球数制限

2019年02月23日 06時25分00秒 | 少年野球

いま、新聞や雑誌で賑わせている「高校生の球数制限」が学童野球にも影響しつつあります。
まだ横浜市鶴見区では、この内容を聞いてはおりませんが、来週に行われる監督会議で、恐らく議題には上がると思われます。

そこで今回、新ルールになるのでは?の70球投球制限について考えてみたいと思います。
(2020年には、ほぼ全ての学童野球に導入される?のでは)

そもそも、この発足の背景には以下のような理由が述べられています。
・全国大会まで、1人の投手で投げ抜いているチームが、全チームの50%以上。
・学童野球のスタンスは、勝利至上主義ではなく育成主義。
・将来の野球界を担う小学生が、肘や肩を壊している。

大きな大会ではイニング制限や球数制限がある大会もありますが、その予選レベルはほぼ制限はありません。
最終判断は監督やコーチの基準によるものです。

野球医学的にも6年生は70球5年生は60球、あとは学年が落ちていく毎に10球下がり、これが妥当という話もあるそうです。
しかし、これも根拠もないようです。
そもそも試合で制限しても、試合前の練習で制限がなければ、結局はいくら制限設けても怪我はつきものと考えます。

私は、この球数制限について賛成です。基本は...。
しかし、どこかで投手育成の妨げにもなるのかな?とも思います。
プロ野球、メジャーで活躍している投手について大半は学生時にチーム背負って投げ抜いてきた投手ではないでしょうか。
この制限によって、従来のスター投手がもう現れなくなる、埋もれてしまうのではと感じてしまいます。
成長と故障は、繰り返すと思います。(壊れる前に止めることも大事ですが)それをうまく調整するのが監督やコーチの役目です。
だから、監督・コーチは選手に対して、しっかり目を配り、少しでもおかしなことがあれば、声を掛ける等のフォローをしなくてはいけません。

監督・コーチの役目はすごく重要です。
選手の将来を輝かせるか、潰すかは監督・コーチ次第です。