10月14日(日)に行われた第1回藤沢大会は、開催場所が初めての地であることもあって、文庫からの出場者は少数精鋭で挑みました。大人の出場者は無し、運動会が前日の為、雨で順延することも考え出場を断念した子もいたようです。
スタッフとして参加させていただきましたが、上大岡駅から湘南台駅まで市営地下鉄に乗り換え22分。湘南台駅からバスで5,6分。バス停から徒歩5分と思っていたよりはずっと近く感じました。(帰りのバスはちょっと少なめでしたが)
会場はとても立派な体育館で、大きな駐車場があります。多くの方が車で来場されたようでした。初めての場所なので、ご父兄の皆さんは念のためかなり早くに到着されていたようでした。子ども達の意志と勇気を応援・後押ししてくださって、本当に頭が下がる思いです。
文庫は今回、型部門で梅澤彩音さん、竹内瞭太くんが優勝。組手部門で梅澤彩音さん、高梨涼くん、松本力丸くんが優勝と20部門中5部門優勝という結果でした。木元道場全体の結果はこちらです。入賞された皆さん、本当におめでとうございました。
出場した全員がよく頑張っていました。入賞できなかった子ども達はかなり落ち込んでいましたが、みんなよく稽古していましたし、強い相手によく戦っていました。特にアヤと決勝で同門対決となったショウタですが、保本先生や茂木先生にお褒めの言葉をいただきました。私が言ってもなかなか信じてもらえませんが(笑)、先生達の方から「ショウタくんいいですね~」とお声かけいただきました。継続して頑張っていると勝敗に関係なく、認めてくださる方がいるものです。
また優勝したアヤも直後、いつもの笑顔はなく、複雑な表情をしていました。そんなアヤも本当に沢山の涙を流しています。他のよく優勝していると思われている選手の皆さんも同じです。先日の県ウエイト制大会の後、道場にトロフィーを持ってきてくれたとき、アヤがぽそっと言いました。「アヤ、上のクラスでは初めての優勝なんだ・・・。」と。きっとアヤも毎回相当の気持ちでのぞんでいるんだとその時改めて思いました。きっとすごくこわいに違いないと。
勝敗は紙一重のときもあります。「旗が5:0だったから・・・」との声もありましたが、僅差の旗がたまたま5本揃うときもあるでしょう。審判の皆さんも本当に悩まれるときがあると聞きました。
昨日、選手係をしているとき、すぐ後でこんなこともありました。顔面殴打で残念ながら減点になり負けてしまったオレンジ帯の少年にお父さんが話しかけていました。「顔を叩いたらだめなんだよ。試合では反則になって負けてしまうんだよ。今度からは叩かないようにしようね。また頑張ろう。」本当に落ち着いた口調で、優しく語りかけていました。男の子は泣き続けていましたので、どこまで伝わっていたかはわかりませんが、私は息子にそうやって優しくばかりはできなかったので、すご~く尊敬してしまいました。
試合に出るからには勝ち負けにもこだわり、悔し涙を流すことも必要だと思います。わかっていても一生懸命やってきたからこそ悔しいのだと思います。そういう経験は宝だと思います。子ども達はとにかくトロフィーや盾が大好きです。でも負けたら自分に何も残らないのではありません。そのことを伝えてあげられること、立ち直ることを見守ってあげられるのは大人の役目ではないでしょうか。こんなことを書きながら、帰って息子にさっそく小言を言ってしまった私ですが(汗)・・・これからも悩みながら一緒に歩んでいけたらと思っています。
選手・ご家族の皆様、本当にお疲れ様でした。
審判・スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
応援に来てくださった皆様、本当にありがとうございました。
師範・指導員の先生方・事務局の皆様、本当にお世話になりました。
12月に行われる次の内部試合の用紙もきています。もしよかったらぜひ!!
押忍