こぐまのらくがきファイル

日々の出来事、思ったことをつづります。

日本画講座終了しました

2018-11-05 18:38:03 | 絵のこと
6月から全10回の日本画講座が先日終了しました。

ほとんど手ぶらで参加できる市民ギャラリーの人気講座でした。

4年振りの参加の私はまた新鮮な気持ちで制作できました。

講座終了とはいえ、ほとんどが自宅に毎回持ち帰り制作していても完成に至っていない人は少なくありません。

私もまだまだ描きかけです😭

今回の講座では花をモチーフにして下図を描くところから始まり、大下図を写し取る、骨描き、隈取り、水干絵の具、岩絵具、金箔の砂子に金箔の箔貼りなどたくさんの技法や扱い方を学びました。







私の絵は昔からこってり岩絵具を使ってしまうので、今回は金箔は使わず実演を見ているだけでしたが、とても楽しかったです。

基礎から丁寧に教えてくださるので、受講生もたくさん質問して先生はひっぱりだこでした。

なかには 円を綺麗な線で描きたい、直線を定規を使わずに美しく引くにはどうしたらよいか?など様々なこだわりをお持ちの方もみえました。
私も自分の作品にはあまり関係なくても、制作中 耳をダンボにして皆さんの好奇心と講師の先生のやりとりを聞いていました(^^)

膠の商品の説明も改めてあり、各自 画材屋さんに行っても困らないように自宅での扱い方も教えていただきました。



最終日は軽く講評会などをして、今後の制作に向けての話を聞きました。

来年1月末には講座の展覧会があります。
額を付けて搬入します。
その時までに、しっかりと完成しないといけません。

私の完成できるかなぁ(^^;



これは制作中の作品の一部分です。
本当は八割ぐらいまで完成に近づけたかったのですが、半分というところでしょうか。

この講座で学んだこと。

技法はもちろんですが、自分のやりたいこと、描きたいものは何なのか、よく考えること。

失敗を恐れずやってみること。

人に教わるのではなく絵に教えられるということ。

自分の描く絵の中に発見があるということ。

何度も何度も試して模索すること。
描いたり消したり。重ねたり。

試行錯誤することはわかっていましたが、絵に教えられる…絵の中に答えがある…

目からウロコというかなんというか…

心に響く言葉がたくさんありました。

受講生の皆さんの絵や制作する姿にも刺激を受けました。





講座は終わりだけど、描くことはまだまだ終わらないな、と思いました。