ランナーコーチの声出し

2019年08月18日 05時21分00秒 | 少年野球

以前、ランナーコーチャーの役目について少し書かせて頂きました。
 
今回は、ランナーコーチの声について考えてみました。
 
ランナーコーチの役目は以前にも話しました通り、非常に重要な役割です。
ランナーコーチは、チームの勝敗にも大きく関わる重要な任務なんですよ。
 
ランナーコーチは攻撃のチームにて2名(3塁側と1塁側)設置することがルールです。
そして、チームのユニフォームを着てることやヘルメットを着用していることもルールとなっています。
鶴見リーグではランナーコーチのグラコンは禁止ですが、事務局(審判部)の許可(寒い場合等)があれば、グラコン着用が可能です。
学童野球の場合には、控え選手や自分の打席が終わったばかりの選手がランナーコーチに入ることが多いです。
我がチームも人数が少ないので、打席の一番遠い人(1番バッターが打席に立ったら、ピッチャー、キャッチャー以外の9,8番バッター)がランナーコーチをします。
 
では、前回書けませんでした、ランナーコーチの立ち位置です。
ランナーコーチは、ただコーチャーズボックス内のどこかに立っていればいいわけではなく、状況に応じて立ち位置を変えて欲しい(我がチームはできていませんが)。
それは、より的確に指示を送るために必要なことなんです。本当は、中々大変なんですよ。
ランナーがいない時はホームベース側に、ランナーがいる場合にはランナーに近い所で立って欲しいです。
 
塁コーチの主な役割
ボールをどの野手が持っているか走者に伝達する。(特に牽制球の際)
どの野手(ショート、セカンド、センター等)がベースカバーに入っているかを伝達する。
野手の守備位置、フォーメーションを走者と共有する。
アウトカウントとそれに対する次のプレイを共有する。
例えば、右バッターはレフト方向に打つことが多いですが、その場合走者からは打球の行方確認するのは困難です。
塁打になるような打球でしたら、2塁への進塁を指示するなど細かな対応が必要になります。
また、3,2塁の時には2塁走者に牽制の有無を伝えなければなりません。
ベースカバーに入ったかどうかは走者からは確認しづらいですから。
 
三塁コーチの主な役割
基本となる役割は1塁コーチと変わりませんが、3塁やホームへの進塁を指示するという直接得点に絡むプレイに関わるのが大きな特徴です。
そういう意味では3塁コーチの方が非常に重要です。
ランナーの走力・外野手の捕球位置・肩・内野手のカットプレー状況・アウトカウント・点差等を瞬時に判断し進塁の有無を指示します。
あと、3塁コーチャーは気を付けなくてはいけないのが、肉体的援助です。
この肉体的援助とは、コーチャーが直接ランナーに接触すると、援助とみなしアウトになってしまいます。
例えばホームランを打って、コーチャーとハイタッチ!してしまうと、肉体的援助でアウトになる可能性があります。
最終的には審判の判断にもよりますが、選手には指導しておいた方が良いです。
 
次に本題であります、掛け声とジェスチャーについて述べさせて頂きます
ランナーコーチャーは大きな声とジェスチャーでランナーにアピールしなければなりません。
 
GO!(周れ!)
腕をグルグルと回して、進塁を指示します。
すぐにランナーが気づくように、派手に回しましょう。
モーションは大きくド派手に。
 
STOP!(止まれ!)
通せんぼするように両手を横に大きく横に広げてストップを指示します。
確実に気づいてもらえるよう、こちらも大きな動作でアピールしましょう。
気を付けるのは、先に述べた3塁コーチャーの肉体的援助です。(接触しない事!)
 
スライ!(滑れ!)
腕を上下に大きく振ってスライディングが必用であることを示します。
 
ノースライ!
スライディングは必要ない時にランナーへ指示します。
スライもノースライも2塁への進塁の場合にはジェスチャーは見えないので、より大きな声で指示する必要があります。
 
次に、塁についている走者への掛け声です。
塁や3塁についている走者には、牽制への対応や盗塁などのフォローを行います。
ランナーコーチというと、こちらを思い浮かべることの方が多いかもしれませんね。
「リーリーリー」ってやつです。
ベンチからのサインを共有しながら投手の動きを見て走者をフォローします。
「リーリーリー」と声がけしながら、投手の動きを見て牽制が来るなら「バック!」。
牽制がなければ「ゴー!」です。
また、牽制があった場合にはボールの所在を走者と共有します。
スライディングして帰塁した場合には、走者からするとボールがどこにあるかわかりませんから。(実際に指を差してある場所を知らしめる事も重要)
塁手がまだボールを持ってる場合には「持ってるよー持ってるよー」と注意を促し、投手へ投げ返した時点で「投げた!」と声がけしたりします。
こうしておけば、ボールがどこにあるかもわからないのにフラフラと塁を離れたり(我がチームではJrだけでなくRegもあります…)隠し玉に引っかかるような事もありません。
 
ランナーコーチってかなり重要な役割なんですよね。
少年野球なんかでは選手たちが持ち回りしますが、本来は固定の選手が専門職としてやった方がいいくらいだと思います。
控え選手が担当するようなイメージから、もしかしたら大したことない役割かと思われるかもしれませんが、全くそんなことはありません。
特に3塁コーチは、その判断ひとつで得点することもチャンスを潰してしまうこともあるので、責任重大です。
落ち着いて判断しながらも、大きな声とジェスチャーでアピールしましょう!




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