紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

そして大晦日

2005-12-31 12:34:40 | 季節

 ご心配をおかけしておりました大掃除は、なんとか完了しました。
 さんざんネタにさせていただきました夫・H氏の大活躍により、外回りは熊手のあとも清々しいです。彼は今日一日で3人分くらいの働きぶりです。どうもありがとう、ご苦労様でした。子どもたちもそれぞれにがんばって動いてくれました。
 それにひきかえ私は、ここにきて頭痛と肩こりと目眩で、休み休み掃除と片付けをするありさま。「おいおい、もしかしてこんなときに更年期(泣)?」と自分につっこみを入れ、引きずるように身体を動かして。掃除が完了できたときは、マラソンを完走したみたいに、喜びのあまりその場に倒れそうでした。
 
 かるーい気持ちで始めたブログですが、たくさんのお客様がいらっしゃって、うれしい驚きの日々です。訪れてくださった皆様、コメントをいただいた皆様、とても励みになりました、ありがとうございます。
 本当にとりとめもなく「書くぞー!」という気持ちだけで成り立っている、私の心のフックにひっかかった出来事が、読んでくださった方の心になにがしかのものを落とす事ができたのならうれしいです。
 夜には車で20分の隣町の実家に行き、皆様のご多幸とご健康を祈りつつ除夜の鐘をついてきます。どうぞよいお年をお迎えください。来年もまたよろしくお願いします。


もはや時間とのたたかい

2005-12-30 12:31:51 | ファミリー

 昨日に引き続き今日も掃除はできなかった。
 
 理由は、戌年の娘と約束した今日が締め切りだった年賀状のデザインとコピーをずれ込ましてしまったためである。とにかく人生初の自分の干支の年賀状を出したい、という気持ちには共感したので、例年のように干支双六の年賀状を少しだけつくってあげ、今日のお昼過ぎにコンビニにコピーに走り、さっき二人で色塗りを終えたばかり。ぐったりである。

 あと3日あれば、とも思うが、さっさとお正月に来てもらって、お正月開けにゆっくりと掃除すればいいじゃないか、という非国民のような心の声も聞こえる。どう考えても、明日の真夜中には確実にお正月はくるのだ。なるようにしかならない。

 そして年末の目の回るような時に限って、狙ったようにトラブルは発生してしまうものなのだ。

 数年前の年末、夫・H氏は突如思いついて、モクレンの樹を買って来た。
たしかに「モクレンが欲しい」と私もおばあちゃんも常々言ってはいた。言ってはいたが、わざわざ12月も押し迫ってから仕事を増やさなくても・・・と口には出さなくても、私とおばあちゃんの目は険しくなっていたはずである。H氏と彼の手下(もしかしたら逆?)であるKちゃんがモクレンを植えるため、庭を掘り起こしていたら突然Kちゃんの大声が響いた。
「おかーさん! 温泉がでたー!!」
驚いて庭に行くと湯気をたてた噴水があがっていた。もちろん温泉ではなく、埋め込まれた水道管がシャベルの衝撃で破裂したのだ。ひざが、かっくんしそうだったが、顔を上げれば地獄に仏、お隣の水道工事のプロのおじさんの顔が見えたので、至急お願いして直していただけた。
 年末になると、思い出し笑いとともに甦る事件である。


掃除のタブー

2005-12-29 12:29:14 | 読書

 年末の大掃除をしないといけないのに、今日はうっかりと掃除の機会を逃してしまいました。「掃除をするときに、決してしてはいけないこと」をしでかしたから。

 掃除のタブー。それは「本を開くこと」! やっちゃいました。

 先週下の子Kちゃんと大型スーパーに入っている本屋さんにいきました。そこには福音館の月刊絵本のBNもあり、ぱらっと見た程度だけど、異様に引力のある「たくさんのふしぎ」が1冊あったので、迷わず購入。
 今朝まで本屋さんの袋にはいったままだったのを、掃除にかかって取り出して、浦島太郎の玉手箱みたいに、うっかり開いてしまいました。

