紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

小屋を見つける。

2009-08-29 23:22:00 | 路上観察
 昨日、日野に行く途中、夫婦で「素晴らしい!」と意見の一致をみた味のある小屋を発見。早速デジタルカメラで採取。
 

 H氏によれば、防災関係の道具をまとめて入れてある小屋らしい。瓦が一枚剥がれているのも、前歯が一本抜けた子どもの笑顔のようで、愛嬌がある。


 左の写真は、バス停などの小道具もいかしてる。右の写真は、窓や赤い電球が魅力的。

 なにげなくツタが絡まって、女の園のチャペルのよう?? 選挙ャXターが貼られまくったようで、画鋲だらけの壁面だった。




シンプルすぎる!

2009-08-28 21:47:00 | 路上観察
 今日はH氏が「行きたいとこに連れてってあげる」と言ってくれたので、

「半日しか時間がないし、日野のブルーメの丘方面」と即答。
 

 昨日のカカシの記事にコメントしてくださったれんくみさんが、白人マネキン頭オンリーのカカシが、ブルーメに行く途中の田んぼにある、と教えてくださったのだ。思わず「見に行きたい!」と、どきどき。でも、こんなに早く調査探索に出かけられるとは!

 途中、思わぬ掘り出しものを発見したり、久しぶりに畜産センターに立ち寄り、のんびり動物たちを見たり話しかけたりの道草をする。夫婦でえらくなごむ。田んぼに注目しつつブルーメを目指す。

 ブルーメの丘が見えて来たあたりに、すご~く地味に点在する「メ[カーフェイス」を発見! こんな地味なカカシ、よくぞ見つけたものだ、と感心する。頭だけっていう手抜きさ加減が存在感の薄さを引き起こすのであろう。存在感が薄いって、カカシとしては致命的だ。

 それでも一度発見してしまうと、その異形さに遠巻きにしたくなる気持ちも引き起こされる。これでプラスマイナス・ゼロか。なかで、いくぶん可愛らしいものについては、画像をアップしたい。

たとえば、こんな感じ。地味だ。


あるいは、こんな感じ。本人も自分が何者かわからずに、戸惑っているようにも見える。


シュールな風景とは、こういうものだろうか?


これを見るためだけに日野に行き、ブルーメにも立ち寄らずUターンして帰宅した私たちって・・・!?

かかしパラダイス!

2009-08-27 21:43:00 | 路上観察
 今年の初夏あたりに一部の図書館員の間を回遊した『カカシバイブル』(ピート小林/著 東京書籍)という本がある。ついでに言うなら、朝日新聞の書評欄で西原理恵子も絶賛していた。

 それに触発されたのか、先日田舎道を走るお気に入りの近江八幡市~野洲市(旧中主町)ルートで、かかしアートスペースを設けた田んぼを発見! やるじゃないか!

 ということで、昨日もういちど、その道を通って写真をゲット。今日は「カカシ・パラダイス」な写真メインでお贈りします。(画像はクリックすると拡大できます)


ステージは、あぜ道スペースを活用。

   ←服を脱がせると巨大藁人形!?


カラフル&スメ[ティ→

↓なぜか夏のハロウィン。すいか大王勢揃い!





↓躍動感!





↓乙女な女子カカシ。




なかなかの力作ぞろいで、心和むスペースがひっそりと展開されていた。

 場所の説明はうまくないので、理解していただけるか心配だけど、とりあえず。八幡山の麓の近江八幡市立図書館前の26号線を野洲方面に走り、人家を抜けた野村町に入る手前の、田んぼの広がる昔ながらの景色の場所の右手にあります。近隣の方、カカシマニアの方は、ぜひどうぞ。

工場クルーズ!

