高尾山の登山道では「キジョラン(鬼女蘭)」の常緑の大きな葉が至る所で見られる。昨年12月に“3号路”でその種髪を初めて観察できたが、本体の果実は見つからず宿題になっていた。先日の登山でキッコウハグマを見つけた後はひたすらキジョランの果実探し。大きな葉を見つけてはそれをめくって果実の有無を確認しようやく“3号路”で写真の果実を見つけることができた。私が蔓を引っ張って写真を撮っていると、そこに通り掛かった女性登山者が『あら、アケビが見つかったの?』と尋ねてきた。まあキジョランの果実を必死になって探す人は珍しいだろう。果実の長さは12~13センチで既に中央が裂けている。できれば次は果実から種髪が飛び出すところを撮りたい。キジョランはキョウチクトウ科(←ガガイモ科)キジョラン属のつる性常緑多年草。
キク科モミジハグマ属の「キッコウハグマ(亀甲白熊)」。花径は8~9ミリで小花が3つ固まってひとつの花のように咲く。高尾山の“4号路”や“3号路”でたくさんの開放花を見つけて喜んでいたところ、小花2つが咲いてひとつが蕾のものが写っていた。特に珍しいわけではないが、せっかく撮ったので載せておこう。