3月ももう半ば、やっと息子の入学準備で小物作りを始めている。
給食ナフキン、巾着袋、シューズ袋
・・・。
裁縫は大の苦手である。
なのに三年前、入園小物作りのために無縁だったミシンを購入した。
ミシンギャラリーのおじさんに色々相談しているうちに、お買い得だった北欧メーカーのミシンが素敵で調子にのって決めてしまった。
スウェーデンのハスクバーナ。
刺繍のコンピュータミシンが有名だが、そんな高級な物ではなくてごく普通のシンプルなタイプ。
ハスクバーナは他にチェーンソーやバイクなども作っているらしい。
ミシンは家電ではなくやはり工業製品なのね…。
とはいえ、使いこなせない自分には日本のものでもなんでもよかったのだけれど。かなしいかな、形から入らないと動けない私である。
それにしても不器用な自分。
布地選びは楽しかったけど、布を切るのに定規でまっすぐ計れないし、切れないし。
慣れない糸の扱いにボビンがコロンコロン~~。
マチ針が指に刺さりアイタタ…。
絵を描いていた私は、たまに裁縫も得意なのではと勘違いされることがあるが、全然ダメ。
制作するには違いないけど、それは関係ない。
几帳面そう、と言われることもあるが そんなこともない。
きちんとしたいと思いながら、詰めが甘い。持続しない、途中からアバウトになる。
なんちゃって几帳面なのだ。
なので、正確さが必要な裁縫とお菓子作りは多分向いていないと思う。
頭から湯気が出ている。
むー。
肩もこる。
もう二度とやらない・・・と思いつつ、小物が完成してくると嬉しくなる。息子のために手作りしなければ、というのは単なる強迫観念だと思うけれど…。
喜ばなくていいから、とりあえず使ってね。