下柚木の“大学セミナーハウス”に植栽されているピンオークの下に発生していた「フユノハナワラビ(冬の花蕨)」。ハナヤスリ科ハナワラビ属のシダ植物で草丈は10~15センチ。その栄養葉を見てみると鋸歯はオオハナワラビほど鋭くなくやや丸みを帯びているので違いがわかる。しかしフユノハナワラビとオオハナワラビとの雑種のアイフユノハナワラビがあるというので話はややこしい。更に冬期に栄養葉が紅変するアカフユノハナノワラビ(赤冬の花蕨)もあり、写真の葉の縁はやや紅くなり始めているようにも見える。観察を続けよう。
ハナヤスリ科ハナワラビ属の「オオハナワラビ(大花蕨)」。先日ここ長沼公園“長泉寺尾根”の竹林で花を見つけたが、フユノハナワラビと栄養葉の鋸歯の様子が異なるので改めて掲載した。写真で鋸歯の先端が鋭く尖り細かく裂けているのがわかる。個体差もあるがオオハナワラビは名前の通りフユノハナワラビより、葉や草丈が大きくなる。