ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

6/7日 鳳来寺山 その5:高座石 鷹打場から東照宮まで セッコク マルミノヤマゴボウ ユキノシタ

2016-06-17 06:36:55 | 草花
天狗岩を後にして、鷹打場を目指します。 まだササユリが頻繁に出てきています。

ササユリの蕾 ↓

蕾のうちから赤いものは、きっと赤い花をつけるのでしょうね。


これは今迄に出逢った内で、一番色が濃いと思えたものでした。



高座石 ↓

この山にゆかりの利修仙人が、この場所で訓戒を垂れたという謂れのある場所です。



東海自然歩道の分岐点 ↓

急斜面を下りると、東海自然歩道と鷹打場との分岐点に来ます。一旦は分岐して、そこが行きどまりである鷹打場を目指すことにします。



鷹打場 ↓

岩の大きなテラスのある場所で、ここに立つと一種の爽快感を味わえます。



鷹打ち場のツツジ ↓

テラスの崖ぎりぎりのところに立ち、下を覗き込むと、色の赤いツツジが岩にへばりつくようにして咲いています。



岩の突起(崖側から) ↓

鷹打場で岩棚の外側から、大岩を振り返ります。背後はぞくぞくするような断崖です。



野鳥の巣箱 ↓

鷹打場での花調べが終わり、東海自然歩道に戻ろうとしています。すぐのところに野鳥の巣箱が掛けられていますが、ご利用はあるのでしょうか。



樹幹のセッコク ↓

東海自然歩道を歩いています。杉の大木の10メートルくらい上の樹幹にセッコクが着いています。



マルミノヤマゴボウ ↓

これはもう既に実になっています。



東照宮鳥瞰 ↓

道はやがて下り始め、東照宮を見下ろしながら、建物に近づいていきます。




拝殿 ↓

東照宮にお参りします。
ここは日本三大東照宮の一つに数えられていて、その三つ(残りは久能山と日光)の東照宮はどういうわけか直線上にあるということでした。




石の鳥居と階段 ↓

お参りを済ませ、石段を下ります。 この石鳥居の上にはセッコクが着生しています。



ユキノシタ ↓

あたりは冷涼の気が満ちています。同時に湿気も保たれているようで、ユキノシタがたくさん咲いています。



参道と合流 ↓

石段を下りきると、スカイラインの終点駐車場から来ている広い参詣道と合流します。



石垣にユキノシタの道 ↓

参詣道の石垣にはユキノシタがびっしりついています。
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6/7日 鳳来寺山 その4:シソバタツナミソウ ササユリ ギンリョウソウ コアジサイ イワタケなど 

2016-06-16 06:51:42 | 草花
鳳来寺山の「山頂」から岩尾根を歩いて、天狗岩・鷹打場を目指します。
その途中がなかなか花盛りの道筋でした。

シソバタツナミソウ ↓

これは葉の斑紋がくっきりしています。



ガンピ ↓




カキノハグサ ↓

この尾根でもカキノハグサはたくさん咲いています。



天狗岩の廃屋 ↓

このあずま屋は老朽化して居て、危険につき、立ち入り禁止となっていました。



天狗岩 ↓

天狗岩から近場の鳳来寺の旧宿坊方面を見ます。



イワタケ ↓

岩に着いた食べられる地衣類。雨水を含んで、柔らかそうです。



ホオノキ ↓

見下ろす位置にホオノキがありましたので、花を探しましたが、花はすでに終わっています。



カキノハグサ ↓




ギンリョウソウ ↓

ギンリョウソウはもう遅かったようでした。



ササユリ ↓













ササユリはこの尾根上で、色の白いものから、色の濃いものなどまで、新しい花が随分出てきました。



コアジサイ ↓

雨に濡れるのを喜んでいるようです。
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6/7日 鳳来寺山 その3:カキノハグサ マメヅタラン セッコクなどを見て瑠璃山 鳳来寺山山頂に至る。

2016-06-15 07:27:23 | 草花
昼食を終わって、雨宿りをしていた岩の軒端を後にして、瑠璃山の山頂に近づいていきます。
山道の急な斜面のあちこちにカキノハグサが出てきました。

カキノハグサ ↓





カキノハグサを見るのに今が一年中で一番花の美しい時季ではないかと思いながら、カメラを構えたりします。花をつけた株数が多いので、えり好みをし始めています。



コアジサイ ↓



山の下の方では未だ蕾のコアジサイが、高度を上げると花を咲かせてきました。



コガンピ ↓

岩のところでコガンピが咲いています。このあとこの木もたくさん姿を見ました。



マメヅタラン ↓

岩上にびっしり着生していて、幸いなことに花もたくさんついています。



ソヨゴ ↓

これはソヨゴの木です。小さな花をつけています。



セッコク ↓

断崖から下を覗き込むとセッコクに花がついています。



ミヤマシキミ ↓

ミヤマシキミに実がついています。ここまで来るとこの山の最高地点まではあと僅かになります。



東海自然歩道と合流 ↓

あの岩のところでがT字路になっていて、このコースの終着点です。あそこから道は左右に通っていてそれは東海自然歩道になります。



東海自然歩道の階段 ↓

今まで歩いた利修仙人コースと東海自然歩道の合流する場所はすなわちこの鳳来寺山の最高地点たる瑠璃山となります。(標高695m)今回は雨のために遠くの視界がありませんので、最高点の岩の上にはいきません。 さっそく現れた東海自然歩道の鋼鉄製の階段を使って次なる鳳来寺山「山頂」のある地点を目指します。