 その玉手箱は
『たくさんのふしぎ 2003年2月号 
      / シュヴァル 夢の宮殿をたてた郵便配達夫』
      岡谷公二/文 山根秀信/絵

 100年まえのフランスの無口で無学で人付き合いの苦手な空想家だった郵便配達夫が、植民地の旅行記やパリ万博の報道記事などで空想を膨らませ、仕事をしながら夢の宮殿をリアルに思い描きました。でもそれは空想だけのこと、といつしか宮殿のことを忘れてしまいます。
 ところがある日、彼は自然が彫刻した不思議な形の石につまづき、それがきっかけで『夢の宮殿をつくる』ことを決意。43歳でした。変わった石や化石を持ち帰り、集めに集め、人から白い目でみられても、悪口や陰口をたたかれても、貧しくても、セメントと石膏と集めた石で、こつこつと宮殿づくりに励み、シュヴァル76歳のとき、ついに完成。宮殿の写真もたくさん載っていますが、実に摩訶不思議な造形です。(アジア的、アンコールワット風、ややガウディっぽい?) それに人間の持つ深いパワーにも驚きます。今年を締めくくるにふさわしい本でした。
(『郵便配達夫シュヴァルの理想宮』岡谷公二/著 河出文庫という本もあるそうです)
 3分で読み終えましたが、あまりの感動に(半ば迷惑がる)夫・H氏に報告したり、ネット検索したりするうち、お昼ご飯をつくる時間になってしまいました~。
 というわけで、掃除は明日に持ち越しです~ [[pict:yellow23]]


自宅で忘年会

2005-12-28 12:26:29 | 訪問者

 今日は家(in となりの夫の趣味の家「狸亭」)で忘年会。某所に勤める夫・H氏が職場の若い?男女数名をご招待したので、午前中は大掃除、午後からはおでん作り、買い物プラスお料理で、てんてこ舞い。
 お酒も食べ物も持ち寄ってのフランクで、なかなかくつろげる宴会でした。夫は客人が来ると必ず披露する蓄音機を回し、音楽を聴かせ、ローストビーフをつくりました。先日の失敗を生かし、今回は大成功でひと安心。タイの子や「にしんなすび」の煮物もおみやげにテイクアウトが出る人気で、お料理もまずまず好評。みなさんは、大満足の様子で柚子のおみやげとともに帰宅されました。

 ああ、なんとかすべりこみセーフで、今日の日記が書けたっと。


なんなりとお申し付けを。

2005-12-27 12:24:13 | おしごと

 みなさまご存知のように、図書館は文学オンリーが目的でくる人だけではありません。
 図書館の仕事で、情報を求めているお客さんに対して、図書館員が提供するサービスの1つに「リファレンス・サービス」があります。
 ようするに「○○に関する本はありませんか?」というお客さんのお尋ねに、精一杯お答えしようというものです。図書館員の心意気をみせるチャンスであり、お仕事の内ではおいしい部分です。

 これは経験や知識だけでなく、ときには勘や推理力も必要になります。
 というのも、お客さんが自分の読みたい本のタイトルをうろ覚え、もしくは忘れていることがあるから。著者名はわからないけれど、本の色は黄色だった、出版社は○○社だったといわれても・・・。それでも本の内容がわかれば、がんばってみます。タイトルの一部のみでもトライできます。これが意外にかなりの確率で、目的地に到着できます。どうぞあきらめずに図書館司書にお尋ねください!

 さて今年一番心に残ったお尋ねは
「夫がリストラされたので、これからどうしたらいいかわかるような本、ないですか?」
もちろん、ありますとも! ちゃんと社会の流れを追いかけて選書してますから。お客さんが自分でトラブルを解決するときのヘルプになる、そんな本も図書館には沢山あるはずです。困ったときに頼るのは「みのもんた」だけじゃありません。自分で探すのも楽しいですが、お気軽にお近くの図書館司書に、なんなりとお申し付けを。できるかぎりのことはやってみますので。

 そうそう、図書館だけでなく、気心が知れた、いきつけの本屋さんがあれば、もっと心丈夫ですよ。