元BAR ZERO The botanical 店主のつぶやきブログ ただ今お店は長期休業中…

お酒、ハーブ、薬、茶、クラフトレモンリキュール禮満(レイモン)、テイスティングコメント等、雑学などつぶやきます。

アルツハイマー型と脳血管性認知症

2024年12月27日 | 認知症関連

アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症


[経過]

・アルツハイマー型認知症

ゆっくりと進行する。治療により、進行を遅らせることができる。

・脳血管性認知症

比較的、急激に発症することが多い。症状は固定あるいは、階段状に進行する。

[原因]

・アルツハイマー型認知症

詳細は不明。脳にアミロイドβやタウと呼ばれる特殊なタンパク質がたまり、神経細胞が壊れることが原因の一つと考えられている。

・脳血管性認知症

脳血管疾患、多発性脳梗塞

[症状]

・アルツハイマー型認知症

感情はかなり遅くまで、保たれている。

失見当が起こる。

言語面より、行動面での失敗が多くなる。

・脳血管性認知症

比較的末期まで、判断力や常識は保たれる。

まだら認知症。

[神経症状]

・アルツハイマー型認知症

早期にはない。

・脳血管性認知症

多くの場合、片まひ、言語障害など伴う。

[全身疾患]

・アルツハイマー型認知症

特になし。

・脳血管性認知症

高血圧、糖尿病、脂質異常症、心疾患の合併が多い。

〜介護職員初任者研修課程テキスト2





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半側空間無視とは

2024年12月26日 | 認知症関連

半側空間無視


右側の後頭頂皮質を損傷してしまうと、

自分の左側にある物全てを無視してしまう。

テーブルの上に並んでいる食事の左側のものに気がつかないで、右側のものだけを食べてしまう。

目が見えないのではなく注意が届いていないのである。

〜脳科学者の母が認知症になるより





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アルツハイマー型認知症の緩和薬

2024年12月25日 | 認知症関連

アルツハイマー型認知症の薬物治療


人の学習、記憶に必要なアセチルコリンと言う神経伝達物質があります。アルツハイマー型認知症の脳内ではアセチルコリンの減少が起こっていることがわかりました

そこで、アセチルコリンを間接的に増やす作用を持つ薬剤が開発されました。ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミンが認可されています。

また、アルツハイマー型認知症ではグルタミン酸という神経伝達物質が過剰であり、そのために神経伝達がうまくいかないことが考えられています。そこで、グルタミン酸の過剰な神経伝達を調整する薬剤としてメマンチンが開発され2011年から使われています。

