Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

ストローク飢餓

2006-09-22 22:06:27 | TA(交流分析)
人は生まれながらにストロークなしでは生きて行けない・・・

教科書的な例ですが、
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Aちゃんはお母さんとスーパーにお買い物に行きました。スーパーの帰り道に、近所のおばさんに会い、お母さんとおばさんはAちゃんはそっちのけで立ち話をはじめました。
Aちゃんはお母さんに「早く帰ろうよぉ~」と何度も言いましたが、全く聞き入れてもらえません。それどころか、お母さんたちは噂話で大盛り上がり・・・。
そのうちAちゃんはお母さんの手をつねったり、体を叩いたり。お母さんも「やめなさい!」「ちょっと待って!」と強い口調で抵抗します。挙句の果てにAちゃんは「母さんのデブ・ブタ!くそババぁ!」と口汚く罵ったり、お母さんも手を挙げる始末・・・
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Aちゃんが陥っているのが「ストローク飢餓」です。

人は、相手から無視され、何もストロークがないより、たとえ否定的なストロークであったとしてもたくさんストロークを得られれば安堵する。

「そんなばかな!」と思うあなたも、日常生活の中で似たような事例ってありません?

■夫が仕事で多忙な夫婦関係における、妻の湿っぽい感情の絡みつきの後に訪れる夫の爆発を伴うようなやりとり。

■子離れで存在感を失った母と子の関係において、母の窒息そうな感情が絡みついた末に子が決別を言い渡すやりとり。

■不甲斐ない上司とレッテルを貼られた上司からの重箱の隅をつつくような執拗な攻撃に部下が反発するようなやりとり etc.

えっ、例がエグすぎるって?

スミマセン・・・・(苦笑)

ストローク飢餓に陥った人は、不快なストロークで私たちが息詰まるような「ゲーム」を仕掛けてきます。仕掛けられた方も、仕掛けた方も、あまりに濃密で不快なストロークの「迷宮」、そこから抜け出すことに手を焼き、疲弊し、最後は何らかの不快な感情で終わる。

こんな「不毛なやりとり」が良いはずがないとわかっていても、特効薬を試すことなく、繰り返されてしまう不快なやりとり。お互いがそんなコミュニケーションの悪い癖を繰り広げる常習犯。

ドロドロですが、読者の皆さんも経験ありません?

ちなみに、私は、たっぷりありますよーーー(苦笑)。
自分がストローク飢餓に陥ったことも、相手を陥れたことも。
(自慢げに言うなって?)

不快なストロークを仕掛けがちな人は、愛されることを求めがち。

「どうやら不快なストロークの迷宮に入り込んでしまったゾ」と察知したら、冷静になって抜け道を模索しなくては。

どうやって抜け出すか?

特効薬の処方箋、それはまた別の機会に・・・。

不快なやりとりの断ち切り方、知ってみたいなぁ・・・という方はぽちっとクリックお願いします!⇒
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