ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

近頃見る 花 実り 風物など 4の2:ガマの穂 オオイヌタデ ヒマワリ カリン 痛い思い 

2015-07-21 07:10:31 | 草花
やはり、昨日、三河でも梅雨明けしていたようです。
若いときとは違って、歳を食べた今は、夏の日差しの強いときに散歩する場合は、相当厳重に身ごしらえを整えて掛かる必要があります。
帽子は要らない、タオルも持たない、半そでシャツに、半ズボン・・・・こんないでたちで外を歩いていたら、たちまち身体に変調を来たし、悪くすると、熱射病で絶命しかねません。

今なら、日光直射から遮断されるようなもので、汗を良く吸う素材に身を包み、歩くようにします。
今回の散歩でも、日が傾き始めた時間を狙って出てきましたが、一つだけ失敗をやらかして、痛い思いをしました。

それは、堤防外にガマの穂を見つけたことから始まりました。心が逸って、知らずに蜂の居住圏に入り込み、きっと巣の周辺を、荒らすか何かしたのでしょうね、
かかとのところを刺されてしまったのです。そこから我を忘れるほどの激痛が起こりました。
刺した蜂は、アシナガバチタイプの、それよりももっと小さい蜂でしたが、とにかくその場から急いで離れました。

こういう事態は想定していないので、薬は持って来ていません。
あたりの雑草を探して、薬になりそうな草を探しますが、こんなときに都合よく薬草があるなんてことは、当然のことですが、ありえませんね。
そこで目の前で盛んに蔓を伸ばしていた、ヤブガラシを使うことにしました。
新しい巻きひげを何本も摘み、若い葉も何枚かちぎり、それらをあわせて揉んで、ペースト状にしてから、かかかとの患部にすり込むようにして塗りたくりました。

この処置が効いたのかどうか、定かではありませんが、とにかく以後の歩行には、なんらの障害も出てきませんでしたが、その2-3日後に患部にかゆみが出てきました。
外を歩くと、思わぬことに出くわすものです。

ガマ ↓

これを見つけて、近づいて写真を撮ろうとして、蜂に刺されたのです。



ヒメガマ ↓

河川敷に別の種類のガマも生えていました。



コムラサキ ↓

道沿いで雑草に混じり、この木が生えています。きっと鳥の糞からの発芽でしょうか。



メキシコマンネングサか ↓

道端に生えるこういう種類は、おそらく外来ものでしょうね。



サンジソウか ↓

堤防外で草むす中で見かけました。増水時に流れてきた種が発芽して、居ついたのでしょうか。



エビヅル ↓

JRの線路脇で、フェンスに絡んでいました。秋に実がなるかどうか楽しみです。



タマスダレ ↓

庭に咲く姿は良く目にするところですが、野原の草むす中で見つけると嬉しくなります。



水門 ↓

川から田に水を引くためにあるのか、それとも田の余剰水を放出するためにあるのか、さて、どちらでしょうか。



オオイヌタデ ↓

堤防上で二箇所、群生していました。念のために葉を噛んでみましたが、辛くもなんともありませんでした。



ガガイモ ↓

ガガイモは盛んに蔓を伸ばし、葉を広げていました。花を探してみましたが、未だ花は咲かずに、僅かに蕾をつけた株が一株見つかっただけでした。



ヒマワリ ↓

畑の隅でヒマワリの大きな株がありました。見上げるほどの草なんて日本ではそうざらにはありませんね。



カリン ↓

ヒマワリの隣の畑で、今度はカリンの実を見つけました。
田園地帯に行くと、畑の隅に、こういう果樹を植えることが、しばしばありますね。
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近頃見る 花 実り 昆虫など 4の1:すいか トマト アオスジアゲハ カタツムリ ユウスゲ

2015-07-20 07:02:13 | 草花
曇りがちで一日を終えた昨日はともかくとして、今日などは朝から強い日差しが来ています。
もう実感は梅雨明けなのですが、まだそのことを正式には聞いていないような気がします。
家の外ではクマゼミがガシガシ鳴いています。

ここのところ膝の養生をしていて、山歩きをしていませんから、その方面のネタにこと欠いています。
そんな中ですので、付近を散歩して得た風物を基にして記事を作ることになります。
身近なものを撮ってきましたが、それで4記事送り出します。

