まずは前の記事をご覧ください。
【思考の違いにネガティブに反応しない】
【共通理解ではなく「違っていて良い」からはじめる】
保護者との協働作業で、なんでも受容する専門家がいます。まずは保護者の気持ちを大切にして本当は共感できない部分があっても、その場で「そうだよねぇ~」「うんうん分かるよ」と言ってしまうのです。これも違いからはじめない、できるだけ共通認識から入るという視点です。これは最初に人間関係を築こうとしても後で崩れてしまうことが大きいアプローチです。
ではいったいどのようにアプローチすればいいのでしょうか。
それは保護者が違った考え方を持つことを受容し、そして専門家としての自分の持っている情報とは違うことも明確にするプロセスです。
よく使う言葉が以下の言葉です。
「お母さんは、○○○の考えていらっしゃるんですね」
「私は、その視点を持ちませんでした。だから今はお母さんと私には違った視点があります。それは普通のことです。」
「それでは、この1ケ月、○○の視点で観察して、また確認しましょう」
また、事前に保護者と専門家間では視点が違ったり、捉え方が違っていることがあることも説明しておくといいでしょう。
どっちが正しいのではなく、療育の中の観察などを保護者も観たり聞いたりしながら、少しずつ同じ視点、共通理解のポイントを探っていくプロセスです。
時には座学形式の研修の中で保護者が気づきやすい内容を伝えていって、押しつけではなく、保護者自身が気づき、そして共通認識の中で協働チームのメンバーとして参加していただくのです。
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