このように現在4種類のアルツハイマー型認知症治療薬がありますが、原因治療薬ではありませんのでアルツハイマー型認知症を治すことはできません。

認知機能障害や生活機能障害の進行を抑制することが期待できますが、その期間は6から12ヶ月程度で治療していても12年くらい経過すると症状の進行が見られます。

〜介護福祉士実務者研修テキスト第4





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遺伝が関係しているといわれる認知症

2024年12月24日 | 認知症関連

若年性認知症


65歳以上で発症した認知症を呼ぶ。

若年性認知症の原因は、

アルツハイマー型認知症25から30%

血管性認知症40%

頭部外傷後遺症8%

前頭側頭葉変性症3から4%です。

遺伝的な要因の関連が多く症状の進行が早い傾向があるといわれます。

〜介護福祉士実務者研修テキスト第4





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認知症治療の限界

2024年12月23日 | 認知症関連

認知症の治療


認知症の大部分は現在の医学(2024)では治すことができません。

治療により症状の安定と進行を抑制して、本人、介護者の生活を維持すること、住み慣れた地域、家庭での生活を継続できることが目標となります。

認知症の治療で重要な事は健康、体調の管理です。

肺炎等で入院したり、骨折で動けなくなったことなどをきっかけに認知症が急激に進行してしまう場合があります。

そのような事態にならないためには日々の健康管理を大切にし、必要な食事の管理や内服等の治療継続が重要です。

しかし認知症になると日々の生活行為が困難になりますので、健康を保つためには周囲のサポートが必要となります。

〜介護福祉士実務者研修テキスト第4





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睡眠と認知症

2024年12月22日 | 認知症関連

睡眠中には、脳内で「アミロイドβ」と言う老廃物が除去されることが知られている。

アミロイドβはタンパク質の1種で、これが脳内に蓄積するとアルツハイマー病発症するきっかけになる。

アミロイドβは脳内で分泌される「脳脊髄液」と言う無色透明の液体で洗い流される

Newton認知症の教科書より





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治療で回復できる認知症

2024年12月21日 | 認知症関連

慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症

治療によって回復が可能な認知症の原因疾患の代表的なものです。

1️⃣慢性硬膜下血腫

頭を打った後3週間〜3か月程度経ってから症状が出てきます。じわじわと少しずつ続く出血が、頭蓋骨の内側で脳をおおった硬膜と脳の表面の間にたまり、脳を圧迫することが原因です。CTMRIなどの画像検査で診断がつき、比較的簡単な外科手術で血腫(血のかたまり)を取り除くことができます。

2️⃣特発性正常圧水頭症

頭の中や脊髄を流れる髄液の流れが障害され、脳の中心にある脳室にたまった結果、まわりの脳を圧迫することにより起こります。脳質にたまった髄液をほかに逃がす手術が行われます。

〜介護職員初任者研修課程テキスト2より





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認知症ケアの1つ

2024年12月20日 | 認知症関連

昔の記憶が残っている場所に行って、

周辺を散歩してみたところ、

会話もはずみ、本人の意外なことを聞けて、今後のケアにも繋がったという介護者の話もあります。





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脳トレ効果

2024年12月19日 | 認知症関連

認知機能を鍛えるゲーム


認知機能を鍛えるためのゲームの条件

認知機能を高めるためのゲームの条件は、第1に現実世界に実際に存在している人と一緒に行うことができること。

2にコミュニケーションの要素があること

3に単なる繰り返しではないこと

そして第4に楽しめることです。


認知機能を鍛えるゲームとしてオススメなのが、トランプや囲碁、将棋、チェス、麻雀、UNOなどのゲームです。

これらが良いのは、相手の行動を予測しそれにどう合わせるか考え、決断をすることができるからです。

相手が存在するので答えはいつも変わります。勝負ゲームなので勝ちたいという意欲も上がり学習が進みます。その都度、推理し、思考し、判断を下す作業の連続は認知機能を大いに高めます。(新井博士)

Newton認知症の教科書より






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認知症の方の基本的ケア

2024年12月18日 | 認知症関連

基本的なケア

⑴環境の力

認知症の人は環境の変化に弱く、環境に適応していく力も低下しています。BPSDの発生にも環境は大きく関わっています。

環境を考えるときには、ケアの場を小さくすることが勧められています。たびたび同じ人に出会うようにすればなじみの関係がつくりやすくなるからです。

認知症になった後に入所する、転居するという場合には、家具やふとんのような本人がなじんだものを身近に置くといった配慮も必要です。

なじみの空間をつくるときには、認知症の人が一人になれる空間と、他者と交流できる空間を区別することも大切です。

⑵その人を知る

一定の枠組みに従って、継続的に多面的に情報を集め、アセスメントを積み重ねる必要があります。

「認知症の人のケアマネジメントセンター方式」(センター方式)によってアセスメントする。

⑶基本的な生活を整える

認知症であっても朝には起床し、その人の体力に応じて活動的に昼間を過ごして、穏やかに夜の眠りにつくのが基本的な生活リズムです。廃用症候群を防ぐためにも、適度な運動が必要ですし、他者と交流することで喜怒哀楽を感じたり、達成感を味わったり、自信を回復したりといったことも社会性という側面からは重要です。

⑷アクティビティ

アクティビティとは本来、活動や活気を示す言葉ですが、ケアの現場ではレクリエーション活動の一環として、生活に喜びや意味をもたらすさまざまな活動に対して用いられています。

薬剤を使わない治療として、専門家によって行われる回想法や音楽療法、園芸療法などの活動も多数開発されています。

〜介護職員初任者研修課題テキスト2より

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