ノーステップ打法

2018年10月10日 06時02分00秒 | 少年野球

バッティングフォームは様々です。

ホームラン王である王貞治さんで有名な一本足打法や、イチロー選手の振り子打法(懐かしい)などがあります。

そんな数ある打法の中で、ノーステップ打法と言うものがあります。

高校野球で有名なのは、秀岳館(鍛冶舎監督時代)ですかね。

ストライクまでは各打者が自分に合ったスイングをしますが、追い込まれてからはバットを短くコンパクトにスイングします。

打者はこの姿勢でボールを待ち、目線を低くし変化球をしっかり見極めます。

そして身体の上下動を無くしてセンターから逆方向(いわゆる右方向)へ弾き返します。これがノーステップ打法です。

プロ野球で言うとT-岡田選手や、かなり前には日本ハムファイターズの中田翔選手などがノーステップ打法としてましたね。




そんなノーステップ打法ですが、他の打法に比べるとやはり取り入れている選手は非常に少ないです。

メリットも大きいですが、デメリットもその分あります。(私はデメリットの方が大きいような…)

ではこのノーステップ打法の利点やメリット、デメリットを判る範囲で。

 

メリット

最大のメリットは目線がズレにくく、軸を安定させやすいことです。

目線がズレるとボールを正確に捕えられず(ボールの位置やコース)思うようなバッティングが出来なくなってしまいます。

足を上げたりしないので目線のズレは意識さえすればほとんどないと言えるでしょう。

私的にはノーステップ打法の最大のメリットはここだと思っています。

続いては軸についてですが、こちらも足を上げる打法に比べて、足の上げ方や高さによって変わってくる部分もありますが、足を上げたり、ステップをしたりすることがないので軸をスイング時までブレにくくなります。

軸を安定させることが求められるバッティングにおいて、ノーステップ打法による軸がブレにくいというメリットは非常に良いことだと思います。

確実にミートしたい場面など、ノーステップ打法を活用すると効果的かもしれませんね。

 

デメリット

ノーステップ打法のデメリットとして最も大きいと感じるのが体重移動が難しくなることです。

体重移動がバッティングに必ずしも必要かと言われるとそうではないですが、やはり遠くへ打球を飛ばしたい、長打やホームランを打ちたいという場合、体重移動は必要になってきますし、体重移動ができるとそれだけ強く鋭い打球も打ちやすくなると思います。

足を上げる打法に比べて、体重移動がしにくいのがノーステップ打法の最大のデメリットと言えるでしょう。

とは言え、決してノーステップ打法だと体重移動ができないわけではありません。

ノーステップ打法でも体重移動はできますし、体重移動が出来れば、ノーステップ打法のメリットであるバッティングの確実性を高めることができ、かつ強く鋭い打球長打やホームランも打てるようになるでしょう。

ただ、ノーステップ打法が体重移動がしにくく、尚且つボールに力が伝わり難く、難しいというのは否めませんが…。

 

これらを踏まえて、自分でフォームを改善しては如何でしょうか。(監督さん、コーチの方ご指導お願いします。)

もし今のバッティングフォームがしっくりこないという方は、一度ノーステップ打法を試してみてはいかがでしょうか?

(特にバッティング判断を早くしなくてはいけないソフトボールには良いかもしれませんよ。岩城ブルーレモンさん!)

自分に合うノーステップ打法を完成させることで、今よりも良い成績を残せるようになるかもしれません?!



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