坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

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本:【佐藤オオキのボツ本】

2017-04-26 | Weblog
通常は 誰かにデザインされた物は、大小問わず 完成形を見ています。



佐藤オオキ氏はプロダクトデザインだけでなく、プロジエクト全体の作成もされています。
思考の過程、提案の可否の発展を図解で説明しています。

以前テレビで、『早稲田のラグビー部のユニフォームの変更』を、見ました。
監督が満足そうでした。確かに強そうに見える!
これも佐藤氏の関わることとこの本で知りました。
海外チームの素材を研究し、他から学ぶ。
試合中の動き、どの部分が良く見えるか既成概念を壊す。
ユニフォームであっても伝統ある物を変えるにはそれを納得させる結果を作る。
あらゆる検討がされています。
造る過程で『こだわり』が、より良いものにします。
そのうえで、ボツ案はボツの理由があり、そこから得るものもある。

私の手元にも、たとえばステンドグラスのボツ案。
お客様との打ち合わせで、デザイナーに作成して戴いたデザイン画。
最低2案は貰うので、完成形の倍以上のボツ案があります。
ボツ案の中にも 美しいものはたくさんあります。
私も提案する仕事の一端にいます。

『ボツ』の言葉にも愛おしさを感じています。
ボツも大事にしようと思います。

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