下柚木の“大学セミナーハウス”に植栽されている「アメリカガシワ(亜米利加槲)」。ブナ科コナラ属の落葉高木でカナダ原産。先日の台風で落ちたと思われる枝にドングリの出来損ないが付いていた。ここの樹は10メートルを超える高木で、見上げてもドングリが付いている様子は見えない。冬に樹の下に落ちたドングリを探すことにしよう。アメリカガシワの材は固くアメリカで牧場の杭(pin)に使われたことから「ピンオーク(Pin Oak)」と呼ばれている。
大塚公園西側の植栽に絡んでいる「ナツフジ(夏藤)」。マメ科ナツフジ属のつる性落葉木本で名前の通り夏に花を咲かせ、秋に長さ10~15センチの豆果を付ける。写真はまだ若い果実で初冬に熟し莢が2裂して種子を飛ばす。次は種子の様子を観察しよう。