寒くなると、雪の季節の絵本を読みます。
この2冊は私が子供の頃から読んでいる絵本です。
「ゆきのひ」は45年ぐらい前の、かこさとしの作品。
雪に関する言葉がたくさん出てきて、人々の冬の生活が描かれています。
じゅひょう、ゆきまり、かまくら、ラッセル車・・・
かんじきを履いて作業したり、ちゃんちゃんこを着た子どもたちが、かまくらで甘酒を飲んだり。
ちょっとレトロな生活ぶりがなんだかいい感じ。
先日 北海道の猛吹雪で起きた大停電の災害の前日に、息子とこの本を読んだので
なんてタイムリー!と思いました。
電線が切れ、線路が雪に埋まり、大人たちが必死で雪かきをして発電所の復旧のために働きます。
子どもたちは囲炉裏の火で温まり、おとうさんやおじいちゃんの帰りを待っています。
まさにニュースと同じような状況。
でもこの絵本では発電所は原子力ではなく、水力発電なのかな。
「はじめてのゆき」は虎の子とらたが初めて雪と出会うお話。
とらたがとってもかわいいのです。
雪だるまとのやりとりも楽しい。
絵柄がなんだかホッとするかんじなのです。
そして、空が晴れ渡り、雪だるまがちいさくなる様子は少し切なくなります。
とらたを真似てストーブの近くで熱いミルクが飲みたくなりました。