紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

年の功?

2009-08-23 17:04:00 | おでかけ
 今日の日程をすべてこなして京都から帰宅したのは16時。早い。その訳は、H氏が「私も京都に本買いに行こかな」と同伴したからだ。

 つまり私の無駄な寄り道&道草が封印されたための、早期帰宅という結果がでたのだ。うれしいような、かなしいような。

 とはいえ京都についたのはお昼で、駅前のレストラン街などは「落ち着かないし、混んでるし、獅「とも思えないし、しかも高い」からというH氏の提案で、四条まで出て以前行った「ト一食堂」に向かう。

 途中、地下街で坊さんが袈裟を着て白いカップで珈琲を飲むという斬新な写真の、小川珈琲のパネルCMを見て、「さすが京都や!」と感心する。
 あるいは人が行き交う四条通りで、カップルとすれ違い、そのかなりな美人の女性が、なぜか「してやったり」とほくそ笑んでいたので、「ジョロウグモの微笑み」と耳打ちしてH氏の笑いを取ったり、皇室女性のようなファッションのおばあさんを見たりもする。たまには、都会に出てみるものである。

 ところが空腹で行き唐鼈齦燻闡OのH氏をあざ笑うかのように、「ト一食堂」には臨時休業の張り紙が。足を引きずって落胆するH氏。

 でも以前ここでご飯を食べたとき、その後、寺町を抜けたところで「ここで食べたらよかった~!」って言ってたお店があったよ、そこにいってみよう、と今度は私が提案する。空腹ですっかりフキゲンかつ不幸な気持ちのH氏は、「そんなん覚えてへんし・・・」とかいいつつ、しぶしぶ再トライ。むっつりと歩く、歩く。

 どんどん歩いてもその「お店」が見当たらないので、あきらめかけたところ、目の前に「出石皿そば⇒」の看板を発見。「あ、ここやない?!」と半信半疑の私。「思い出したぞ~、確か出石そばやった!」。突如元気になる、現金なH氏。

 皿そばは美味しかった。午前中の除草作業でたっぷり汗をかいていた私たちは、ごくごくと出されたお茶を飲んだ。もちろんH氏はビールを注文する。

 寺町や錦小路で魅力的なお店をときたま発見するも、今回はすべて見送り。本日の京都行きのメインである京都駅前のホテルの「進学フェア」の会場に行き、受験予定(第2志望)の高校のブースで、少し説明をしてもらう。
 めちゃめちゃ退屈そうなH氏がとなりにいるので、説明者の先生にすまなく思い、必要以上に笑顔で興味津々に、あれこれと質問してみる。聞きたいのは生徒にとって「楽しい」学校かどうかだけなので、ベクトルは多方面から放つ。受験の興味方面に関しては、(たぶん)暗くて深い川が間に横たわる父母だったりも。もっとも深刻じゃないから害はないけど。

 ともあれスケジュールをこなして帰宅。ブログを書く元気も、晩ご飯を作る元気もある。きっと、あした、もしくは、あさってあたりに、どっと疲れがくるのかも。こういうのを「亀の甲より年の功」、とでもいうのだろうか。

アロハなお盆

2009-08-14 23:27:00 | おでかけ
 昨日、勉強シャワーの塾合宿から帰宅したKちゃんは、予想通り友達をいっぱいつくり、受験街道まっしぐらの気合いを仕込まれて、元気だった。

 「地震のとき、どうした?」

 「こわかった。でも地震のときって、夜中やったし(うそ~!! 5時やし、すでに朝や! *注/母)、寝てはった人もけっこういやはったから、『あれ? もしかして、ウチ、めまい!??』って思ってて、すぐ止んだから(うそ~!! ながいこと揺れてた! *注/母) もう一回すぐ寝た」

 「ご飯と寝るとき以外は、すべて勉強やったけど、例外としてグループ対抗で『大縄』やったら、ウチのグループはダントツ一位やった」。どうやら人間関係的には、かなりいい感じだったらしい。

 で、今日の彼女の予定は美術の宿題を午前中に終わらせることだった。テーマは「夏の風景」で絵を一枚仕上げること。車で15分ばかりの琵琶湖に出かけて琵琶湖の波と西岸の山並みと沖島を描くことにする。9時に出発。
 
 松の木の日陰で描こうよ、と提案するも、ここからの眺めがいいからと、波打ち際から少し離れた砂浜に腰を落とした。仕方なく、彼女のすぐ後ろで読書することにする。日傘を持って来たが、風が強く、差すと却って差し障りがあるので、あきらめる。

 しかし、からっとした晴天で、強い風が爽やかな空気を流して行くため、日向の砂地に腰鰍ッていても、心地いい。日差しはあるが、さほど暑くはない。太陽を背にうけて、たまに鳶が飛び交う青空の下、波の音を聴きながらの久々のアウトドア読書は、なんとも癒される。アウトドア読書は、ハワイ気分だった。アロハな読書タイム。


 田舎のお盆シーズンまっさかりなので、泳ぎに来る家族連れも3家族ほど。それも波が強いので、ごく岸の近くで浮き輪を使い、ぷかぷかはしゃぐ程度。後は、集団キャンプで来た子どもたちがカヌー?に乗って、陸の近くをこいでいたり、パラグライダーみたいな帆をつけたウインドサーフィンの人たちが数人、波に乗っていた。泳ぐには適さないが、波乗りにはいいかもしれない。水泳場ではあるが、意外な程静かで、人も少ない。


 3時間で、Kちゃんは絵を完成させた。私はラストに近づいた救いの無い部分まで読み時間切れとなる。

 夏の風景・・・というテーマだが、波が強かったので、冬の日本海みたいな本日の琵琶湖模様。写実的な夏の琵琶湖は、こういうのもあり、ということで、ヨロシク、先生! 

