Belleの着物生活

いつもはジーンズ、時々きもの。
Belle(ベル)きものサロンの着付師が
日常をお伝えします。

紬でカジュアルに

2012-01-20 | 本日の着物
今日は久しぶりに柄の半衿にしてみました。


この半衿、じつは手ぬぐいです。桔梗柄なので、秋だともっといいのですけどね。手ぬぐいは長さが半衿にぴったりなんです。たて半分にカットして、ちょうど2枚取れます。

私はやっぱり白の半衿が一番好き。顔のいちばん近くに白い色が来ると、レフ板効果で明るくなりますし、何といっても白衿の清潔感に勝るものはありません。

でも、時にはいろいろな半衿で遊ぶのも楽しいかな、と思います。ワンポイント柄の半衿の時は普通に着ますが、柄を見せたい時にはいつもより衣紋を多く抜いて、半衿を大きく見せる着つけにします。今日の衿出しはあまり極端ではありませんが、やはり普通の紬の衿合わせとは違いますね。


うーん、今日はカメラの設定間違えたかな・・・。ひどい画像でごめんなさい。
えーっと、今日の帯は私にしてはかなり派手めですね。実はこの帯、「もう派手すぎて着られないもの」の箱に入れてあったのを、引っ張り出してきたのでした。赤い八寸帯、確かにちょっと若々しいけれど、こんなコーディネートなら許されるかな。
かわいい帯なので、ちょっと高めに締めました。胸の補正もやめて、すっきり若々しくカジュアルな着つけをしてみましたよ
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春色の小紋と名古屋帯

2012-01-20 | 着つけスクール
今日は久しぶりに雨でした。カラカラに乾燥していたので、きっと植物も喜んでいるでしょう。
メダカ鉢も雨にうたれていました。




さて、今日のKさんはきれいな色の小紋でレッスンでした。

ポイント柄の名古屋帯ですが、改良枕を使っているので、柄出しはお手の物。前帯にきれいに柄が来ましたね。


お太鼓の柄は、もう少しだけ下に下げてもいいかなと思いますが、このくらいなら許容範囲内です。お太鼓の柄は下の方に行かない方が良いですからね。
衣紋も抜けているし、背中も皺なくきれいです。

来週は一度ボディに着せ付けをしてもらおうかなと思っています。人に着付けると、手順を客観的に見られて、とても勉強になるのです。もう一段階着つけのレベルを上げるために、頑張ってくださいね。
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美しい姿勢

2012-01-19 | 着つけスクール
一昨日に続き、Fさん2回目のレッスンです。
亡くなったお母様のお着物を着て行きたいと言われるFさん、
今日は大島紬と塩瀬の帯をお持ちになりました。

前回はとりあえず通しで名古屋帯まで行きました。
今日は前準備からじっくりと手順を学んでいただきます。
ひとつひとつの動作が、どういう意味を持つのか、
しっかり頭で理解しながら着つけをすることはとても大切なのです。

塩瀬の帯はするすると滑りやすく、少々扱いにくい帯なんです。
それと、塩瀬の帯は手描きの染め帯のことが多く、
つまりお太鼓柄なんですね。
前帯の柄と、お太鼓の柄を、ちょうど良いところに持ってこなくてはいけません。

そのうえ今日Fさんがお持ちになった帯はちょっと古いものですので、
長さが短めです。
そこでいつもより巻き始めの手の部分を短めに取ったり、
お太鼓の裏側の遊びの部分を短くしたりと、
工夫することが必要になってきます。

でも最終的にはとてもきれいに着られましたよ。





さて、ここで着物姿が美しく見えるポーズについて。
上の2枚の写真を見比べてください。
どちらがきれいだと思われますか。

上の写真は、おまかせのポーズで普通に撮ったもの。
下の写真は、私がいろいろとポーズに注文をつけて撮ったもの。
それ以外に、何の手も加えていません。
はい、当然下の写真の方がだんぜんカッコいいでしょう?
注意したのは以下の点です。

①まず、肩を下げて、肩甲骨をギュッと寄せる
②胸を張って、天に向かって張り出すようにする
③お腹をぐっと締め上げて骨盤を少し前傾させる

これだけでこんなに美しい着物姿になれるのです。
Fさんは少々いかり肩なのが悩み、ということですが、
下の写真ではまったく気になりませんね。

この姿勢を保つためには、背中の下の筋肉を使って
肩を下に下ろしていなくてはいけません。
着物を着ていない時でもこの姿勢をできるだけキープすることで、
確実に背中の贅肉がおちてきれいになれます。

着物を着る方は、着つけだけでなく、
こういったところにもちょこっと目を向けてみてください。
特に写真を撮る場合はぜひお勧めします。
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江戸小紋にひげ紬の帯

2012-01-17 | 本日の着物
レッスンの時の着物です。



江戸小紋に合わせたのはひげ紬の帯。
ちょっと素朴なイメージになりました。
それにしてもこの帯、長いのなんのって、本当に締めにくい

着物と帯が地味なので、帯揚げと帯締めは赤で。


今日は帯は手結びです。
前の記事の写真と比べてみてください。
改良枕と違って、お太鼓がふっくらしあがっています。
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経験者さんのレッスン

2012-01-17 | 着つけスクール
Fさんは今日が第1回目のレッスン。
着物はたまに一人で頑張って着ることもできるけど、やはりきちんと着られるようになりたいということで、受講されることになりました。

経験者といっても、Fさんは基礎からもう一度、ということでしたので、補正や下着の着方、着物や帯の準備の仕方から始めました。

とりあえず名古屋帯までレッスンの時間内に着られました。
きちんと胸の補正をしたので、胸元がふっくらしてとてもきれい。



お母様が作っておいてくださった、とても素敵な赤いストライプの紬。帯はお手持ちのものが短かかったので、教室でお貸しした名古屋帯です。
はっきりした縞ですが、Fさんにはとてもお似合いですね。


少々お手伝いもしたけれど、ちゃんときれいに着られました。
次回からもがんばってください!
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