今回の大阪オートメッセの目的は「HSV-010」でした。これで自分が見たかったレースカー、スーパーカーはだいたい見ることができました。あとは、「童夢-零」が見れたらいいなぁと思っていたところでした。
会場をぐるぐるまわっていると「あれ?」という感じでいきなり自分の目の前に鈍い銀色の車体がそこにたたずんでいました。昔、自分が持っていたラジコンカー(銀色)と同じ色で!
このとき興奮して夢中でカメラのシャッターを切っていました。
童夢-零
童夢-零は、童夢代表の林みのる氏が中心となって製作・試作された「和製ミッドシップスポーツカー」です。1978年2月の第48回ジュネーブ・ショーで発表されています。その衝撃は凄いものでした。自分もラジコンカーを買ってもらったときにはカウンタックLP500やフェラーリBBではなくこの車を選んだほどです。
<諸元表>
全長 3980mm エンジン種類 水令直列6気筒
全幅 1770mm エンジン形式 L28型
全高 980mm 総排気量 2800cc 最高出力 145ps
車両重量 920kg
ボディ FRPセミモノコック
タイヤ前後 185-60VR13/225-55VR14
さすがにスーパーカーブーム世代の人間ではないとわからない車です。若い人も「これ、何?(童夢という漢字をみて)なんて読むの?」なんて言っていましたが、「これは凄い車(スペック的にはどうでもよい)なんだよ~」と心の中で叫んでいました。
残念ながらガルウイングドアを開けたり、リトラクタブルライトをあげたりということはしていませんでしたが、その低い独特のフォルムは35年経った今でも存在感があります。