最近すっかり、ブログの更新をさぼっておりました。
仕事以外での体力の消耗をなるべく減らして、省エネ行動をとっておりました。
実は、7月15日(金)仕事が終わってから、7月16日(土)・7月17日(日)と、陸前高田市に災害ボランティアに行ってきました。
タイミングとしてはこの時期にして、ようやく日程に余裕が持てたため思い切って。
壊滅的な被害の状況もその後の復興の状況も、報道や他の皆様が発信している通りなので記事には書きません。
むしろ、熱中症の危険のある7月~8月にたくさんのボランティアの方が現地に行かれると思うので、気づいたことを書き残したいという一心です。
旅行会社が行うボランティアツアーは、NGOやNPOのような団体とは違って、事前説明会がないので、すでにボランティアに行った方やインターネット上に流通する情報を自分で情報収集することがかなり重要です。
中でもこれからの時期に細心の注意を払うべきなのは「熱中症」。
現地のボランティアセンターの方のご迷惑をおかけしては本末転倒ですから、事前の体調管理や十分な装備に注意と肝に命じて準備をしました。
主に女性の方向けに情報提供です。
役に立ちそうな部分だけ、皆さまのご判断で活用してください。
◆体調管理:
私の場合は、この週は、睡眠時間をなるべく捻出し、念のため日課のランニングを減らして、体力を温存。
女性は生理が重い日は避けた方がいい。2日酔いなんて問題外。
◆移動:
多くがバスでの移動。リクライニング機能が十分ではないので、首や腰の負担を軽くできるようなエアー枕などがあると良い。
冷房で寝冷えやのどが乾燥しないように注意も必要。
私は耳栓持参で、往路もトイレ休憩以外はかなり寝れた方だと思う。車中はいかに寝るかが大切。
◆作業への取り組み方:
炎天下の作業では、7~8割ぐらいの力で臨み、決して頑張りすぎないことと再三注意があった。
監督者の指示に従い、勝手に仕事を変えない。決められた仕事を周囲との連携により集中して行う。
◆装備品について:
私は1ヵ月前から物色を始め1週間前までに調達完了。
8月の夏の休暇に行かれる方は、品切れのリスクに備えて早めに準備したいところ。
短期で行かれる場合は、当日・前日に作業内容を知ることになるので、なかなか装備品は決めにくいもの。
私は友人に勧められて、まずは最低限のものを『ワークマン』で揃えました。
◇帽子・ヘルメット:
作業内容によるが、この日の我々の仕事は炎天下での、土の中からの瓦礫(瓦、ガラス、日用品その他)だったので、帽子で十分だった。
炎天下で、物が飛来しないところでは、女性は農作業用の顔をすっぽり覆う帽子が最強だと思った。私は登山用のもので代用。首の後ろはガードした方がよい(ネックガードなどで)。
作業内容によっては、落下物が頭に当たることもあるのでヘルメットがあればベストとのこと。
◇服装(上):
熱中症・汗対策には綿100%より化学繊維の物が断然乾きがよい。
準備したのは、長袖の綿のシャツ(これしかなかったが着なかった)、軽量涼感系のTシャツ、アームカバー、ナイロン製(ビニール製ではない)のカッパ。
泥跳ねや粉塵がひどい場合は、カッパを着ようと思ったが、その心配がなかったので、Tシャツにアームカバーで作業。休み時間はアームカバーを外して風通しを良くした。
首周りは、汗・日焼け対策で日本手ぬぐいを巻く。
首を冷やすスカーフに冷却スプレーなどを吹き付けて作業をすると幾分楽だった。
サンバーンは心身に疲労をもたらすので、日焼け対策はぬかりなく。
休憩中は風通しを良くすることを心掛ける。
◇服装(下):
スポーツ用のロングスパッツにナイロン製のカッパを重ねばきしました(わりと快適でお勧めできる)。
カッパは透明のビニール製のはかなり蒸れるので断然ナイロン製がオススメ。
◇長靴:
オーソドックスなのは、踏み抜き防止機能のある安全長靴。
私は日本野鳥の会の長靴に踏み抜き防止インソールを敷いて使用。この長靴は折りたたみ式で持ち運びが楽でフィット感も良く、小回りも利くが、足に落下物がある時は全く無力。次回は何らかの対策が必要。
◇手袋:
厚めのゴム手袋を作業日数だけ準備しました(実際は1組で足りた)。
ガレキ運搬に備えて、合皮手袋(手首をマジックテープで締めるタイプ)も準備しましたが出番はありませんでした。
購入したお店の方にうかがったところ、重ねて使うこともあるとのことでした。
