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リュウノウギク・4~大平林道

 奥高尾“大平林道”に咲いている「リュウノウギク(竜脳菊)」。キク科キク属の多年草で本州の関東地方以西や四国、九州の一部に分布している。日本固有種で丘陵地の陽当たりの良い岩場や林縁に生育している。頭花は直径3センチほどで舌状花はノコンギクやカントウヨメナよりも太めで丸みがある。葉は長さ3~4センチで3中裂し揉むと樟脳のような芳香がある。
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コダチダリア・3~蕾

 キク科テンジクボタン属の「コダチダリア(木立だりあ)」。中南米原産の多年草で「コウテイダリア(皇帝だりあ)」や「キダチダリア(木立だりあ)」とも呼ばれている。草丈は2~3メートルになり晩秋に直径15~20センチの頭花を咲かせる。写真は蕾だが、花後の若い果実も蕾のように見えるので見分けるために撮っておいた。
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サラシナショウマ・4~花

 キンポウゲ科サラシナショウマ属の「サラシナショウマ(晒菜升麻)」。10~11月に試験管ブラシのような総状花序を出し白い小花を多数咲かせる。小花は直径1センチほどで雄花と両性花がある。花は多数の雄蕊が目立ち両性花には通常は2本の雌蕊がある。写真はどうやら雄花のようだ。萼片は3~4ミリで楕円状の舟形になり、花弁は4~5ミリで先端は浅く2裂している。写真ではやや褐色掛かった舟形の萼片とそのすぐ下に花弁が見える。雄蕊の下に見える花弁は先端が2裂しているのがわかる。萼片と花弁は開花後はすぐに落下するのでなかなか観察しにくい。これは奥高尾“もみじ台北巻き道”のもの。
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ルリマツリモドキ・2~花

 下小山田町の道路脇に咲いている「ルリマツリモドキ(瑠璃茉莉擬)」。イソマツ科ルリマツリモドキ属の多年草で東~中央アジア原産。初夏から晩秋まで長くブルーの花を咲かせる。花は直径2.5~3センチで花冠が5裂した漏斗状になる。秋には紅葉しその中でも花を咲かせている
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サラシマショウマ・3~霧降の道

 長沼公園“霧降の道”で群生している「サラシナショウマ(晒菜升麻)」。キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草で草丈は1~1.5メートル。9~11月に試験管ブラシのような長さ15~20センチの総状花序を出し小花を密生させる。サラシナショウマには両性花と雄花があり、両性花の花序は茎の先端に付くことが多く側花序には雄花が多い。“さらしな”は“更科蕎麦”を思い浮かべるが、本種はその若菜を水に晒して食用にしたことから名付けられている。ちなみに“升麻”は本種や同属植物の根茎を乾燥させた生薬で解熱や解毒などの薬効があるようだ。
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リンドウ・7~大平林道2

 奥高尾“大平林道”の陽当たりの良い斜面に咲いている「リンドウ(竜胆)」。リンドウ科リンドウ属の多年草で草丈は20~50センチで大きいものは1メートルになるものもあるようだ。9~11月に茎頂や葉腋に直径2.5~3センチの釣鐘状の花を咲かせる。花冠の先端は5裂し裂片と裂片の間には三角形の副花冠(付属片)がある。陽が当たらないと開かないので山奥の花は訪れるタイミングが難しい。
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カントウヨメナ・3~中山地区2

 中山地区の農道に生えている「カントウヨメナ(関東嫁菜)」。キク科ヨメナ属の多年草で関東地方を中心に分布している。頭花は直径2.5センチほどで花色は微かに淡紫色掛かっている。関東地方で見られるヨメナ属は本種とユウガギクがほとんどだがユウガギクの舌状花は純白になることが多い。
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キッコウハグマ・18~開花

 キク科モミジハグマ属の「キッコウハグマ(亀甲白熊)」。本州~九州の山地に分布する多年草で草丈は10~30センチ。花期は9~11月だが初秋の頃は閉鎖花ばかりで開放花は晩秋になってからチラホラと咲き始める。開放花は直径8~9ミリで3つの小花から成る。咲き初めは雄性期で紅色の5本の雄蕊が束になった集葯雄蕊(しゅうやくゆうずい)となり、その先端からオレンジ色の花粉を出す。これは高尾山登山道脇のもの。
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シロヨメナ・3~長池公園

 長池公園の遊歩道脇に咲いている「シロヨメナ(白嫁菜)」。キク科シオン属の多年草で“嫁菜”の名が付くがヨメナ属のヨメナやカントウヨメナとは違う仲間。頭花はノコンギクより小振り。葉脈はノコンギクが羽状脈の傾向が強いがシロヨメナは3行脈の傾向が強い。葉を触ってみるとノコンギクはゴワゴワしているがシロヨメナはさらっとしている。
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アイナエ・5~果実

 中山地区の農道で見られる「アイナエ(藍苗)」。マチン科アイナエ属の一年草で草丈は5センチほど。8~10月に直径2~3ミリの小さな花を咲かせる。果実は蒴果で長さは2ミリほど。深く裂けた萼片が残っており雌蕊の2本の花柱が先端で合着しているのがわかる。
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