 久しぶりに集中して一気描きしているKちゃんを見られました。(彼女は幼稚園~小学生と絵を習っていたので)

 おまけとして、母娘おそろいで、おもいきり日焼けをしたので、夕方になってから、あわてて日焼け後薬用ジェルを塗ってました。真夏に何の対策もせず、日向に3時間もじっとしているって、無謀すぎたかも。
 でも思い切り癒された午前中だったので、後悔せず!





春日神社に寄り道

2009-07-23 23:50:00 | おでかけ
 先だってケーキを求めて彦根まで出かけた帰り、ものすごくおしゃれな道の駅(なのだろうか?)、「愛東マーガレット・ステーション」を通り過ぎてしまった。

 今から考えれば、女子的にはありえない選択だ。せめてジェラートを食べるとか、果物を買うとかすべきだったのに、そのときは何も考えていなかった。

 そのかわり、といってはなんだが、しばらく走った右手に、えらく磁場を感じる神社に、急遽立ち寄った。なにかがありそうな気が、えらくしたのである。

 春日神社という。春日といえば鹿なので、灯籠や神社の彫り物には鹿のモチーフなどもある。



なにか神社由来の物語がモチーフなのか、えらく精緻な彫り物もある。





 蔵?の鍵だって、存分に遊びと意匠がある。


石垣だって、丸石で不思議な積み上げられ方。


 観光地でもなく、人気も無い(けど不思議に面白い)神社仏閣が点在する滋賀県って、やっぱり魅力満載なところだと思う。
 もしかしたら、ずいぶんと「みうらじゅん&いとうせいこう」コンビに開拓されたかもしれないけどね。(『見仏記』)



夢京橋キャッスルロード

2009-07-21 23:00:00 | おでかけ
 まずは、あちこちに出没する「ひこにゃん」を。

 きのうの『三中井』の入口付近に張り出された彦根の観光ャXターにも、堂々登場。



 骨董品屋さん?のショウ・ウインドウにも、なにげなく。



 低い生け垣や、小さいながらも坪庭のある渋い建物の暖簾には、「厠」の文字が!



 ローカルな銀行も足並みを揃えて。ATMの入口も、このとおり。


 入口と看板はこんな感じです。





 銀行の向かいにある「髪結い所」は、こんな風。一見して「美容室」だなんて、絶対わからない! 参りました。


ケーキを求めて彦根まで。

2009-07-20 17:00:00 | おでかけ
 昨日は確かに「三連休はウチで大人しくすごそう」というようなことを書き、実際そのつもりでいたのだが、食べ物の妄執というのはおそろしい。

 昨日職場で同僚の方から、ケーキの差し入れという豪勢な出来事があったのだ。それも噂にきいた「彦根のみなかいのロールケーキ」! そのあまりの美味しさに「これは買いに行かねば!」と心に決めた。しかし、それがこうも早く実現するとは、思いもよらなかったのだが。

 今朝、ふと口をついて出て来たのだ。
「彦根に『みなかい』というケーキ屋さんがあって、そこのロールケーキがすごく美味しい」という話をH氏にするともなくした。
「ほんなら、これから行こか」という。「今日しか日がないし」

 もちろん私だって彦根くらいひとりで行ける。
 が、たぶん、今後ふたりで行動できる日が限られるという予想をH氏はしたのだろう。いままでも休日が合わないので、そうそう一緒に出かけることは難しかったが、そのうえもっと難しくなることも判っているので、なら今のうちに、と即決したのだと思う。

 急いで『みなかい』の詳細を調べる。正確には『三中井(みなかい)』というお店。しかし不定休なので、休みかもしれない。ロールケーキ『オリンピア』は人気商品なので、売り切れかもしれない。そんなリスクをしょいつつも車で出発。

 曇天ながら湖岸を走る道は、ことに近江八幡から安土にかけて、うっとりするような趣をみせてくれる。近江八幡の農業地帯の大中に入ると、西瓜の直売所がところどころにあり、大玉がときに山積み、ときに平積みになっているのが垣間見える。西瓜が有名な大中での夏ならではの風景であり、いかにも「季節が巡ってきました!」感満載で懐かしい。

 キャッスルロード夢京橋(彦根城前の観光客のためのお店が並ぶメインストリート)に『三中井』はある。洋菓子店らしからぬ重厚和風物件だが、このストリートは、こういう黒い和風な統一がされているのだ。


 屋根にあるガラス?の看板が、なかなかいい。重厚だけど、モダンでハイカラ。

 幸いにして、お休みでも売り切れでもなかったので、目的のロールケーキ(カット済み)を1本購入。

 夕方部活から帰って来たKちゃんに「おいしいロールケーキ買いに、彦根まで行って来たねん! 今食べる?」と訊いてみる。

 「ええ~? わざわざケーキ買うために、彦根まで行って来たん? アホちゃう? それにウチ、たねやのトコロテンの方がよかったし」

 汗みどろでトコロテンを所望する気持ちは判るが、まあだまされたと思って食べてみて!!

 ひとめみるなり「ほんまや、おいしそうやな」。結局、晩ご飯前にひとつ、デザートにひとつをすんなり食べた。生クリームがたっぷりなのに、不思議なほど甘くなく、あっさりとした口当たりで、いたってさわやか。イタリアンな感じの外側も、見た目程固くなく、ちょうどいい柔らかさ。いくつだって食べられそう。
 

 彦根は「ひこにゃん」だけではない。ロールケーキ『オリンピア』のある洋菓子店『三中井(みなかい)』もお忘れなく。

 明日はキャッスルロードで撮り溜めた写真ブログをお送りします。