◇ゴーグル:
お店の人に勧められて、上下からの異物が入らないベルトで調整するタイプのものを購入。
顔からの汗がハンパではない。眼鏡タイプが快適なのは間違いはない。
コンタクト利用者は必須。眼鏡の上からできるものもある。
◇マスク:
どの作業場でも、活性炭入りの防塵・防臭マスクがベスト。
立体式のものと通常の蛇腹を拡げて使うマスク両方購入。
購入した立体式のベルトで調整するタイプでなかなかフィットせず、立体式でも耳に引っかけて使う物の方が私には合っていた。
上記踏まえて、ブログ紹介を目的とし撮影⇒コチラ
一番役に立ったのは、ワークマンの「クールワークハニカムTシャツ(Sサイズ)」でした。
◇その他:
防水透湿機能の雨具を持参。雨に備えて購入したが出番なし。
◆水分補給・食事
◇水:
1日に1.5Lは最低必要。作業場に入る前に自分で準備することが必須。くれぐれもボランティアセンターの方に補給してもらわないこと。
500mlサイズは、トイレ休憩に立寄る道の駅などでも購入できるが、2Lペットボトルをツアー集合前に持ち込み、携帯ボトルに移し替えて利用している方がいた。
自分で出したゴミも本来は持ち帰りたいところですから、次回は見習いたい。
ちなみに、ステンレスボトルに氷だけ詰めていったのが、帰宅後まで冷えていました。
◇塩飴:
消耗したエネルギー、流した汗によって失われたナトリウムやカリウムを補う飴を休憩時間に口にする。干し梅も活躍。
◇食事:
昼食を出して下さるツアーでは、残さずに食べる。現地の方も、不自由な食事の事情の中で調達して下さっていることを忘れない。
◆作業場への持ち物:
作業場には、最小限の荷物だけ持ち込む。小さ目のリュックやエコバック、ウエストポーチをバスから持ち出し、作業場の邪魔にならないところに置いて作業。ナイロン袋で包んでおくと安心。
絆創膏は必須、除菌用のウエットティッシュ、汗拭き用のウエットティッシュ(サラサラパウダーやメンソールタイプが快適)が便利。冷却スプレーは布に吹き付けて使うタイプが快適だった。
◆写真撮影:
現地の方がいる前での撮影は、心情に配慮して行わないこと。
人物・ご自宅内外がわかるものなどもプライバシーの観点からしないまたは許可を得ること。記念写真も場違い。
(私はバスの中から、数枚撮影しました。近しい友人への情報共有として使わせていただきました。)
取り急ぎメモに残します。
お読みいただきありがとうございます。
↓
仕事以外での体力の消耗をなるべく減らして、省エネ行動をとっておりました。
実は、7月15日(金)仕事が終わってから、7月16日(土)・7月17日(日)と、陸前高田市に災害ボランティアに行ってきました。
タイミングとしてはこの時期にして、ようやく日程に余裕が持てたため思い切って。
壊滅的な被害の状況もその後の復興の状況も、報道や他の皆様が発信している通りなので記事には書きません。
むしろ、熱中症の危険のある7月~8月にたくさんのボランティアの方が現地に行かれると思うので、気づいたことを書き残したいという一心です。
旅行会社が行うボランティアツアーは、NGOやNPOのような団体とは違って、事前説明会がないので、すでにボランティアに行った方やインターネット上に流通する情報を自分で情報収集することがかなり重要です。
中でもこれからの時期に細心の注意を払うべきなのは「熱中症」。
現地のボランティアセンターの方のご迷惑をおかけしては本末転倒ですから、事前の体調管理や十分な装備に注意と肝に命じて準備をしました。
主に女性の方向けに情報提供です。
役に立ちそうな部分だけ、皆さまのご判断で活用してください。
◆体調管理:
私の場合は、この週は、睡眠時間をなるべく捻出し、念のため日課のランニングを減らして、体力を温存。
女性は生理が重い日は避けた方がいい。2日酔いなんて問題外。
◆移動:
多くがバスでの移動。リクライニング機能が十分ではないので、首や腰の負担を軽くできるようなエアー枕などがあると良い。
冷房で寝冷えやのどが乾燥しないように注意も必要。
私は耳栓持参で、往路もトイレ休憩以外はかなり寝れた方だと思う。車中はいかに寝るかが大切。
◆作業への取り組み方:
炎天下の作業では、7~8割ぐらいの力で臨み、決して頑張りすぎないことと再三注意があった。
監督者の指示に従い、勝手に仕事を変えない。決められた仕事を周囲との連携により集中して行う。
