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久しぶりの小説: 火花

2015-08-28 | Weblog
少し頭の中をニュートラルにしたくて・・・と、思っているところへ、
hontoから『電子書籍 40%off』のメールにつられ、[火花]を購入。



思い起こしてみると、ブームの時期にその本・・というのは、
気持ちに余裕がないと、読まずに過ごしてしまっている事が多い。
[IQ84]も 友人が読んでいて、『読み終えたら貸すね。』というまま、
日々の忙しさで、次のことを考える事に追われ、埋没してしまいます。
本屋さんの前を通っても、平積みの本が数回変わると 忘れてしまっている。

読まなくても過ぎていくのが 小説。

この[火花]は、特に書評も多くは見ず、ページ数のチェックだけして、
昨日の夕食の前後に読みました。

読み始めて、熱海の花火の場面・・・タイトル、花火?火花?・・・火花
淡々と読み進んでいくことができる作品です。
食事の支度で、一旦停止も気を揉まずにできるし、
続きを読み始めるのにも、覚悟を必要とせず、
途中で読むことを放棄という気持ちにさせないのが、この小説の魅力かも!

何故このタイトルにしたのでしょう。これについては色々意見がありそうです。
意見を書くと、まだ読んでいない人の想像を削ってしまいますので・・・

やっぱり タイトルは重要ですね。

・表紙の絵について又吉さんがインタビューを受けていました。
幾つか見せられて、選ぶように言われたと・・・
『赤が目立っていた』ということです。

抽象的な絵ですが、モヤモヤ感と火花を連想できて、 
なにより、地下街の本屋さんの平積みでも遠くからわかります。

書店の色の氾濫のなかで、色数の少ないインパクトも必要です。


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