こぐまのらくがきファイル

日々の出来事、思ったことをつづります。

自然観察会

2018-08-01 17:45:27 | 日々のこと
息子の夏休み行事で自然観察会に参加してきた。

地元を流れる一級河川の矢作川。
矢作川の周辺には驚く程たくさんの生き物がいる。

市内の小学生や中学生対象に、矢作川の河川敷で専門家の方と植物や昆虫を観察するという今回の行事。
安城市教育研究理科部会主催の自然観察会。
なんと56年も続いているらしい。
毎年この時期に開催しているのだけど、小学生までの行事かと思い今年初めて応募した。
息子は六年生なので最後のチャンスかと…

しかし、この猛暑。
いくら朝早くから始まったとしても河川敷は暑い。
例年より1時間短縮して閉会を早めることになっていた。

虫籠に虫採り網、魚採り網。長袖に長靴…
水筒も多め。
しっかり河川敷に行く格好だ。

堤防沿いの道路を走り、河川敷公園を探す。

開会式では専門家の先生方の紹介がある。

植物専門の先生、昆虫専門の先生、野鳥専門など…

私もちょっとワクワクしてきた。

河川敷は川の水があまり来ないところ、水があるところ、土手のような水がないところ、と場所によって環境が違うので同じつる性植物でも生息の仕方が違うのだそう。
矢作川はとてもたくさんの生き物がいて、常に進化を続けているのだとか。

私は昆虫は苦手だけど、これでもだいぶ慣れてきたほう。
息子は生き物は好きで、いわゆるクワガタなどのカッコイイ昆虫だけでなく、ゴミムシとかカミキリムシとかあまり好まれない昆虫も興味があるほうだ。

観察会はウォークラリー形式で色々なポイントをまわって各ポイントに立っている研究員の方の説明を聞き、体験しながら観察するというもの。

まず最初に行ったポイントでは 「たたき染め」。

採取した葉っぱをろ紙にのせて別のろ紙をかぶせる。アクリル板に挟んで木づちで叩く。
葉っぱの色や形がろ紙にうつしとる。





ちょっとしたワークショップ?

トントントンッ

紙をはずすと…



ちょっと薄かったけど 綺麗〜

そして次のポイントは昆虫採集の仕方。
紙コップなどに酢を入れて前日夜から仕掛けて獲れた昆虫の説明を聞く。
この辺りはミカワ(三河)オサムシという虫が採取できるらしい。
川の近くには柳の木がたくさんあり、いわゆる枝垂れ柳ではないのでそれが柳と言われてもわからないくらい違う。普段こんな蛇の出そうな場所に来ないので植物も興味深い。

ところが 、矢作川で採取できる昆虫の種類の説明を聞いていた時 息子が突然口に手を当て嘔吐。

!!?

あまりに突然でビックリ、説明していた先生も「大丈夫?!」
となり、息子と私は救護用の休憩テントに向かって歩き出した。

息子に聞くと 急に気持ち悪くなったという。
熱中症が一番心配なので、救護テントに行くと保冷剤をもらい熱を計る。
幸い身体は熱くなっておらず、熱中症ではなさそうだけど 暑さが少なからず関係していると思う。

少し休憩して顔色も良くなり、本人も大丈夫なようなので3つ目のポイントへ向かった。昆虫などの説明を聞き、近くでは水中生物の採取で他の子ども達が川に入って騒いでいる。

息子は水に入るのはやめるというので、また違うポイントに歩き始めるが、トイレに行きたいと言うので駐車場の仮設トイレに向かう。

ところが仮設トイレが見つからない。
台風で一旦撤去されていた仮設トイレは開会式の時間にはなくて、少ししたら到着すると聞いていたがまだ無いのだ(ToT)

息子の学校の先生が1人協力参加で来ていたので、相談したが仮設トイレの到着が遅れているみたいだし、体調のこともあるので結局帰宅することにした。

まだあと1時間近くあったけど仕方ない、体調がイマイチだし暑いし無理は禁物。

帰宅し、トイレをすませ冷房のきいた部屋でごろごろ。
水分も充分にとったし涼しい部屋で嬉しそうな息子。


どうやら最近までの異常な暑さで、学校のプール解放も中止、夏休みに入ってから冷房のきいた部屋にいることが多く、急に暑い屋外にいたせいではないだろうかと推測する。おまけに朝早いのもあり慌ててご飯を食べたので身体がまだ眠っていたかもしれない。
寝不足も少しあったかもしれない。

私は炎天下で配達に行ったりしていたが、息子は家で留守番。
ちょっと身体もなまってしまったかも…

母として夏休みの体調管理に反省するところだけど、この猛暑は本当に困る。
エアコンつけないで暑さを我慢するのも心配だし、冷やしても調子悪いし。

危険危険と言って暑さを避けていれば身体も対応できなくなる…

ほどほどに運動、早寝早起き、栄養と水分、暑すぎる時は涼しいところへ…

なかなか難しいことだ(^◇^;)



せっかくの自然観察会、まだ水中生物に野鳥の観察や植物採取などあったのに、少し参加しただけで終わり残念だったけど中学生も参加できるみたいなので、そのうちまたいつかリベンジしたいと思う。