◆装備品について:
私は1ヵ月前から物色を始め1週間前までに調達完了。
8月の夏の休暇に行かれる方は、品切れのリスクに備えて早めに準備したいところ。
短期で行かれる場合は、当日・前日に作業内容を知ることになるので、なかなか装備品は決めにくいもの。
私は友人に勧められて、まずは最低限のものを『ワークマン』で揃えました。
◇帽子・ヘルメット:
作業内容によるが、この日の我々の仕事は炎天下での、土の中からの瓦礫(瓦、ガラス、日用品その他)だったので、帽子で十分だった。
炎天下で、物が飛来しないところでは、女性は農作業用の顔をすっぽり覆う帽子が最強だと思った。私は登山用のもので代用。首の後ろはガードした方がよい(ネックガードなどで)。
作業内容によっては、落下物が頭に当たることもあるのでヘルメットがあればベストとのこと。
◇服装(上):
熱中症・汗対策には綿100%より化学繊維の物が断然乾きがよい。
準備したのは、長袖の綿のシャツ(これしかなかったが着なかった)、軽量涼感系のTシャツ、アームカバー、ナイロン製(ビニール製ではない)のカッパ。
泥跳ねや粉塵がひどい場合は、カッパを着ようと思ったが、その心配がなかったので、Tシャツにアームカバーで作業。休み時間はアームカバーを外して風通しを良くした。
首周りは、汗・日焼け対策で日本手ぬぐいを巻く。
首を冷やすスカーフに冷却スプレーなどを吹き付けて作業をすると幾分楽だった。
サンバーンは心身に疲労をもたらすので、日焼け対策はぬかりなく。
休憩中は風通しを良くすることを心掛ける。
◇服装(下):
スポーツ用のロングスパッツにナイロン製のカッパを重ねばきしました(わりと快適でお勧めできる)。
カッパは透明のビニール製のはかなり蒸れるので断然ナイロン製がオススメ。
◇長靴:
オーソドックスなのは、踏み抜き防止機能のある安全長靴。
私は日本野鳥の会の長靴に踏み抜き防止インソールを敷いて使用。この長靴は折りたたみ式で持ち運びが楽でフィット感も良く、小回りも利くが、足に落下物がある時は全く無力。次回は何らかの対策が必要。
◇手袋:
厚めのゴム手袋を作業日数だけ準備しました(実際は1組で足りた)。
ガレキ運搬に備えて、合皮手袋(手首をマジックテープで締めるタイプ)も準備しましたが出番はありませんでした。
購入したお店の方にうかがったところ、重ねて使うこともあるとのことでした。
◇ゴーグル:
お店の人に勧められて、上下からの異物が入らないベルトで調整するタイプのものを購入。
顔からの汗がハンパではない。眼鏡タイプが快適なのは間違いはない。
コンタクト利用者は必須。眼鏡の上からできるものもある。
◇マスク:
どの作業場でも、活性炭入りの防塵・防臭マスクがベスト。
立体式のものと通常の蛇腹を拡げて使うマスク両方購入。
購入した立体式のベルトで調整するタイプでなかなかフィットせず、立体式でも耳に引っかけて使う物の方が私には合っていた。
上記踏まえて、ブログ紹介を目的とし撮影⇒コチラ
一番役に立ったのは、ワークマンの「クールワークハニカムTシャツ(Sサイズ)」でした。
◇その他:
防水透湿機能の雨具を持参。雨に備えて購入したが出番なし。
◆水分補給・食事
◇水:
1日に1.5Lは最低必要。作業場に入る前に自分で準備することが必須。くれぐれもボランティアセンターの方に補給してもらわないこと。
500mlサイズは、トイレ休憩に立寄る道の駅などでも購入できるが、2Lペットボトルをツアー集合前に持ち込み、携帯ボトルに移し替えて利用している方がいた。
自分で出したゴミも本来は持ち帰りたいところですから、次回は見習いたい。
ちなみに、ステンレスボトルに氷だけ詰めていったのが、帰宅後まで冷えていました。
◇塩飴:
消耗したエネルギー、流した汗によって失われたナトリウムやカリウムを補う飴を休憩時間に口にする。干し梅も活躍。
◇食事:
昼食を出して下さるツアーでは、残さずに食べる。現地の方も、不自由な食事の事情の中で調達して下さっていることを忘れない。
◆作業場への持ち物:
作業場には、最小限の荷物だけ持ち込む。小さ目のリュックやエコバック、ウエストポーチをバスから持ち出し、作業場の邪魔にならないところに置いて作業。ナイロン袋で包んでおくと安心。
絆創膏は必須、除菌用のウエットティッシュ、汗拭き用のウエットティッシュ(サラサラパウダーやメンソールタイプが快適)が便利。冷却スプレーは布に吹き付けて使うタイプが快適だった。
