高尾山で多く見られる「アズマヤマアザミ(東山薊)」。キク科アザミ属の多年草で、東北地方南部から近畿地方の主に太平洋側の山地の沢沿いや林内に生育する。ヤマアザミが主に西日本で見られることから、これには“東”の名が付けられた。ヤマアザミの総苞片が反り返るのに対して、アズマヤマアザミの総苞片はあまり反り返らない。真冬のロゼットも美しい。これは高尾山“3号路”のもの。
中山地区の家庭菜園で見られる「ツルムラサキ(蔓紫)」。ツルムラサキ科ツルムラサキ属の一年草でその葉を食用にする。花期は夏で先日は黒紫色の果実を観察したが、良く見るとまだたくさんの蕾を付けており、開花しているものを探してみた。ツルムラサキの花は花弁が無く萼片はほとんど開かない。写真は開いているのかどうか定かではないが、この日探した中ではこれが一番開いていると思われる花。盛夏ならもう少し開いた花が見られるかも知れない。花の観察は来年に持ち越し。