現場ですね。
スナップ写真程度はOKです。デジカメの恩恵でかなり写しました。
デザインで気になったところ、一部だけ・・・
・丸と四角
・編む、結ぶ
献上品の蘇鉄、京都の冬の間は厚着してます。結び目も美しく見せています。
・石の表情
(右に下るステップは、宮様が池から舟を降り 上がられる所です。各建物にそれぞれの意匠で作られています)
(外腰掛の待合、足を乗せる石もそれぞれに場に合わせ、大きさ・形があります)
(玉砂利と思ったら、漆喰で固めてあるそうです。歩きやすい)
石の配置にも 真・行・草があり、使い分けられています。
・優雅の極み
私が写すと、民家の古いウッドデッキのようですが、『月見台』です。
参観者は上がれません・・・
本や雑誌の特集で屋内からの写真を思い出しながら・・・
ここから空を見、池に映る月を見る
デッキ奥の床下の換気は割竹です。夏の暑さを柔らげたのでしょう。
・書院遠景と近景
10時スタートで、1時間巡っていると空も借景になってくれました。
初めに造られたのが東の古書院、川の氾濫もあったとかで、基礎から高くなっています。
ここは残念ながら、中を見ることはできません。桂棚もここです。
・自然の目隠し
外へ出て、右が桂川、左が桂離宮の敷地。生垣に見えるのは、敷地内の竹を葉が付いている状態で、外に曲げています。
上部が山のようになり、葉が下向きです。竹は『真っ直ぐ』とは限らない、発想に見とれながら満喫しました。