特別に珍しいものはありませんが、この季節を撮り出してはいると思います。
どうか気楽にご覧ください。
すいか ↓

拙庭で山の神様が作っていました。直径7寸程度の玉ですが、甘さのほうはどうなっているのでしょうか。



ミニトマト ↓

長雨だった影響で、野菜の高値が続いています。そんな中ですので、この実りはありがたく感じられます。
お金がどうこうと言うことよりも、掛け値のない鮮度のほうを喜びます。



シキミ ↓

随分花を咲かせた木なのに、実の方は数えるほどしかつけていません。しかし、この実は毒性が強いということですから、実を利用しようと言う気持ちは全然持っていません。



カミキリムシ ↓

付近の散歩に出かけましたが、今回は郊外の堤防まで自転車で行って、そこを基点にして徒歩で周回するという方法を採りました。歩き始めは草むす堤防上でしたが、その草の中にこの虫を見ました。



オオバコ ↓

草むす中で見つけたオオバコの花穂は普通見かけるものよりも草丈が大きく育っていました。
生存競争の激しい中で、生きつないでいる、たくましい姿です。



ヘラオオバコ ↓

外来のヘラオオバコも日本の雑草環境の中で勝負していますが、どうも、分が悪いようです。



クサフジ ↓

これはクサフジでしょうか。カメラの設定を細かく決めることが出来なくて白トビさせてしまいました。



イタドリ ↓

堤防上の草むす道を、草を掻き分け、踏みつけ、しながらゆっくりと進んでいきます。そんな道が800mほど続き、汗を掻き、うんざりしています。
岸辺にはイタドリの花の末期、川の中には時折鯉の姿を見ます。



アオスジアゲハ ↓

草むす堤防上の道をクリアして、やっと畑沿いの道に出ました。花にアオスジアゲハが来ています。
この蝶は素早いですね。



トキワツユクサ ↓

神社に立ち寄ることにします。坂道は薄暗い木立になっていて、道端にはこの花が咲いていました。
これは帰化植物で、今では要注意外来生物となっているようですから、日本国内では邪魔者扱いなのでしょうね。



カタツムリ ↓

最近はカタツムリを見ることも少なくなりました。これは、神社の参道沿いの樹についていたもので、かなりの大きさがありました。



地蔵尊 ↓

西三河地方は信仰心が篤く、旧村落の辻辻に、お地蔵様が祀られていることが多いです。



神社 ↓

神社の拝殿に至る道沿いに大きな山桜の樹がデンと控えています。お参りを済ませてから、また、田の道に出ます。



ヤナギハナガサ ↓

これは南米原産の帰化植物ですが、この地方では線路沿いでこのすがたを良く見かけます。



ユウスゲ ↓

拙庭で咲いた今年の一番花です。
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7/7日 雨の雨生山(うぶさん)その6(最終記事):山頂から下り、途中で道を失い、夜のとばり

2015-07-19 07:18:49 | 草花
雨生山のシリーズは今回で最終記事となります。
雨生山は標高の低い山ですので、山頂だけを目指すならば、すぐにそこに到達できてしまいますが、花などの探し物をしながら歩きますので、寄り道をする分だけ時間が掛かります。

結局山頂に着いたときには、夕方の6時32分になっていました。
この時期ですので日没タイムは午後7時を過ぎてはいますが、このときのように雨の日の場合は、この時間でもすでに、あたりは薄暗くなっていました。
山頂から真っ直ぐ下に降りれば30分くらいで、下山できるので、心配していませんでした。
ところが、今回は雨によって笹が倒れ掛かっていて、道が不明瞭になり、その結果、途中で道が分からなくなってしまいました。

GPSで行動予定線を引いてきていなかったために、軌道修正が上手く出来ず、笹藪の中を彷徨い、泳ぐようにして少しずつ進むような状態になります。
こんな中で、むやみやたらにサルトリイバラのトゲのある蔓に引っかかります。
剪定ばさみを持ってきていないことと、ヘッドライトを持ってきていないことを悔やみますが、後の祭りですね。
最終的には、暗いけれども林の中に逃げ込み(笹が生えていませんから歩きやすくなる)木の間を下っていきます。

