以前「プロ野球のリクエスト制度」で少しだけ書かせていただいた『ハーフスイング』について今回書かせて頂きます。
プロ野球を見ていて打者がスイングを途中で止めているのに、球審から「スイング」を取れれたり、塁審が「スイング!」のコールをしたりして、選手が怒っている光景をたまーに見ます。
では、このハーフスイングどこまでスイング(振った)がダメで、どこまではノースイング(振ってない)でしょうか?
では先に、『ハーフスイング』ってなんぞやから。
ピッチャーがボールを投げて、打とうとした打者がバットを中途半端に出して止めることです。
では、肝心の『ハーフスイング』定義とは…
結論から言うと、野球規則「ルールブック」でも明確には決まっていないのです。
じゃあ、球審や塁審は何をもって、判断しているのでしょうか?
その判定の仕方は「どこまでバットが回った」とかいうのではなく、
「バッターがボールを打つ意思があったかどうかなかったかどうか」を判定しているそうです。
まあ、そうは言っても、実際のプロ野球の審判の方たちはバッターがスイングをしたという基準について、ある程度自分の中で基準を設定しているとは思います。
・どの辺りまでバットが出たか
・バットヘッドが見えている
・手首が返っている 等
しかし、球審が判断する事が難しい&キャッチャーからのリクエストがあれば、塁審へジャッジを求めます。
球審はピッチャーの投げたボールがストライクかどうかを見て、更にバッターのバットがどこまで出ていたかを見るのは難しいので、1塁審判(右打者)と3塁審判(左打者)の塁審にバットの方の判定を任せるます。
しかし、球審が「スイング!」と自判したのに、バッター本人は振ってなく、バッターから球審へリクエストはもちろんできません。
基本は、球審の判断は絶対です。
また、前回のブログで書かせていただいたように、ハーフスイングはリクエスト制度に適用されんません。
つまり審判が正確に判断できるかどうかではなく、審判がした判断が正しい答えっていう事です。
思ったよりもルールが曖昧だったんですね。
いまはカメラや機材がすごく高性能・高精度化されています。
もしかしたら、この「ハーフスイング」もカメラ判定になってりして…。でもやっぱり、そこは人が行いたいですね。