Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

成長のスピード

2006-11-23 23:36:18 | ちょっと感動
私が元夫の仕事の都合で、ある石油コンビナートの町に住んでいた時、中学生の家庭教師をしていました。

その時、中学2年生だったある女の子が東京の専門学校に進学し、遊びに行こうよとメールをもらっていたのですが、ずっと会えずじまいのままでした。

私は、昨日・今日と連休で、今日、彼女と渋谷で待ち合わせをし、昼ご飯を食べ、明治神宮を経由して原宿、表参道と歩きながら、彼女とたくさん話をしました。

彼女と初めて会った時、彼女は13才でした。早生まれで、体が小さくて、第一印象は「小鹿みたい」

そんな彼女が、保育士になりたいということで東京で寮生活を送りながら学校に通っていて、友達のことや恋愛のことなど結構マメにメールしてきていて19歳の彼女なりの悩みは感じていました。

私が知っている彼女は、末っ子で言葉があまり多くない子だったのに、今日は私がずっと聞き役でした。

話の中心は悩みというより、彼女の不満について。授業中の他の生徒の態度のことや、やる気のない先生の授業や不甲斐ない男子生徒の話とか・・・・

君はいつからそんなにCP(支配的な親)が強い子になったのだ・・・・

正義感と怒りのエネルギーなどそんな激しさをいつの間に蓄えてきたのかちょっと驚き。

でも、話がぐるぐる同じところを回るのよね・・・

あら、私の受け止め方が弱いのかしら・・・。
(産業カウンセラーの試験も年明けにあることだし、傾聴の練習のいい機会かも・・・)

彼女が憤りを感じていることの本質的な部分というのは、実は今も昔もあまり変わらなくて「あぁわかるよぉ、言ってること」って感じることが多かったです。

あんなに弱々しい小鹿のようだった彼女の、ある種の「あるべき論」には、ちょっと感心したりもしました。

しかし、その一方で何か強く囚われていることもあるようで、今後どんな風に非合理的にも飛び出す「あるべき論」を強化していくのかと余計な心配をしてしまいました。

親元から離れて暮らすようになり、親のありがたみを知り、また来年定年になる親に負担をかけまいと自分の将来をきちんと考えるようになって、今年敗退した保育士の試験に合格する為には、どんな風に勉強したらいいのかなどそんな話などもしているうちに日が暮れてしまいました。

出会ってから6年間。いっちょ前に化粧も覚え、車の免許も取って、来年は成人式。男の子から告白されただのなんだの話もうれしそうにするあたりはまだまだ子供っぽいんですけど。

でも彼女なりに、自分のことは自分で考えていて、心のどこかで子ども扱いしていた私の成長のスピードよりも彼女の成長のスピードの方が速いことに気づくのに時間がかかりました(苦笑)。

彼女が帰る実家のある町にはニートが多いそうです。今はまだ就職の決まっていない彼女は私はそうはならないと高らかに宣言していました。

あまり器用ではないものの、自分で考え自分で何かしようという力は持っているようですので初志貫徹することを期待しています。

それにしても「先生は何歳で結婚したの?」とか「何人ぐらい男の人とつきあったの?」などの類の質問は女の子の大きな感心事なんですよねぇ~。

最近、記憶があいまいになりつつあり、恋愛についての彼女からの相談には、曖昧な回答が多かった私です。

彼女の方が恋愛にはポリシーがあってちょっと圧倒され気味でございました・・・(苦笑)

何か感じることがあったらぽちっとお願いします。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヒューレックな人たち(二) | トップ | 明治神宮にて »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ちょっと感動」カテゴリの最新記事