そこから見上げる最高地点 ↓

その鋼鉄の階段から695m点を持つ最高地点瑠璃山の「瑠璃岩」を見上げます。



カキノハグサは次々と・・・・

東海自然歩道は稜線上につけられていますが、そこはカキノハグサの展示場みたいに次から次にと咲いた花が出てきます。



鳳来寺山の「山頂」 ↓

こちらは瑠璃山よりも11メートル低い、標高684mなのですが、場所が広いこともあり、一般的にはここが山頂とされています。
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6/7日 鳳来寺山 その2:利修仙人の護摩所を過ぎるころから空模様は怪しくなり始める。

2016-06-14 12:21:34 | 草花
今回の山行では天気予報で雨の日ということでしたので、初めから普通サイズのこうもり傘を持ち歩きました。
実際に雨空であり、いつ降り出してきてもおかしくはないような状態でしたが、山道の傾斜が急になり出してから、雨粒がポツポツと落ちてきました。

傘を差して山道の登りを歩くのは久しぶりでしたが、カメラが濡れるのが苦になりますね。
レンズは曇るし、やはり雨降りは厄介です。

利修仙人の護摩所 ↓

岩の庇の下に大きな空間があり、ここに利修仙人の座像が置かれています。



右端に利修仙人の座像 ↓

この石像は1600年代の制作だそうです。



背後に文字 ↓
座像の背後に「理趣仙◯護摩所」と彫られていますが、字が違っていて違和感があります。



離れたところに経文 ↓

岩の庇から少し離れた場所にこんな石碑が建っています。
「南無妙法蓮華経」と「南無阿弥陀仏」の筈ですが、こちらでも「南無妙法蓮華経」のほうに「南無」が無いし、蓮華経も「華」の字の筈が「花」となっていて、これも奇妙です。



急斜面にロープ ↓

利修仙人の護摩所を過ぎると急斜面になり、ロープが張られています。



イワカガミの花の後 ↓

イワカガミの群落が出てきますが、もう花は済んでしまっています。



ムギラン ↓

岩盤にはムギランが着生しています。浅黄色の小粒はランのバルブです。



朽ちた木 ↓

岩尾根上に朽ちた木が出てきました。こういう木の樹幹にはよくランが着生するのですが、ここでは見ませんでした。



オオバノトンボソウ ↓

この野生ランには花芽はついていましたが、花はまだ先のことです。



ユズリハ ↓

この山域では岩稜帯でこの木をよく見ます。



岩稜 ↓

時折岩がむき出しになった尾根が現れますが、周りに立木があるので、恐怖感は感じずに済みます。



マメヅタラン ↓

通り道で、岩をへつる時に目の前に小型の野生ランが、花を咲かせて出てきました。



イワガラミ ↓

崖の向こうにイワガラミが咲いています。望遠レンズで引き寄せて・・・。
雨が降って来ていて、カメラ操作が厭わしくなってきています。



雨宿りの岩 ↓

腹が減ってきましたが、傘を差しながら、立ち食いでは味気ないので、この岩に軒を借りて、ランチタイムにします。



蟻地獄 ↓

握り飯をパクつく目の前に蟻地獄がいくつか並んでいます。



ウスバカゲロウの幼虫 ↓

久しぶりで蟻地獄を崩して、すり鉢の下に隠れる虫を掘り出してみました。
掌に載せても、岩の上においても死んだふりを決め込んでいました。






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6/7日 鳳来寺山を利修仙人コースから登り、石段を下りて戻るまで。その1:花が少ない時季です。

2016-06-13 07:19:16 | 草花
※明日の午前中はブログ提供者側のメンテナンスにて記事に入れませんので、その点御不便をおかけすることをお詫びかたがたお知らせしておきます。

記事は午後から閲覧できるようになるそうですので、それ以降にお付き合いくださるようお願い申し上げます。


京都の(山)友達が、三河の鳳来寺山に花を見に来るということになりました。
遠来のせっかくの訪問ですので、空振りがあっては申し訳ないので、下見をして置くことにしました。
その模様を6回に分けてお伝えいたします。

位置 ↓

今更ながらのことですが、鳳来寺山は古くから名前の通った山で、文人墨客も数多くこの地を訪ねています。
昭和に入ってからはブッポウソー(仏法僧)と鳴くコノハズクという野鳥の営巣地としても名前を馳せたということです。
しかし、もう30年ほどになりますが、ブッポーソーの声が聞けなくなりました。



行程図 ↓

車を置いた場所から時計回りで歩きました。この日は雨の予報が出ていて、途中から傘を差して歩いていました。



断面図 ↓

行程の後半は鳳来寺の本堂から有名な長い石段下りとなりましたが、その石段も何か寂れたような感じがしていて、案の定、人には一度も出逢いませんでした。



歩き始め ↓

今回は利修仙人のコースを歩きますので、いつもの通り、山肌にお墓のあるところに車を駐めます。



山に入る場所 ↓

登山者があまり利用しない道のようで、登山道の入り口も実に地味です。



コナスビ ↓

山道を歩きだしても花が出てこないので、こういう花にもこだわりを入れていきます。



ツルアリドウシ ↓

山の斜面側に盛んにツルアリドオシの小さい花が出てきました。



杉の植林帯 ↓

あまり手入れがされていないような感じの植林帯を歩いていきます。



イチヤクソウ ↓


イチヤクソウ近写 ↓

イチヤクソウの咲いている花を見ました。今年の初ものです。



テイカカズラ ↓

樹間のやや遠いところにテイカカズラの花を見ました。



天然記念物境界標石 ↓

ここは名勝天然記念物の区域内になっています。
これから登り一方でぐんぐん高度を上げていきます。途中でやや不明瞭なところもあり、あまり一般向きとは言えない道ですが、静かに山を歩けるコースとなります。
コメント (2)
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