2009-08-19 22:30:00 | 路上観察
 はたしてこれが路上観察にあたるのか、よくわからないところだが、ま、他に相応しいカテゴリがなかったということで。全然「路上」どころじゃないんだけどね。

 大山顕、といえば知ってる人は「ああ~! あの団地マニアのひとね!」とわかってもらえるだろう。フォトグラファーでありライターでもある。工場と団地とジャンクションをこよなく愛する男。

 『工場萌え』や『ジャンクション』、『団地の見究』などの書籍や、住宅都市整理公団のサイトや「@nifty:デイリーメ[タル Z」で彼の作品を見ることができるが、アツさとクールさを併せ持つ絶妙な彼の語り口と写真の素晴らしさに、「おおお~!!!」と感化され、あっという間に虜となってしまうだろう。・・・って、それは私だ。
 彼のインタビュー記事を発見したので、どんな人なのかの詳細はhttp://withd.jp/news/interview/3395.html
こちらをどうぞ。

 私が最初に彼を見たのはNHK/BS2の『熱中時間』に、「熱中人」として登場したときからだ。
 しゃべりは明晰、写真は美しい、着眼点がユニーク、見た目もクール、普通の人が見落とすような、しょうもないところにこだわる(かなりの褒め言葉)という魅力的な人なので、人名がいつも抜け落ちてしまう私の脳に、強烈な(それでも名前はうろ覚え/悲)印象を残したのである。

そんな彼が、思わぬ角度から工場を見ることが出来、迫力も美しさも素晴らしすぎるコースを開拓してしまったのだ。デイリーメ[タルZの企画にて。なんと「工場クルーズ」! 船からの工場ビジュアルを楽しもう!という企画である。大山さんはネットで工場好きに呼びかけて、その日は全国から工場数寄者たちが集まったらしい。
 
 ここまで読んだ時には、まだ「ほう、ほう」とカメのように首を伸ばし、液晶画面を黙読していたのだが、「どーん」と工場の写真が出て来た時には、あまりの迫力にのけぞってしまった。

 ぎ、え。

 まるで宮崎駿のメカニックな世界である。あまりといえば、あまりに美しすぎる(汗) まさか工場にこれほど感激してしまうとは(しかも、写真で)。

「工場クルーズ」
の記事はここです。
 
 どんなに言葉を尽くしても、これを伝えるのは至難の技。ごゆるりと覗いて驚愕してみてください。しかも、このクルーズが今後、観光コースになっちゃうなんて!!
 関東方面の方は、ぜひ体験してみてください。ああ、うらやましい!

空き家を見つける。

2009-08-11 23:03:00 | 路上観察
 通勤徒歩ルートは、ときたま目新しい路地裏などに入ったりして、気分を変えてみる。

 滋賀県には飛び出し人形以外にも、他府県に抜きん出るものはある。知る人ぞ知るホーロー看板の宝庫らしい。

 そのホーロー看板を玄関先に据えたまま、空き家になってしまった家に、ふと足を止めた。なんとなく家に呼び止められた感がある。帰りに写真を撮ろう、と決めた。



ホーロー看板、および木の牛乳箱、それに磨りガラスの向こうに映る手動式石油ャ塔vが、昭和の三種の神器のように佇んでいる。もう少し引いてみると、趣がやや異なって見える。


 薬屋(置き薬)の名前が「堀回春堂」というのだ。このいかがわしさがなんともいえない。実家では、置き薬を使っていたので、この「スパーク」という風邪薬は、私も子どもの頃、飲んだ覚えがあるが、残念ながら私の体内ではスパークしなかったらしい。

 それでもゆっくりと微熱時間が流れる一日の中で、本を読んだり、平日のワイドショーでオトナの世界をのぞいたり、ぼんやりと窓から空の雲や鳶が行き過ぎるのを眺めるのは、今にして思えばいいものだった。たしかにからだはつらかったにせよ。

 まぁ、風邪は栄養のあるものを食べて、水分をしっかりとって、2,3日寝ているのが一番らしいから、下手に効くよりは、ゆっくり休養できていいのかもしれない。