スパイラル呼吸法™講座:第605回「初級:ひねり横腹のポーズ」3月26日
23年前に私はイギリスにアレクサンダーテクニークを学びに行きましたが、これは明らかに失敗でした。でも来てしまった以上、もはやどうすることもできません。今みたくインターネットとスマホでもあれば、すぐに行動チェンジできたはずですが、当時はそうはいきません。
しかも私の心身はストレスでかなり病んでいましたしね。本当に過剰緊張で体がコチコチ無表情、そんな姿を見てアレクサンダー仲間の日本人は私のことをマジメ君と言っていたくらいです。まあ覚悟を決めてとにかくトレーニングは最後までやり遂げるしか選択はありませんでした。
私がアレクサンダーテクニークを本当の意味で体得できたのは、やはりスパイラル呼吸法をやり出してからです。ただしその瞬間からアレクサンダーテクニークの必要性はもはやそれほど重要ではなくなりました。レッスンに来る人にはアレクサンダーのハンズオンワークをすると喜んでくれるので、やってはいますが身体パワーアップの決定的な要因はスパイラル呼吸法にあります。
スパイラル呼吸法の特徴は息を力強く深く吐き出すことに専念します。吸う息は意識しないで吐いた後に勝手に入ってこさせます。すると血液中の炭酸ガスが強制的に排出して、血の巡りが良くなります。まさしく細胞レベルで活性します。
この息の吐き出し方は、最初は私と一緒に現場で、そのバイブレーションを体験する必要があります。来られた方は全員、「まさかこんなことだとは思いませんでした」と驚きます。効果がまるで出ないわけではありませんが、肝心な部分はやっぱりね・・・といった感じです。
スパイラル呼吸法を始めてから5カ月になるところです。やり方も以前よりかなり洗練して迅速かつ、より高い効果を引き出せるようになりました。出版予定の本には、イラストや写真を使っていろいろ工夫して書いていますので、本を読みながらでもかなり再現できるはずです。
今回はパリヴリッタ・パールシュヴァコーナアサナです。
1)息を吐き出しながら左右の腕を内旋。
2)再び息を吐き出しながら腕を内旋。これを20回繰り返しましょう。
3)胴体をひねって左手で左大腿部を引き寄せる。そして右腕を差し入れます。
4)右腕の内旋・外旋を繰り返すと、どんどん深く潜っていけます。そして指先が床に届きます。
5)ここで左腕を後方に送って右脚をできるだけ伸ばします。
6)そして左腕を前方に伸ばします。
(*スパイラル呼吸法は当スタジオ開発のワークです。無断使用は御遠慮願います。)
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吉田篤司