紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

冷房なしで寝ています。

2009-08-06 23:44:00 | 家事
 何だか道が混みだしたなあ・・・と思ったら、そろそろオトナも「夏休み」に入ってきたらしい。これから車で走る時には、ちょっと時間に余裕をみた方がいいのかも。

 電車だって、油断ならない。今日も午前中の電車が遅れていたらしい。

 こういうときにはカメのように閉じこもって、ほとぼりがさめた頃活動しようと思うんだけど・・・最近、H氏が誘い出さないかぎり、なかなか外出しようとも思わない、やる気の無い自分に気づく。

 というか、あまりにもウチですべきことがあるので、外に目が向かないのだ。

 昨日なんて、H氏のパジャマのズボンがあまりにもボロボロなので、ウエストゴムのところを補修するという、2時間がかりの繕い物をしていたけど、これが楽しかったのだ。

 地味で細いストライプの柄のパジャマに、Kちゃんが柄の面白さだけで「トーカイ」で買ったサッカー地の「氷の旗」プリントが、ウエストゴムをぐるりと覆った。ウケ狙いなだけで選んだが、自分ではすごく気に入ってしまった。カワイイやん♪

H氏へ

 暑い夏の寝苦しい夜には、せめてウエストゴムあたりだけでも、海の家にはためく「氷」(「かき氷あります」、と意思表示した)の旗で、涼をとってください。

 みなさまにも、お裾分けです↓

くいしんぼう、ばんざい。

2009-01-29 23:51:14 | 家事
 ほとんどムキになって料理をして、その経過などをブログにアップするので、「料理が好きなんですか?」と聞かれたりして、絶句する。もちろん嫌いではないが、好きか?と聞かれると素直にウンとはいえない。種類を展開しなかればならないので、一日3品くらいで収まったら、どんなにか楽だろうと夢想する。

 家族のためにがんばっている「おかーさん」という部分もあるのだろうが、そんな義務感(と愛情)だけなら、これほどのモチベーションは維持できない。

 やっぱり最終的には「だって、おいしいものが食べたいんだから」。これですね。自分がおいしいものが食べたい。料亭やその辺のレストランに負けないくらいのものを、日常的に食べたい。この一念です。

ご飯作りに没頭

2008-12-05 00:47:22 | 家事
 今日はオフなので、まあまあ時間をかけて晩ご飯の支度をしたのに、品数は少ない。ハンバーグと「いか飯」に意外に時間を取られて、タイムアウトだったりしたのだ。

 実は1週間前くらいにも久しぶりに「いか飯」を作ったのだが、久しぶり過ぎてイカの中に詰める餅米の分量勘が効かず、少な過ぎて物足りない「イカ飯」になった。そのリベンジをはかるべく、詰めすぎない程度に、でもしっかり詰めるという感じを思い出しつつ、ゆっくり着実に作業をする。煮る時も、ゆっくり時間をかける。

 その甲斐あって、駅弁の『森駅のいかめし』に楽々勝利するレベルの『いかめし』完成♪ イカ、やわらかい! 中のご飯はもっちりで、しっかりだしの味がしみている!単純にうれしい♪

 Kちゃんが帰宅して「あ、今日は『いかめし』やね! 『いかめし』大評判やもんな」。
 そういえば先週、彼女は父親と、輪切りにした『いかめし』を、いかにリングの大きい部分を分捕るかを競い、争って食べていたもんな。

 しかし、この『大評判』の意味は別のところにあったのを、食後Kちゃんより聞く。
「いかめし、大評判やで。みんな、欲しい欲しい!っていわはるもん!」

 「みんな」? 

 「みんな」とは、結構大所帯らしい彼女の学校でのお弁当コロニーのメンバーだったのである。そういえば、お弁当に二切れほど入れたっけ。

 私のお弁当にも入れていた。若き同僚が、「あ、いかめしじゃないですか! つくらはったんですか?」
うん、と答えると、「すげーー!」と返って来た。いや、コツがわかれば時間はかかるけど、簡単。ただし、イカは新鮮なものを。

 ハンバーグも腰を据えて作ったので、まずまずの出来。品数は少ないながらもクオリティは高い。

 晩ご飯を終えると一休みした後、後片付け。その後、明日のご飯づくり。明日は仕事の上、帰宅が30分遅くなるので、ほぼ作っておき、先に食べてもらえるところまで持って行かなきゃ。となると、メインはカレーである。それ以外にも3品作っておく。

 着々とはかどるので、うれしくなる。しかし最後にどんでん返しが待っていた。

 カレーの具が煮えて来たので、そろそろルーを入れようと食品ストックの扉を開ける。もう皆さん、うすうすお気づきのことと思うが、皆さんの予想を裏切らず、ルーのストックが切れていたのだった。大箱はあったのだが、半分使用済みなので、どう考えても足りない。

 ということで、H氏の明日のお仕事が、いくつか増えてしまいました。ごめん! ハウスの『印度カレー』を買って、大箱なら半分、小箱なら一箱投入してください。ハウスとヱスビーなら、他のルーでもいいけど、間違えて『メタル印度カレー』は買わないように。よろしく! 