◆写真撮影:
現地の方がいる前での撮影は、心情に配慮して行わないこと。
人物・ご自宅内外がわかるものなどもプライバシーの観点からしないまたは許可を得ること。記念写真も場違い。
(私はバスの中から、数枚撮影しました。近しい友人への情報共有として使わせていただきました。)
取り急ぎメモに残します。
お読みいただきありがとうございます。
↓
連休中に被災地のボランティアに行ってるとは驚きでした。
こちらもここ数日は非常に暑い天候でしたので、日陰のない被災地はもっと大変だったと思います。
格好は解体業スタイルですね…。
女性にも力仕事(ということになるのかな?)や周辺作業が回ってくるんですね。
驚きでした。
はるさんの分野的には、年配者向けのメンタル面のケアサポートとかかな?とも思いました。
まだ瓦礫が片付かないというのは報道では流れていますが、どの程度のものか想像付きませんからねぇ。
ボランティアが少しトーンダウンしている状況ですが、まだまだ被災している状況は続いていることを再認識しました。
ほんと、暑い中お疲れさまでした。
頭下がります…。
以前、感銘を受けた医療スタッフとして、震災直後に派遣された方のブログを貼っておきますね。
http://blog.goo.ne.jp/flower-wing
こちらも、今度は8日~10日まで宮城県の
東松島にいきました。現地は、はるさんの記事のように、要注意・熱中症でした
体中を汗が流れどれだけ水分補給したことか!
他の団体では、やはり熱中症の方が出ていました。
それから、作業中に大きな余震が起き、津波注意報が出され、緊張が走りました。
作業は中断し本部へ引き上げ、住民の方も車で高台方面へ非難していき、ここが津波被害の震災地であることを身をもって実感してきまた。
それにしても、一向に収まらない余震。遅々とした復旧作業、気の遠くなるような状況の中で
現地の方たちは頑張っておられます。
今朝のなでしこジャパンの優勝も、最後まであきらめない姿それが希望を呼び起こす事実を教えてくれました。
被災地の方々と共にわれわれ日本人に本気になることの大事さを行動でみせてくれました。
9月に3度目の復興支援に行こうと思います。
お疲れ様です。金沢も暑い日が続いていることでしょう。
陸前高田でのボランティア、様々なことと向き合いました。
割り当てられる仕事についても、どんな仕事であっても対応できるように
準備だけはしたつもりです。
私たちの担当地域は、男女の仕事に差はありませんでしたが、
女性は15分早く切り上げてバスの中で着替えをする段取りでした。
解体業スタイル・・・自分でもそんな感じがしてました(地味に揃えてみました)。
ヘルメットは、岩登り用にいつか購入しようと思っているので、次回はそれを持参しようかと思っているところです。
ふと気がついたのは、「できること」を、清掃作業や力仕事以外の中から探していた自分でした。
「それは誰かがやってくれる、私の仕事じゃない」と無意識に思っていた自分がいました。
でも、自分が持っている資源で、今貢献できるのは
災害ボランティアだったのです。
東京と言う地の利、もともとある体力、融通しようと思えばできる仕事のスタイル(自営業)など、
「できるじゃないか」ってことに気づくのがあまりに遅すぎたということです。
行ってビックリしたのは、女子の多いこと!
老若男女関係ないんですよね・・・
何ができるか考えるよりも、行って考えることもアリだと思いました。
また行くと思います。
お疲れ様です。コメントありがとうございます。
いや~、xc909119さんの事前のアドバイスがかなり心強かったです。
装備品については、ワークマン最強でした!
23区内には思ったより少ないのですが、西荻窪方面に1店あったため
無事準備できました。
ツアー会社は、名鉄観光でお願いいたしました。
すでにリピーターの方も多くいました。
2か所で温泉に入りまして、疲れはさほどでもありません。
自分たちが被災地の方からどう見えているのかは気になるところですが、
1つづつ学んで行きます。
仕事は、土の中からの瓦礫を掘り出しては仕分けするという仕事でした。
短い時間だったのでどれくらい役に立てたかは定かではありませんが、
その場所は、畑のようでした。
一日も早く耕作できるようになればと思い作業しました。
繁忙期の前にまた行きます。