うちの大将はいかなごの稚魚(これをシンコといいます)が大好きなんです
んもう、シンコが売られている間は
毎日それを買ってきて食べるんです
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毎年2月も中頃になってくると、
そわそわしだして市場に走り
毎年シンコがどこよりも一番に売られるという魚屋に行って
買って帰ってくるんです
先日も、やっと出てきたというシンコを買ってきて
晩御飯に食べる予定にしていたのだけど、
何故か晩御飯のおかずが多すぎて食べ忘れてしまったのを思い出し
仕事の合間にそれを出してきたときのこと・・
たまたま、
常連のお客さんに漁師をしてらっしゃるかたがカウンターに座っていて
大将の出してきた“シンコ”に目が止まりました。
「ちょっとそれみせてくれるか」
と言われ、漁師をされている、そのお客さんに見せると
関東方面で捕れたと魚屋が言っていたと説明する大将に
「騙されたらあかん。コレは冷凍保存していた去年のシンコや」と一言。
何がどう違うのかというと、お客様曰く
シンコ独特のにおいと味が無いうえに甘味が無く苦味がある・・とのこと
こういうことをされると、本当のシンコの美味しさを知らない人が
誤解を受けてしまい、シンコは美味しくない・・と思い込んでしまう
と、漁師として腹が立つと怒っておりました
今迄何も知らなかった大将
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以来、漁師さんが言われた解禁日を待ってからシンコを食べることにしたみたいです
イカナゴといえば、シンコが出回るシーズンになると、
あちこちの魚屋でそれを買い求める長い列ができるんです。
そう、神戸のもう一つの名物“くぎ煮”はシンコを佃煮にしたものなんです
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くぎ煮の発生の地は定かではありませんが、
前出の漁師さんがおっしゃるには、垂水漁港で売られていたものが
新長田港や駒ヶ林というところでも売られて、それが全国に知れ渡ったとのこと。。
くぎ煮はそれぞれの家庭で色々な味付けをされて全国へ渡りました。
たぶん、有名になったのは阪神大震災のあった年からではないでしょうか
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私も今年は一度自分で釘煮を作ってみようかと思ってるんです
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うまくできるかどうかはわかりませんが・・・