障子を張りかえる

2007-09-19 21:12:43 | 家事
 そもそも障子の張り替えなんて思いついたのは、職場で仕事中に受入れたばかりの本をぱらぱらとみていたことから始まる。

平野恵理子『修繕の女王』(ヴィレッジプレス/刊)の中に、雪の結晶模様の障子のイラストを発見した。折しも2階のサッシの窓の内側にある障子は、にわか雨に濡れ茶色くみじめに破れている。これは「ときは今!」という神の、もしくは明智光秀のお告げであろう。早速お告げに従い、おとといから昨日にかけて障子の張り替えを決行した。

 ところで障子の張り替えは今まで冬場、大聡怩フ一環として2、3回したことがある。誰に言われた訳でなく、自分の勝手な固定観念なのだった。大聡怩ノ障子の張り替え。きれいな障子でお正月。これだね!

 むろん作業の30分後には、激しく後悔することになる。「なにが悲しゅーて、こんな寒い中で障子紙はがして桟を洗わなあかんのやろ。忙しい最中でなかなか乾かへんし」と心中ぶつくさだった。だから次回は必ず夏にリベンジ!!と固く誓ったわけである。いや、誰に対するリベンジかは私にとって不利になるので訊かないで欲しい。

 最後に障子の張り替えをしたときに、何より大変だったのは古い障子紙の撤去である。桟に残さず綺麗に除去する。これが大変手間のかかる作業なのだった。
 ところが今回、平野さんより大いなる福音をいただく。障子紙をきれいに取り除く製品があるというのだ。その成分は「非イオン系界面活性剤」らしい。

 ん? 界面活性剤? それって食器洗い洗剤の成分じゃないのか? と「非イオン系」という接頭語は思い切り無視して、濃いめの洗剤液を作り、紙が桟にのり付けされた箇所をャ塔ンと丹念に濡らしてゆく。全ての箇所に洗剤液が塗られたら、ゆっくりと紙を剥がしてゆく。

 んんん?! 面白いようにきれいに取れてゆくではないか! あっぱれでござるぞ!と、思わず会心の笑みがこぼれる。先代の古くしつこい紙ですら、アイスの木のしゃもじで引っ掻けば、あっけなく取れていく。やったね!

 こうしてシーズンオフのため3割引でホームセンターで入手した、紙吹雪のような色紙がほどよく散りばめられた障子紙を落ち着いて貼ってゆく。乾かして、余分にはみ出た所をカットすれば完成である。

 2階の窓の障子張りがご機嫌に終了したので、翌日おばあちゃんの部屋の大きな障子も1枚張り替える事にしてみた。こういうのは、勢いが大事なのだ。修繕前はべろりんと一部はがれて、お化け屋敷に相応しいような障子が、かわいい五色豆を散らしたような障子に変わる様は、魔法のようである。こうして2枚の障子を張り替える事ができた。 
 
 完成すると比喩でなく小躍りして喜ぶ。会う人ごと(もちろん家族だが)に「みてみて~!!」と完成品をみてもらう。皆さん心得たもので内心「どーでもいいしー」と思っていても、私の機嫌を損ねないよう、もしくは落胆を招かないよう、ほどよく反応してくれる。さすがは家族である。

 今日職場で一緒に仕事をしていたNさんにこの話をすると、「リンスでもよくとれますよ~」と新たな情報を教えていただく。ああ~リンスという手もあったんだ。「でも、リンスは匂いが強いのがありますから、その辺が難しいんですけどね」と、親切に補足情報も追加してくださったのである。

 障子の張り替えで思い出すのは、忘れもしない田辺聖子さんの小説である。(って、タイトル忘れてるやん!) 美人のOLさんが「障子の張り替えに行く」というのを聞いて、意味がわからず怪訝なカオをする美人じゃないOLさん。
 その小説を読んで初めて私は「処女膜再生手術」というものが、この世に存在することを知ったのである。しかし果たしてこの手術、いまも健在なのであろうか?(とても健在とは思えないが)
 ま、たしかに障子の張り替えみたいなもんかもな。いろんな意味で、いかにもお聖さんがいいそう。うまいこと、いわはるわ、やっぱり。