外角球

2018年07月18日 20時05分00秒 | 少年野球

今回は、苦手な外角球を克服する方法について私独自の見解です。😅💦

外角が苦手な選手には身体の開きが早く、円形(身体を開きながら打つくせ)のスイングになっている選手が多くみられます。

そうした選手のスイングは内角で上手く当たれば打てるスイングです。

しかし、少し外角のボールになるとポップフライ(手で当てるだけ)等が多くなってしまうという悪い傾向にあるかと思います。

内角なら打てるのに、なぜ外角となった途端に打てなくなってしまうのでしょうか?

それは、外角を打つときに大切な『ある意識』が不足しているからです。

その意識というのは、打球の飛ぶ方向を意識するという事です。

本来、外角球はセンターから逆方向に打つことを意識します。

ヘッドの角度や面の向きが悪いとボールを捉えられる確率は低くなるので、外角球を打つときにはヘッドの面が逆方向を向いている必要があると思います。

ではなぜ、バットの面が打ちたい方向に向かないのか?

それは意識の問題もありますが、もう一つ大きな問題として下半身がまだしっかりと使えていないからです。

上半身頼りのスイングとなり下半身が上手く使えないため体の開きが早くなってしまうのです。

下半身の動きにおいて注意すべきところは『ステップ足』です。

膝が開いてしまうのをもう少し我慢しましょう。

現状として、太ももの正面・膝がしらがピッチャー方向に向くのが早いと思われます。

これでは膝で壁を作ることができません。

また膝が開くと上体も同じように回ってしまいます。

早く身体が開くのでスイングが円形を描くようになってしまっているのです。

ヘッドが反対方向を向かないのもこれが原因です。

そのため、前足の膝頭(ひざがしら)がピッチャー側に開かないよう(ひざが割れない)意識して練習しましょう。

膝の開きを抑えてフォームを改善するのが目的です。

ただ、長年の練習で培ってきたスイングです。

そう簡単に変わるものではありません。

また、ステップ足でもう一つ気になったのが『膝の伸び』に関してです。

スイング後、膝は自然と伸びていくものです。

しかし、ステップした瞬間はある程度『膝に遊び』がないといけません。

そうしないと下半身を柔軟に使えないからです。(着地は柔らかく)

ステップ時には膝に余裕をつくることをしっかり意識して、柔らかく下半身を使えるようにして下さい。

なお、スイング後は勝手に膝が伸びてしまうので『膝の伸ばし』に関しては意識してなくても大丈夫です。

膝の余裕を意識してスイングの練習をしていきましょう。

フォームの修正はある程度大げさにやらないとなかなか治りません。

そうすればヘッドが出せるようになり、苦手な外角球を克服することができると思います。