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サネカズラ・2~果実

 南大沢東緑地の林縁に生育している「サネカズラ(実蔓)」。マツブサ科サネカズラ属のつる性常緑木本で、写真は直径4センチほどの集合果の様子。ひとつの果実の直径は1センチで良く見ると結実しなかった緑色の残骸も残っている。サネカズラは“美しい実が出来る蔓”の意味で、以前は蔓から粘液を採り整髪料として利用していたので「ビナンカズラ(美男蔓)」とも呼ばれている。
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サラシナショウマ・6~両性花

 蓮生寺公園“さえずり橋”下の水辺に生育している「サラシナショウマ(晒菜升麻)」。キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草で、ここでは数株が見られる。何年か前に姿が見えなくなって心配していたが、藪に隠れて咲いていたようで、また生存が確認できて安心している。サラシナショウマには両性花と雄花があり、写真は両性花の様子。花は既に終盤で子房が膨らみ掛けている。主茎の先端の花序にはほとんど両性花になり側花序は雄花が多いが、時々側花序でも両性花のものを見ることがある。
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