ワールドカップ2日目は、組手(幼年小学生・中学生・高校生・学生の部)の試合が行われました。昨年にも増してレベルの高い、素晴らしい大会だったと思いました。
木元道場では、手島美咲さんが見事優勝。田中和樹さん、長尾凌さんが3位入賞されました。おめでとうございます。
大きな大会で勝ち上がる為には、ご自分の課題をクリアすることだけでなく、やはりどんな相手にあたっても対応できることが必要とされるのだと感じました。
この大会に向けて全ての選手の皆さんが稽古を積まれてきているのですから簡単なはずもありません。そんな中、入賞された皆さんは本当に素晴らしいと思います。
各所で子ども達の涙が見られました。胸がしめつかれるような思いがしましたが、こんなに頑張れるなんて本当にすごいことだと思いました。
私事ですが、うちの息子も型部門に出場させていただき、優勝を目指して稽古を頑張ってきました。ユース合宿に型部門で行かせていただいたこと、木元道場の代表として出させていただけることとなり、本人なりに気持ちを入れて自分の時間の全てを使って練習してきました。多少の小競り合いもありながらも(笑)、毎日朝練をし、走りこみや基礎体力、ノンストップで1時間以上も型をやり込んだりもしました。普段の稽古に加えて、可能な限り、マサトとジョウジと共に一般部の稽古にも出させていただいていました。行き帰りもあえて自分ひとりで行かせることにしましたが、前の公園で遊んでいる子ども達を横目に涙を流していることもありました。県の組手の試合にも出場させていただき型だけに偏ることなく稽古してきました。出場させていただくのに恥ずかしくない稽古をすることは最低条件だと思ってきましたので、最後に合宿で師範から細部にわたり稽古をつけていだだき、「バランスがよくなっている」「よく稽古をしてきている」とのお言葉をいただき本当に嬉しかったようです。試合前にサブアリーナで「木元道場少年部型6人衆」が合わせ稽古をしていただきましたが、鳥肌がたつほど各自上手になっていました。大変だっただけに一緒に頑張って稽古してきた仲間との絆も深まったことでしょう。
実は人前に立つのが何より苦手な息子ですが、「高い壇上で試合がしたかった」と今までになく悔しさを表に出していました。のんびり屋の息子がやっとここまできたかというところですが・・・このような機会をいただけたことを本当に感謝しています。息子には結果を受けて「強くなるために」くじけずに頑張って欲しいと思っています。
今回残念なことに「負けたお子さんにヘッドギアを投げつけていたのを見た」という話が耳に入ってきました。誰よりも可愛いいであろうお子さんのことですので、思いはわからなくもありませんが、誰よりも頑張ってきたのは本人であり、誰よりも悔しいのは本人だと思います。別の形でお子さんを叱咤激励して欲しいものだと思います。
選手の皆様、本当にお疲れ様でした。また夢に向かって頑張っていただけたら嬉しいです。
選手を支えてきたご家族の皆様、ありがとうございました。
ご指導いただきました師範ならびに指導員の皆様ありがとうございました。
朝早くから晩まで大会をお手伝い下さいました50名超の木元道場の審判・スタッフの皆様、本当にありがとうございました。文庫からも沢山の方がお手伝い下さいました。(2日目スタッフの梅本さんには前日の朝、近所のお祭のお手伝いされてるところにお会いしました。そちらも大変だったのに本当にすみません。)
時間を見つけて応援に駆けつけて下さった方もいました。ありがとうございました。
大会を主催・運営していただきました新極真会の皆様、選手の皆さんの輝ける場所を与えていただきました全ての皆様に感謝いたします。押忍
夏合宿で、ドリームカップメンバーの皆さんとまじって頑張っている姿、頑張りすぎて稽古に入ることができず、じっとだまって遠くを見つめながら一人自分の心と闘っている姿は、思い出してもうるうるしてしまいます。
子どもの為にとサポートする親御さんも本当に大変だと思います。
入賞された皆さんも勝ったり、負けたりを経験されていらっしゃることでしょう。その度に喜びや悔しさを共に受け止めていらっしゃるのだろうと思います。お子さんの成長とともに親御さんも成長されるのだと思います。私はいつも自分が子どもの成長についていけているのだろうか?と悩みます。本当にだめ親なので。でもそこを少しでも頑張らないと小さな子どもはいうことを聞かせることはできても思いは伝わることができないと思っています。
篠さんはお若いですが、4人のお子さんをお持ちできっと素晴らしい経験を沢山されているのでしょうね。本当にうらやましいです。トオタ・ユキノ・カンタ・コウタ君の未来が素晴らしいものとなること、空手を頑張っていることが少しでもその力になることを祈っています。本当にお疲れ様でした。