素敵な飲兵衛の皆様、
昔話です…
キツネ国にコン太郎という正義感の強い役キツネがいた…
あるとき、
年貢取り立て長官に呼ばれて、
ある村からの年貢が数年にわたり激減しているため調査のために派遣された…
コン太郎は最初の一年に村の現状を徹底的に調べ、
そして遂に村でおこっている問題を見つけた…
この村を流れる河がよく氾濫するため数年前から村人達は龍神とコンタクトできるという老婆の祈祷師とその弟子2人への祈祷料と龍神への貢物として多くの穀物を差し出していた…
コン太郎は年に1度行われるという龍神への儀式の詳細を村人から聞き、一緒に派遣された側近たちとその時を待った…
そして儀式当日…
儀式の場所は河の渦が激しい断崖の上で行われる。
儀式の最後に龍神の世話役をするために村娘を1人、濁流の中に投げ込む(贈る)という…
娘が投げ込まれそうな段階で、
コン太郎が声をあげた、
「少し待ってくれ!
老婆よ、あなたは龍神と会話ができるそうだが、そうなのか?」
祈祷師の老婆はうなずいた。
「では、娘を贈る前に、私が書いたこの手紙を持って龍神に河の氾濫を止めてくれるように説得をしてきてくれ、手紙には氾濫を止めていただいた後の約束事が書いてある」
そう言うと側近に、
「お前たちグズグズするな老婆をお手伝いいたせ!」
側近は手紙を老婆に与え抱えて濁流の河に投げ入れた。
老婆は濁流にのまれて姿が見えなくなった…
それから1時間が経った…
「遅いな…
交渉がうまくいっていないようだ…
お前たちも行って老婆と共に龍神の説得にあたってくれ。」
そう言うと老婆の弟子2人も河の中に投げ込まれ姿が見えなくなった…
それから数時間が経ち日が暮れてきた頃、コン太郎が集まっていた村人達に言った。
「どうやら交渉が長引いており本日中には難しいようだ、後は我々が龍神の説得にあたるのでお前たちは家に帰って日々の仕事に励むがよい」
数ヶ月後、キツネ国の中央政府から治水工事を行う工夫と中央警察がやってきた。
祈祷師の老婆と共に不正を行なっていた役人は警察によって中央政府に連行され、村の河は治水工事によって氾濫を抑えられた。
それから数年がたち、
村人達は龍神の話も祈祷師の話もしなくなった。
そして、
村で収穫できる穀物は前の3倍になった。
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