そして、30分ほど余分に時間を掛けて、何とか里に下り立つ事が出来ました。時刻は午後7時30分を過ぎていて、あたりは真っ暗になっていました。

シュロソウ ↓

湿地周辺には、シュロソウが生育しています。



一番奥に三ツ瀬明神山 ↓

どういう加減か、約26km先の、三ツ瀬明神山が見えていました。



ギボウシ ↓

山道沿いで、色の深い、ギボウシを見ていきます。



反射板 ↓

桜の園から遠くに見ていた、あの、電波反射板のところにやってきました。期待していたのですが、残念ながら、目立つ花は見つけられませんでした。



コガンピ ↓

蛇紋岩の裸地斜面を登っていると、またコガンピが出てきました。



展望丘 ↓

愛知県と静岡県の県境稜線に着きました。ここでも目立つ花は見つけられません。



宇連山 ↓

宇連山は、三ツ瀬明神山よりも近くて、約21kmほどの距離にあります。
手前は船着山で、宇連山はその上(奥)に小さく見えています。
雨は、一時、小止みになっています。



ツリガネニンジン ↓

県境稜線を、静岡県側に下りて、斜面をトラバースして、雨生山の山頂を目指します。
今年の初もので、ツリガネニンジンを見ました。



コオニユリ ↓

コオニユリは、そんな中で見つけたのです。



ユウスゲ ↓

時間的に最適な条件でしたでしょうか、ユウスゲの、咲いたばかりの花を見つけたのは、午後6時8分の事でした。



キハギ ↓

時間が押していますので、県境稜線に戻り、雨生山山頂を目指します。
道端にキハギが咲いています。



見えてしまった罠 ↓

蜘蛛の巣も、水を含んで、全貌を現してしまいました。これでは役に立ちませんね。



別の蜘蛛 ↓

こちらはジョロウグモ?それともコガネグモでしょうか、やや大型の蜘蛛でした。



雨生山山頂 ↓

今回は山頂が目的地ではなくて、通過地点ですね。時刻は午後6時32分。これから新城側に、真っ直ぐ下っていきます。



カザグルマか ↓

これはカザグルマの花のあとでしょうか。道がなくなってしまい、笹薮をこいでいる中で見つけましたが、辺りが暗くて、フラッシュを焚きました。



暗闇に咲く ↓

山から下りて、山裾の暗い道を歩いて行きます。そんな中ですが、道端で咲くこの花は、何とか見つけられました。時刻は午後7時32分でした。 いろいろ楽しめた山入りでした。
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7/7日 雨の雨生山(うぶさん)その5:林道を歩いて、雨生山の取付に近づく

2015-07-18 07:04:22 | 草花
今度の東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場の従来の構想が頓挫しましたね。
その前日でしたかデザインの選考責任者が、自分はデザインだけの選定に当たったので、工事費がこんなに膨らんでしまったことについては埒の外にある・・・・と言うようなことを言っていました。

今度の見直し決定に総理大臣まで絡ませて、迷走した決着をつけさせたのは大げさすぎましたが、今秋に仕切り直しをするとのことです。
今度は「デザイン」プラス「築造」プラス「工期」の3要素を込みにした一括入札にすると良いですね。

当初はコンパクトで環境に優しいオリンピックを目指していたような気がしました。
新競技場はシンプルな容れ物にしたらどうでしょうか。


”桜の園”は、どちらかといえば、雨生山と言うよりも、金山の山麓的な位置にあります。
そこから雨生山を目指すとなりますと、一旦そこを下ってから、林道を歩いて雨生山の取付口まで近づいたほうが時間的な無駄がありません。
今回はその林道歩きの部分を主体にしてレポートします。

