元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
散歩道・41~長池かいぼり
長池公園“長池”で先日から“かいぼり”が始まった。“長池”は江戸時代から存在する池で、直下の“築池”とともに別所地区の田畑を潤す水がめとして利用されてきた。
公園情報によると『長池は、国指定文化財として指定されている練馬区の三宝寺池沼沢植物群落に匹敵する自然性の高い池と指摘され、隣接するハンノキ林は環境省より特定植物群落に選定されている。池には古来よりジュンサイやコウホネ等の水草が繁茂し自然の豊かさを誇ってきたが、1960年頃を境に水草が消滅し現在ではアメリカザリガニ、ブルーギル、オオクチバス、ミシシッピアカミミガメ、ウシガエルといった外来生物が定着してしまった。そこでこの環境を改善すべく“かいぼり”を試行し、水生生物相の現状把握と外来種の駆除、底泥中の窒素の除去、失われた水草の“埋土種子”からの復活などを目指す。』としている。
“長池”では2000年の公園開園直前に浚渫作業によって水抜きと底泥除去が行われたが、それ以降は行われていない。予定では水抜き後、池底を天日干しして来年2~3月に水を入れ、捕まえていた在来種の生き物を戻すという。天日干しによって土の中に酸素が入り、土中の窒素は空気中に放出されリンが水に溶けにくい状態になって水質改善に繋がるという。また掘り出した泥を使って浅瀬を作り、ヨシなどの生育を促す。底の泥の中には数十年前に生えていたジュンサイなどの水草の種子が眠っている可能性があり、その泥を水鉢に入れて発芽を観察するという。ここにジュンサイが復活してくれると嬉しい。
公園情報によると『長池は、国指定文化財として指定されている練馬区の三宝寺池沼沢植物群落に匹敵する自然性の高い池と指摘され、隣接するハンノキ林は環境省より特定植物群落に選定されている。池には古来よりジュンサイやコウホネ等の水草が繁茂し自然の豊かさを誇ってきたが、1960年頃を境に水草が消滅し現在ではアメリカザリガニ、ブルーギル、オオクチバス、ミシシッピアカミミガメ、ウシガエルといった外来生物が定着してしまった。そこでこの環境を改善すべく“かいぼり”を試行し、水生生物相の現状把握と外来種の駆除、底泥中の窒素の除去、失われた水草の“埋土種子”からの復活などを目指す。』としている。
“長池”では2000年の公園開園直前に浚渫作業によって水抜きと底泥除去が行われたが、それ以降は行われていない。予定では水抜き後、池底を天日干しして来年2~3月に水を入れ、捕まえていた在来種の生き物を戻すという。天日干しによって土の中に酸素が入り、土中の窒素は空気中に放出されリンが水に溶けにくい状態になって水質改善に繋がるという。また掘り出した泥を使って浅瀬を作り、ヨシなどの生育を促す。底の泥の中には数十年前に生えていたジュンサイなどの水草の種子が眠っている可能性があり、その泥を水鉢に入れて発芽を観察するという。ここにジュンサイが復活してくれると嬉しい。
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カラスノゴマ・3~果実
松木地区の道端に生えていた「カラスノゴマ(烏の胡麻)」。アオイ科(←アオギリ科・シナノキ科)カラスノゴマ属の多年草で果実は長さ4センチほどの少し湾曲した蒴果になる。この中に直径3~4ミリの種子が数個入っており、莢が熟して裂けると飛び出す。黄色い花は下向きにひっそりと咲いて見逃すこともあるが、果実期は茎も赤くなり良く目立つ。
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