アキノタムラソウ ↓

時刻は午後4時40分、いかに夏至後、日は浅いといえども、雨の日ですので、あたりには早や、夕方近くの気配が漂い始めています。



ウツギ ↓

ウツギは種を作っています。



広い道 ↓

林道は車の往来が少ないようで、車のわだちは草に覆われています。




渋柿 ↓

林道の曲がり角に柿がなっていますが、これは渋柿です。秋に採って来て、渋抜きして食べてみようかな・・・なんて思いながら通り過ぎます。



コゴメウツギ ↓

コゴメウツギはもう花が終わっています。



ツレサギソウ属 ↓

判別の難しい種類ですが、こちらはヤマサギソウ的な姿ですね。



カキラン ↓

湿地の入口にカキランの花が未だ残っていました。



ノハナショウブ ↓

ノハナショウブは今では無残な姿になってしまっています。



沢蟹 ↓

花たちが盛りを過ぎた姿を見せてくれましたが、沢蟹のほうは、今が真っ盛りなのでしょうね。



ヒメヒオウギズイセン ↓

林道脇に南アフリカ産の植物が入り込んでいます。繁殖力が旺盛だそうで、いずれは規制するべき植物でしょうね。



ミツバアケビ ↓

秋の実りが楽しみですね。



ヤマノイモ ↓




ミヤマウズラ ↓

いつもの場所で見るミヤマウズラですが、年々株が小さくなっていくようです。



オカトラノオ ↓

この姿が、本日見る、最も”それらしい姿をした”オカトラノオでした。




湿地 ↓

登山道に入り、しばらく歩いた後に、道からはずれて、樹林の合間の湿地を訪ねます。
秋にはシュロソウ、ホソバリンドウ、コシロネ、ウメバチソウの咲く場所です。



カキラン ↓

今回はカキランの花を見るに留まりました。
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7/7日 雨の雨生山(うぶさん)その4:”桜の園”を一周したあと、一旦下る。

2015-07-17 08:13:45 | 草花
台風11号は、四国・瀬戸内海を抜けて、今朝8時現在では、岡山県内にあるようです。
進行速度が一時間当たり20kmと、相変わらず遅いので、長い時間雨風に曝されることになります。
早く通り抜けて、人畜無害の存在になって欲しいものですね。
被害を蒙った方たちには、お見舞い申し上げます。



桜の園に至る道が何本かあって、その案内看板が必ずしも適当ではなかったように思いました。
と言うのは、今回は、GPSに予め歩くコースを書き込まずに、自由に歩くようにしたのですが、案内看板が、何のために、何を案内しているのかハッキリしなくて、結局、ぐるっとまわって同じところに戻ってしまったからです。
でも、この予定外の道間違いは、必ずしも悪いことばかりではありませんでした。
そのことによって、同じ場所でも、花を見るのに、時間差が出来てきて、ユウスゲの咲きだす微妙な時間に、経時的な変化を体感・確認できたからです。
今回の記事では”桜の園”を一回りしてから、雨生山に登るために、一旦山を下り始める場面までをレポートします。

ラン科ツレサギソウ属を三株 ↓





上の三つは、それぞれ別の場所で見つけたものですが、違いがあるような、無いような・・・・・
とりあえず、三河地方の山地でよく見かける、オオバノトンボソウではないかとしておきます。


虫こぶ ↓

コナラの若い枝に、虫こぶが盛大についていました。こんな若い木に、集中攻撃をかけなくても良さそうに思いますね。


船着山 ↓

この場所から船着山まで、6kmくらいしか離れていません。随分視野が狭まっています。



宇利の集落 ↓

眼下に中宇利あたりでしょうか、集落も湿気で煙っているように見えます。


オカトラノオ ↓

花の時季に遅れてしまっていますので、意地になって、オカトラノオの、”それらしい花”を探して行きます。


ヒメヤブラン ↓

ヒメヤブランの花を、草露の中で見つけました。


吉祥山 ↓

吉祥山は約5km先で、ここまでは見えていますが・・・・・



本宮山 ↓

約12km先の本宮山は、雲に隠れています。


クマヤナギ ↓

クマヤナギの、綺麗な実を見つけました。



イヌザンショウ ↓

この実はイヌザンショウでした。本ザンショウと比べると、かなりアクの強い匂いがありました。




鉄塔の基部 ↓

鉄塔の基部を通り、桜の園から離れ、山道を下って行きます。



コナラの実 ↓

こちらでは虫こぶではなく、ちゃんと実をつけています。



反射板 ↓

こちらの山を一旦下って、雨生山の山頂を目指すことにします。あの反射板も訪ねます。


オケラ ↓

下り斜面でも、オケラを見ていきます。
時刻は16時30分でした。
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